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 ひかり444号は700系による運転です[①]。これに姫路まで乗り、姫路からはサンライズ瀬戸号に乗車して東京へ帰ります。今回の九州旅行も、いよいよ終盤という段階に入ってきました。

 「夜遅い時間帯の新大阪行き(=東海道新幹線に入らない)のひかり号だし、まあ、お盆と言ってもそんなに乗るものでもないんだろうな」と思っていましたが、昨日、なんとなくひかり444号の空席照会をしてみると、普通車指定席は満席という表示が出たため、正直、驚きました。たしかに車内はよく混んでいて[②]、また、車内放送でも「本日、この列車の(普通車)指定席は満席」と案内していました。

 ただ、私が乗っていた6号車について言えば、最後列の座席はずっと空いていて(調整席?)、また、下車駅である姫路まで、私の隣の席に誰かが座ってくるということはありませんでした。

 ひかり444号に乗っている間、私がずっと思っていたことは「とっととサンライズ瀬戸号に乗りたい」。普通は、旅をしているときは、「この楽しい旅はまだ終わりにしたくない」と思うものなんですが、殊に今に関しては、もうだいぶ疲れてしまっているので、「早くサンライズ瀬戸号に乗って、家に帰って、自室のベッドで寝たい」というのが本心でした。

 広島、福山、岡山と停車して、23:01、列車は姫路に到着します[③]。ひかり444号の後ろをみずほ608号が追いかけてきていますが、ひかり444号は、終点の新大阪まで、みずほ608号に追い抜かれることなく逃げ切ります。






















 姫路駅にやってきました。新幹線で関門海峡を越え、一気に兵庫県内までやってきたというところです。下関ぐらいならともかく、姫路までやってくると、もう九州という地が物凄く遠いものに感じられて、「ついさっきまで九州にいた」ということが、急に信じられなくなってきます。

 ひかり444号は姫路を23:02に発車しますが、これが姫路駅の上りの新幹線の最終列車です。上で記したように、その後ろをみずほ608号が追いかけてきていますが、同列車は姫路には停車しないため、ひかり444号が最終列車となります。上りの新幹線の列車が発車する11番線ホームにある発車標から、一切の表示が消えてしまいました[②]

 新幹線改札口の様子[③]。上り列車は既に終了し、下り列車も、23:15発ののぞみ131号岡山行き、23:20発のこだま773号岡山行きの2本を残すのみとなっています。人数(ひとかず)も少なく、残された2本の下り列車を待っているであろう人が、数人見られるだけでした。

 もう触れてしまっていることですが、姫路からは23:35発のサンライズ瀬戸号に乗り、東京へ帰ります[④]。当サイトの旅日記を読み漁られている方々はご存知のことかと思いますが、2010年8月の旅、2011年4月の旅、2011年8月の旅、2012年8月の旅と、私は本当によくサンライズ瀬戸・出雲号に乗っています。まるで「西日本方面を旅するのならば、必ずサンライズで帰れ」という呪縛にでもかかっているかのようです(笑)

 私も私で、「可能な限り、旅の最後は夜行列車で締めくくるべし」という考えを持っているので、そういう考えも手伝って、私はサンライズ瀬戸・出雲号と深い縁を築いています。サンライズ瀬戸・出雲号を旅の最後の列車とするべく、わざわざ新大阪から姫路へ迎えに行ったり、名古屋から三ノ宮に迎えにいったりということも、私はためらうことなく平然と行います(そこまでして乗らなきゃならんのかと言われそうですな)。

 駅の北口[⑤]。この入り口の左側には、piole(ピオレ)という駅ビルがあります。この入り口は2段構造になっていますが、上部(2階部分)は「姫路城を望める展望デッキ」とされているそうです。なお、肝心の姫路城は、現在改修工事中です(2013年10月現在)。

 ここで1つご案内を。駅構内にある売店(コンビニ)というと、往々にして営業終了の時刻が早いもの(22時までとか、23時までとか、そういうのが当たり前)ですが、姫路駅の売店(ハートイン)は、日付を越えて0:30まで営業します。そのため、23:35発のサンライズ瀬戸・出雲号に乗る場合でも、駅構内で夜食や飲み物の調達ができます。駅の外のコンビニまで行かなくて済むのは嬉しいですね。

 これから乗車するサンライズ瀬戸号は、5番線から発車します[⑥]。5番線・6番線のホームは、山陽本線の上り列車が発車するホームですが、発車標に出ている列車は、23:35発のサンライズ瀬戸・出雲号のみとなっています。

 意外なこと(私はそう思った)ですが、実は、姫路駅を出る山陽本線の上り列車の最終列車は、このサンライズ瀬戸・出雲号なんです。普通列車系統の上り最終列車は、23:21発の西明石行きです。姫路駅、それも山陽本線で23:21発が最終列車というのは、ちょっと早いのではないかと私は思ったんですが、需要を鑑みると、そうなってしまうんでしょうか。1本くらい、0時台にあっても良いのでは、と私は思いますが。

 10号車の乗車位置で列車の到着を待ちます[⑧]。上りのサンライズ瀬戸・出雲号では、10号車は、サンライズ瀬戸号のソロの車両となっています。

 23:33、14両という長い編成で、サンライズ瀬戸・出雲号がやってきました[⑨]。今回の旅における、実質上の最後の列車です。


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