●2月23日●
Page:11

※各画像はクリックすると拡大します。



       






 美唄〜砂川間だけですが、オホーツク3号に乗ります。もちろん自由席ですが。今の時点ではそれなりに混雑していても、北へ向かっていくたびに乗客は減っていくのだろうなという想像は容易につきます。特に今は、ライラック号・カムイ号の減便を受けて、オホーツク号や宗谷号が、札幌〜旭川間における特急30分間隔運転の実施のために使われることもありますからね。

 もうすっかり夜なので、外は何も見えません。ただ暗闇の中にあっては、車内の光に照らされる線路は目立ちます。小樽〜旭川間は複線になっているので、反対方向の線路がこちらに寄り添ってきます。

 オホーツク3号を砂川で下車。この列車の旅路はまだまだ続き、終点の旭川までは、あと4時間30分以上がかかります。




                     












 今では函館本線単独の砂川駅ですが、かつてはここから歌志内線と函館本線上砂川支線が分岐していました。そのように他の路線が接続している場合は、下車をするための動機となるのですが、殊に単独の駅となると、なかなか降りる機会に恵まれないというのは、乗り鉄としての宿命かもしれません(札幌〜旭川間でも、岩見沢、滝川、深川は他の路線がある)。

 特急停車駅ですが、駅前はお世辞にも賑わっているとはいえず、看板だけが煌々と灯っている駅前旅館は、冬期休業ということなのか、それとも休業日なのか・・・(しかし、年末年始以外で宿泊施設が休むというのは?)。駅前を通る国道12号線は、等間隔に置かれた街灯の光はありますが、建物の光は少なく、やはり薄暗いです。

 定期券購入申し込み用紙の記入例が置かれていましたが、そこに書いてあった住所は、「札幌市東区北12条東5丁目9-7」。サンプルにしてはあまりにも具体的すぎる住所なので、Google Mapで調べてみたら、特にJR北海道の本社所在地とかでもなく、地下鉄東豊線の住宅街が当たりました。それならどこどこの1-2-3等で良い気もしますが、なぜこんなに”リアル”なのでしょうか。

 駅構内のスピーカーはナショナル製。Nマークが見えます。国内電気製品のナショナルブランドがパナソニックブランドに移行してから久しいですが、なんやかんやでまだまだナショナルロゴを見る機会は少なくありません。放送用スピーカーなどの特殊用途の場合は、一般的な家電製品と違って、10年や15年で置き換わるわけでもないでしょうしね。

 特急停車駅の砂川駅ですが、日祝は無人駅、平日も朝と夜は駅員はいません。そして自動改札機もないので、切符に入鋏されることもなく(今回は北海道フリーパスですが)、そのままホームに向かいます。




           








 ライラック40号で札幌へ移動します。車内の情報表示機に目をやると、今度のダイヤ改正でオホーツク号と大雪号がキハ283系に置き換えられることが案内されていました。なおJR北海道では、意味があるのかないのかは分かりませんが、気動車を指す記号としての「キハ」はつけず、283系と表記します(他の気動車でも同様)。

 すれ違う列車が増えてくると、この列車が札幌圏に入ったことを感じます。札幌駅では2番線に到着し、ライラック40号での移動は終わりました。かつては2色構成だった普通車の座席が、いつの間にか789系1000番代のそれに近いような色合いのもの1色だけに変わっていましたが、グリーン車の座席も、革張りであったものが、布張りのものに変わっていました(まあ、末期はひび割れだらけでしたから・・・)。


TOP                    10  11  12

DISCOVER どこかのトップへ

66.7‰のトップへ