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宮崎駅の駅名標。
このデザイン、昨晩見た小倉駅のものとはまた異なるもの。
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次の列車まで時間があるので、駅舎の外に出て息抜きをするとともに、駅舎を撮影。
この優れたデザインの駅舎は、J・フェルナンド・テルヤ氏が設計したものだそうで、1993年に完成しました。
ちなみに、宮崎駅は宮崎県の県庁所在地である宮崎市の代表駅で、全列車が停車する駅ではありますが、その一方で1日平均の利用客は減少傾向。
1日平均の乗車人員は2000年度は5263人だったものが、2007年度は4564人にまで減少してしまっています。
日本の人口と鉄道利用が減っているという事実が、こうして実際に駅の乗車人員に現れてしまっているようです。
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駅前にあった、噴水でも出てきそうな小さな池。
その傍らには金属を曲げただけで仕上げたような、おもしろい椅子が・・・。
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駅前にはヤシの木が。
これは茨城ではまず、見ることが不可能なので、鉄道との関係はありませんが、ついつい写真に収めたくなってしまいました。
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まだ時刻では7時にもなっていませんが、お腹がすいてきたので、駅の中にあるコンビニ「生活列車」で朝食を購入。次の列車の中ででも食します。
といっても、ただのおにぎり3つですが・・・。
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次に乗車する列車は、宮崎駅7時ちょうど発の6871M・ワンマン西都城行き。
この列車で終点西都城駅まで乗車して、そこで宮崎駅を7:28分に出る特急きりしま3号に乗り換えて、更に鹿児島中央駅へと向かいます。
「きりしま3号は鹿児島中央行きなのだから、宮崎から素直にきりしま3号に乗れば?」と思われた方もおられるかもしれませんが、宮崎駅で28分の差がある6871Mときりしま3号は、西都城駅まで行っても、その差は7分しか埋まらず、6871Mは最後まできりしま3号に抜かれずに走り切ります。
それなら西都城駅まで普通列車の6871Mで逃げ切り、そこから特急きりしま3号を使うことで、少しでも特急料金を抑えて節約しようというケチ心。
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ところで、宮崎駅の改札口は面白いもので、大多数の駅のように一つの改札口から全てのホームへ行けるのではなく、上りホームと下りホームへの改札がそれぞれ分離されているのです。
つまり、上りホームへの改札を通れば下りホームへは行けず、その逆もまた然り。
日本ではこのほかに、JR北海道の根室本線の帯広駅でしか見られないという、一風変わった珍しいスタイルです。
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ホームに上がると、延岡行きの717系の普通列車が上りホームに停車していました。
717系は国鉄末期に登場した近郊型車両で、急行型車両の主要な機器を再利用して、車体だけ新製することで製造費を抑えた車両です。
ただ、車体こそ「新製」ですが、主要な機器は何十年も前の急行型車両のもの。車体はともかく、足回りの老朽化は進行していそうな気もします。 |
日豊本線6871M(817系)

宮崎〜西都城
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それから数分後、西都城行きの6871Mが817系でやってきました。
黒一色の顔が特徴的です。
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車内に入ってまず最初に驚いてしまうのが、817系が装備する座席です。
座席は木でできていて、座面や頭部などのクッションは革張り。こういった座席があること自体が既に驚きなのですが、それが近郊型車両に装備されているというのは更に驚きです。
JR九州が行うことは何かと独創的なことが多いように思いますが、内装にもJR九州の独創性は現れていました。
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先程、コンビニで朝食のおにぎりは購入しましたが、飲み物は購入していなかったので、ホーム上にある自動販売機で飲み物として缶コーヒーを購入。
CMでもよく見かける、ワンダの朝専用ではありません(笑)
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何気なく、上を見上げてみると吊り革が輪状に配置された場所がありました。
6871Mは比較的空いていて、この輪状に配置された吊り革が使われることはありませんでしたが、ラッシュ時には輪状配置だからこその威力を発揮するのでしょうか?
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6871Mは、7時ちょうどの時刻どおりに宮崎駅を発車。
まだ少しだけぼんやりしている頭を、太陽の強い日差しが覚ましてくれます。高架駅の宮崎駅を発車すると、列車はすぐに高架を下ってゆき、また地上へと戻ります。
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隣の駅、南宮崎駅に到着。ここは志布志駅へと行く日南線との分岐駅で、全列車が停車します。
先程、ドリームにちりん号を宮崎駅で下車しましたが、せっかくグリーン車に乗ったので、ここ南宮崎駅まで乗車しても良かったように思います。(料金的には宮崎でも南宮崎でも変わりません。)
ただ、6871Mに始発から乗りたいという思いもあったので・・・。
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7時17分、日向沓掛駅に停車。日向沓掛駅は進行方向右側の乗降扉が開きますが、私は左側に着席していたので、画像は進行方向左側の景色。
朝の、のどかな田園地帯の風景。日本らしい心落ち着く車窓です。
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