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 みずほ612号に乗りました。あとは自宅に向けて帰るだけという感じで、特に面白いことも楽しいこともありません。夕飯を食べるための時間も場所もなかったので、岡山駅の売店で適当におにぎりやらサンドイッチやらを買い込み、みずほ号の中で食べました。

 かつては”モグラ新幹線”とも呼ばれた山陽新幹線はトンネルが非常に多く、車窓的な楽しみはあまりないのですが、大阪に住み始めてから、夜の山陽新幹線から見る梅田地区の夜景が好きになりました。新幹線の線路からはそれなりに離れていますが、それでも分かる煌びやかさと高層建築の集中ぶりは、山陽新幹線における数少ない見どころかもしれません。

 そういうわけで、今回の2泊3日の小旅行は完結しました。内容的には結構充実していたと自負しているのですが、米子までの往復が4,500円×2=9,000円、島根県内での移動が4,500円(松江・出雲ミニぐるりんパス)ということで、初日に木次線に乗るための乗車券代と指定席券代はありましたが、それ以外は路線バスすらも追加費用なしということで、中身に対して安価に収まりました。

 「どういう旅程にしようか?」と煩悶している時間は大変ですが、いざ実際の旅に身を投じると、その時間の流れは早いもの。しかし、全てが結実して良い旅が出来上がり、そしてその楽しさを存分に味わったとき、私はささやかな喜びを感じます。旅から得られるちょっとした幸せ。私はこれからもそれを大切にしてゆきたいと思います。










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