まだ見ぬ九州の鉄道を求めて・・・
九州初上陸!夏の南国の地を駆け巡る旅


水平線が綺麗にくっきりと見える、241Dから見る大村湾。
大村線は、ごくごく普通の単線・非電化のローカル線と思っていただけに、大村湾の景色はまさに意外なものでした。
彼杵駅停車 14時32分、列車は彼杵駅に到着しました。
車内放送で「まもなく、そのぎです。」と流れた時には、「そのぎ・・・、漢字では園木って書くのかな」などと思っていましたが、実際は全く違って「彼杵」

「かれぎね」と思ってしまいました。
停車中・・・ ただいま彼杵駅に停車中。画像は、進行方向左側、ホーム側のものです。
ここで頭の向きを変え、右側に向けてみます。すると・・・?
右へ 座席と向き合い・・・
更に右に 更に右へ・・・
右へ右へ 反対側の座席が見えるくらいにまで頭を回転させて・・・
おや・・・? 窓をのぞいてみると・・・
大村湾 果てしなく広がる海が見えます。

今は走行中ではなく、駅に停車中なので、この雄大な大村湾をじっくりと眺めることができます。ただ、241Dは彼杵駅に1分も停車しないのが残念です。

今回はできませんが、彼杵駅で下車すれば、更に時間をかけて大村湾を眺めていることもできそうです。
下車後、列車が発車すれば、気動車のエンジン音も聞こえなくなるので、大村湾のさざ波の音が聞こえたり・・・するのでしょうか。
棚田はあるかな? 彼杵〜千綿間で、私が座る進行方向左側の車窓に見えた、小高い丘。
ぼんやり、なんとなくではありますが、ところどころに不自然に伸びた芝があるように思います。丘の面で芝を伸ばす理由はありませんから、その伸びた芝とは棚田かもしれませんね。

車窓では、ちょっと見上げたような形になってしまい、棚田かどうかの確認はできませんでした。
国鉄色! 竹松駅では、佐世保線直通の佐世保行き上り列車と交換をしますが、その交換相手は国鉄急行色に戻されたキハ66・67形でした。

現在乗車中の241Dに乗車する前、「241Dに国鉄急行色のキハ66・67形でも来ないかな〜」などと淡い期待を抱いていましたが、乗ることはできなくとも、別の列車に充当されているところを、窓越しながら見ることができました。
さよ〜なら〜 こちらよりも、向こうの交換相手の列車が先に出発してゆきました。

キハ66・67形は急行型車両ではありませんが、キハ58系などの急行型気動車がほぼ全滅という状況になった今、国鉄急行色に戻されたキハ66・67形は「国鉄急行型気動車を思い出させる」車両だと言えそうです。
諏訪駅 14時52分、諏訪駅に到着。

「諏訪」と聞くと、中央東線の上諏訪駅、下諏訪駅が最初に思い浮かんでしまうのですが、こちらの大村線の諏訪駅との関係は特にはないようです。

後に調べて分かったのですが、実は割と新しい駅で、1989年に開業した駅です。
おおむら 「大村駅」ということで、線名を名乗る駅ということになりますが、線名を背負う駅にふさわしく、1日当たりの乗車人員は2005年度の数値で4683人。

長崎本線と接続している諫早駅の数には劣りますが、それでも佐世保線と接続する早岐駅よりも多く、大村線の単独駅では断トツの数値です。

ちなみに現在の大村駅の駅舎は2代目で、完成したのは1918年。既に築90年を超えていますが、2代目に建て替えた理由は、老朽化などではなく「白アリ被害のため」だそうで・・・。
撮影ポイントに使えるか? 岩松〜諫早間を走行中、田圃が広がる開けた地帯がありました。

この画像は進行方向左側のもので、右側については確認していませんが、このように周りに障害物がなく開けていますから、ひょっとしたら岩松〜諫早間は撮影ポイントにもなりえるのではないでしょうか?

ただ、この辺りで撮影した画像というのは、インターネットで調べてみてもあまり見かけません。実際のところは、あまり撮影ポイントとしては使えないのでしょうか・・・。
諫早駅 早岐駅を出てから1時間弱の15時11分、定刻に諫早駅に到着しました。ここまでは特に長時間停車もなく順調に走ってきましたが、241Dはここで10分間停車し、小休止。

早岐駅から出ていた大村線も、ここ諫早駅が終端。これで大村線は全線乗車したことになり、ここから先は長崎本線に入ります。

飲み物を切らしていたので、ホームにいったん降りて自動販売機で何か買っておこうかと思いましたが、徐々に徐々に睡魔に襲われてきて、動く気力を奪われてしまいました。そのため、自分の座席で前の座席に足を投げ出したままぼんやり。
またも783系 座席に座りながら、ぼんやりと外を見ていると、783系が隣のホームに入ってきました。

このときの時刻は15時16分。諫早駅に来る特急列車はかもめ号だけだから、この783系も特急かもめ号だろうと思っていましたが、時刻表で調べてみても15時16分過ぎに諫早駅を出るかもめ号はありませんでした。

となると、これは回送列車だったのでしょうか?

諫早駅到着をもって、大村線は全線乗車に成功。

ここから先は長崎本線(の旧線)へと入り、241Dは終点の長崎駅を目指してゆきます。
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