緒方駅にやってきました。・・・と言っても、特に何か目的をもってこの駅にやってきたというわけではないんですが。
この後は人吉行きの九州横断特急5号に乗って、一気に人吉まで移動します。それなら大分から九州横断特急5号に乗っても良かったのでは、という声が聞かれそうですが、同列車の大分発車時刻は15:03。にちりん83号で大分に到着したのは13:20なので、そうすると、大分駅にいる時間が1時間43分にもなってしまい、あまりにも長くなってしまいます。
そこで、大分14:30発の普通列車に乗って緒方まで来て、緒方から九州横断特急5号に乗るという選択をしました。こうすれば、大分駅にいる時間を短くできますからね。なお、緒方から九州横断特急号に乗る副次的な効果として、特急料金が少しだけ安くなりました。
特急停車駅といっても、辺りは閑静そのもの。すぐ駅前を通っている道も、人はおろか、車もあまり通りません。そんな環境にある緒方駅の駅舎は小ぢんまりとしていて[④]、この静かな空間によく似合っています。
さて、大分駅にいるときに既にご案内したことですが、豊肥本線は、2013年8月4日に大雨で不通になっていた区間が復旧し、晴れて全線で運転ができるようになりました[⑦]。九州横断特急号は、熊本〜大分間の豊肥本線を全線を通して走る列車ですが、不通区間があったときは、人吉〜宮地間と豊後竹田〜別府間の2か所でそれぞれ運転していました(ゆえに”横断”とは名ばかりだったわけです)。
そろそろホームに向かいますかね。先ほど乗った豊後竹田行きの普通列車は緒方15:28着で、これから乗る九州横断特急5号は緒方15:52発[⑧]。良くも悪くも、その間は24分しかありません。もう少し時間があれば、駅の周辺をぶらつくこともできたんですが、24分ではちょっと短すぎます。
九州横断特急5号が、3両編成のキハ185系でやってきました[⑨]。個人的には、キハ185系というと、やはり四国を走っている車両という印象があります。しかし、当のキハ185系は、真っ赤な塗装を施されたり、木を多用した内装に改められたりと、すっかり九州の色に染まっています。
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