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 辺りは真っ暗で、またトンネルがとても多い。夜の新幹線というのは、正直、乗っていても退屈でしようがありません。

 九州新幹線の部分開業の区間の駅は計5つですが、鹿児島中央、川内、そしてこの出水[①]は、既存の鹿児島本線(肥薩おれんじ鉄道)の駅に併設しての開業でした。残りの2つ、新水俣と新八代は、新幹線としての駅が開業するにあたって、在来線としての駅も開設されたという駅です。つまり、新幹線のみの単独駅はなかったというわけですが、後発区間の新八代〜博多間には、新大牟田、新玉名という2つの単独駅があります。

 新幹線に乗っていると、LEDの情報表示機を流れるニュースに目が行くことがありますが、「西日本新聞ニュース」とは・・・?[②]新幹線の車内で流れるニュースというと、私は今まで産経・読売・毎日の3社しか見たことがなかったんですが、九州新幹線では、西日本新聞が提供するニュースを流すんですね。そういえば、西日本新聞といえば、九州のブロック紙ですからね。

 21:03、川内から45分で、下車駅の熊本に到着しました[③]。九州新幹線の途中駅では唯一、みずほ号を含めた全列車が停車する駅です。

 JRの熊本駅は中心市街地から外れたところにありますが、それでも人口約74万人の熊本市の代表駅であることはたしかなこと。在来線との接続のこともありますし、個人的には、新幹線の駅が”新熊本駅”などと称して、別のところに設けられなくて良かったな、と思っています。「熊本」という既存のターミナル駅に直接乗り入れることができたことの意義は大きいでしょう。

















 九州新幹線の駅の中でも、熊本駅は特に凝った駅ではないかと思います。駅のホームの照明というと、普通は横長の白色蛍光灯ですが、熊本駅の新幹線ホームの照明は、照明が丸型で、また色として電球色のものも使用されていて、ホーム全体が何となく黄色がかっています[②]。そしてよく見ると、それらの照明は全て上(天井)を照らしていて、いわば間接照明のようになっています。その分、ちょっと暗いと言えばそうなんですが・・・。

 新幹線改札口の様子[③]。8月17日ということで、Uターンラッシュが既に始まっているころではありましたが、夜になって、もう山陽新幹線に直通する列車もないからか、この時間帯は熊本駅と言えども、こんな具合にがらんとしていました(まあ、次の列車までかなり時間があるということもあるでしょうが、それにしてもがらんとしています)。

 この旅日記の中でも何度か触れていることですが、JRの熊本駅は、街の中心部から外れたところにあります。駅の正面入り口にあたる白川口から出てみても、たしかに、「人口約74万人の政令指定都市の代表駅にしてはなんだかなあ・・・」と・・・[④]
















 もっとも、私は繁華街で買い物をするとか、飲み食いをするとかいうことはないので、駅前がどうなっていて繁華街がどこにあろうと、宿泊するホテルが駅の近くにあってくれればそれで十分です。

 今日のお宿はJR九州ホテル熊本[①]。JR九州の系列のホテルということで、名前の通り、熊本駅のすぐ近くにあり、駅から徒歩1分もあればたどり着けるという立地が特徴です。部屋はこういう感じ[②]で、部屋の中はいたって普通なんですが・・・。

 今回は、「【鉄道ファン必見】トレインビュープラン」というプランで予約をしたので、今日の部屋からは、窓越しに熊本駅のホームを見ることができるようになっているんです[③]。熊本駅を発着する列車の様子、ホームを歩く人の様子が見られて、たしかに面白かったです。

 ちなみに、熊本に到着する最終列車は、博多からの特急有明7号で、到着時刻はなんと1:48。これが到着するところも見てみようかと思っていましたが、いくらなんでも遅すぎるのでやめました。


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