そのような中で、就職活動終了後の旅の第一弾として、同年11月上旬にかつての寝台列車たちを見に行くという旅を 実施しましたが、それは期間としてはせいぜい6日間程度の比較的小規模な(昔なら大旅行と言えたのでしょうが)旅行であり、 私を真の意味で満足させるものでもなければ、”学生時代最後の旅”になりえるものでもありませんでした。 「学生時代の最後を飾るにふさわしい旅とは何なのか・・・?」、「大学生をやっている今だからこそできる旅って?」、 「JR線の全線乗車を果たした今、自分は”旅”に何を込めるべきなのか?」、「思い出にも、記録にもなる旅ができるか?」・・・。 そうして、学生時代最後の旅について思案していくうちに、私は、以前からぼんやりと考えていた、ひとつの骨子を思い出しました。 「日本のあらゆるところに行ってきて、47都道府県も全部訪れたけど、それを一度にやり遂げたら、絶対面白いよな」。 鉄道好きとして生きてきたこと。(良くも悪くも)国内旅行専業で、ずっと日本と向き合い続けてきたこと。 約2か月に及ぶ、極めて長い春休みが控えていること。いつか来るそういうときのために、とウン十万円貯めてきたお金があること。 これら諸々の条件を勘案した結果、私が導き出した「学生時代最後の旅となる”集大成”」は、こうなりました。 「沖縄を含めた47都道府県を一気に訪問し、南から北まで縦横無尽に駆け巡る、まさに日本を縦断する大旅行」。 「しかし、ただそこ(駅)を通過しただけで”訪問した”とするのでは面白くない」ということで、今回は次のような要件を置きました。 ”各都道府県の代表駅では必ず下車し、これをもってその都道府県の制覇とする(その駅を単に通過するだけでは認めない)”、 ”各代表駅は、極力一筆書きの乗車券に組み込むこと”、”その地を制覇した証拠として、代表駅のスタンプと下車印を集めること”。 沖縄・那覇発、北海道・札幌行き。訪れた都道府県の数、47。乗車した列車の数、約135本。総費用、軽く40万円超。 18日間に渡る壮絶なる日本縦断紀行。我が鉄道趣味、そして旅人としての生き様の集大成が結実します。 TOP 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 DISCOVER どこかのトップへ 66.7‰のトップへ |
2017年8月に、就職活動をどうにか逆転本塁打で締めくくることができた私は、ほぼ”大学の卒業待ち”状態にありました。