◆4月24日◆
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 さて、まずは新幹線で岡山に向かいます。今回の「新幹線&やくも早特3」を最大限に活用するためには、当然のことながら、山陰方面での滞在時間を延ばす必要があります。しかし、この切符は少々ややこしいことに、”新幹線とやくも号の指定券がとれる場合にのみ発売するが、空席さえあればとれるわけではない”のです。

 つまりどういうことかというと、各列車ごとにこの切符に対する割り当て座席数があるようで、列車全体では当然に”○”であっても、新幹線&やくも早特3では”×”になることがあるというわけです。私は最速ルートとなる”みずほ601号⇒やくも1号”の乗り継ぎを目指しましたが、やくも1号は○表示であっても、みずほ601号が×表示であったために、それを果たすことができませんでした。

 そういうわけで、今日は大変不本意なことに、新大阪6:06発のひかり591号に乗って岡山を目指し、それからやくも3号へと乗り継ぎます。ひかり591号は岡山7:02着、やくも1号は岡山7:05なので、ハッキリ言って乗り換えは可能(私はある程度岡山駅のことを知っています)だと思うのですが、3分での乗り換えなど、e5489のシステムが認めてくれるはずがなく・・・。

 そして更に更に困ったことに、それならばせめて岡山7:14着のさくら541号で行こうとか、岡山7:40着のさくら543号で行こうとか思ったわけですが、そのどちらも指定席は×表示! こうしてあえなく「普通のN700系16両編成」、「岡山まで各駅停車」、「岡山では1時間以上の待ち時間が発生する」ひかり591号を選ぶ羽目になりました。

 乗っていて面白いことがあったかと言えば・・・、この列車、新大阪発博多行きで、途中の通過駅は新倉敷、新尾道、厚狭のみという”停車駅の方が多いひかり号”ということで、途中の停車駅案内のLEDスクロールに普段は見ないような駅名がたくさん流れていたことくらいでしょうか・・・。




                         














 岡山でひかり591号を見送りましたが、やくも3号まで1時間以上の待ち時間があります。しかも、この切符は岡山での途中下車を認めていないということで、改札内に居ながら時間を潰すほかないという困った事態。さて、どうしたものか。

 そんな折、500系のこだま837号がやってきました。いつの時代にも人気の車両であることはたしかで、今日も写真撮影の的となっていました。500系は1996年〜1998年にかけて製造されましたが、2008年から山陽新幹線内でのこだま号としての運用を開始、そして2010年にはのぞみ号としての運用を終えました。もうこだま号として活躍する期間の方が長くなろうとしています。

 かつて0系と100系がなんとも言えない灰色系の塗装に変更されたのとは異なり、500系は登場時の塗装をこんにちに至るまで維持しており、そういう意味では、8両編成になったこと以外は(それが大きいわけですが・・・)、往年の姿は比較的維持していると言えるかもしれません。チューブのように窄まった車体形状に、他に類を見ないロングノーズ。これは500系の専売特許です。




                           















 500系こだま号を見送り、在来線との乗り換え改札を通過しました。特急やくも3号は8:05発です。駅構内の一角に、トワイライトエクスプレス瑞風に地元の幼稚園児が色を塗った”塗り絵”が展示されていましたが、それらを見てみると、トワイライトエクスプレス瑞風のことをよく知っているのであろう完璧な色分けのモノもあれば、妙にカラフルなもの、そして「これはこれでアリかも」と思うものまで。

 やくも3号がやってくるまで、在来線ホームであてどもなく時間を潰します。黄色い115系は、これまでは「あまりにも身近に溢れすぎている」存在でしたが、いよいよ岡山地区にも227系の導入が発表されたようで、今後はこれを追う人の姿も増えることでしょう。私は、旅に出るときは、「そんなものをいま撮る意味とは」と言われそうなものも写真に収めますが、まあ、これもデジタルの力ということで・・・。

 新幹線を表すピクトグラムは、最初は0系に始まり、次に100系、300系と移り変わり、更に700系へと変わりました。その後、N700系が登場したことにより、N700系の絵柄に変更されつつありますが、岡山駅の在来線ホームには、700系・・・それも7000番代レールスターのものがありました。思えば、”700系ひかりレールスター”が山陽新幹線の花形だったこともありましたね。

 普段はあまり注目されない115系でも、岡山電車区に2本だけ残存する湘南色編成は、普段から鉄道ファンが注目する存在です。黄色一色となった115系と117系ばかりが行き交う中にあっては、湘南色(というよりも、2色で塗られていることが!)という出で立ちは、とても存在感を放っています。私は、元は東日本の人間ですが、そうそう高崎地区でよく見たよな〜と。

 さて、そうこうしているうちに、やっとやくも3号が入線してきました。特急踊り子号がE257系に置き換えられたことにより、国鉄型電車による定期特急列車は、この381系やくも号を残すのみとなりました。新型車両による置き換え計画も存在し(取りやめになりそうな気がしてなりませんが)、こちらも行く末が気になります。


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