関東に在住していたころはそれなりの頻度で行っていた北海道も、大阪に来てからは、どうもあまりにも行きづらくなったこと、
また時限付きの関西在住であることで、東日本よりも西日本を開拓すべしと思っていたことから、すっかり足が遠のいていました。
とはいえ、北海道への興味が消え失せたことはなく、彼の地へ足を運びたい、北の大地を旅したいという思い自体は、ずっと健在でした。

そのような中で、留萌本線が2023年3月31日限りで石狩沼田〜留萌間が廃線となること、またそれに先駆けた3月のダイヤ改正で
キハ183系が定期運用を終了するという情報が入ってきたことから、ひとつこれは行くべききっかけになるかな、と考えました。

その折、2023年2月の後半に飛び石連休の間を休むことで4連休が確保できる見込みも立ったことから、私の思いは定まりました。
「大阪からではアクセスしにくい北海道ではあるが、重い腰がと言っている場合ではない。今こそ北の大地を目指さねば」と。

冬の北海道に向かうのは、2018年2月のあの旅以来、実に約5年ぶりのこととなります。
すっかりご無沙汰になってしまった冬の北海道の魅力を再確認する、という役割も兼ねたこの旅は、私に久方ぶりの”凍てつく大地”を
鉄道で駆け巡る楽しさを教えてくれる時間にもなりました。


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