岩手船越駅のほど近くにある、道の駅やまだにやってきました[①]。今回、釜石〜宮古間をレンタカーで移動するにあたっては、各駅から各駅への移動時間などを計算し、”時刻表”のようなもの作成しましたが、駅前で写真を撮ったり、レンタカーの貸し出し手続きが長引いてしまったりしたため、釜石駅を出発するのが大幅に遅れてしまいました。
ただし、このような事態を想定し、私は、道の駅やまだで、40分の”停車時間”を設けていました(12:22着13:02発)。道の駅やまだでは、昼食と休憩を兼ねた長めの停車時間を設け、いざというときには、その時間を、遅延分の調整・吸収のために使用する、という段取りです。
駐車場には、周辺の復興工事に従事していると思われるトラックやダンプカー、ビジネスバンの姿が目立ちました[②] [③]。そして実際に車から降りてみても、ささやかな休憩時間で寛ぐ作業員たちの姿があちらこちらに。昼食はここで食べることにしていて、食堂にも足を運んでみましたが、なかなかの盛況ぶりだったので、リュックに忍ばせてあったパンと、ここで買ったおにぎりを頬張って済ませました。
建物の窓に、岩手県北バスの路線図が掲出されていました[④]。
もう何度か「釜石〜宮古間は、JR公式の代行バスはなく、路線バスのみがある」ということをお伝えしていますが、この路線図を見ると分かるように、ここに「釜石駅」は書かれていません。実は、釜石〜宮古間は、1本の路線バスが直通では結んでおらず、釜石〜道の駅やまだ(岩手県交通)・道の駅やまだ〜宮古(岩手県北バス)と乗り継ぐ必要があります。
三陸鉄道南リアス線のランチ・スイーツ列車の広告[⑤]。東日本大震災では、南北両方のリアス線が大きな被害を受けましたが、どちらも復活を果たしました。つくづく、黒字企業であるJR東日本の被災路線が鉄道での復旧を果たせなかった一方、赤字企業の三陸鉄道の被災路線が鉄道で復旧したというのは、皮肉な話であると思ってしまいます。
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