名鉄名古屋駅から出た後は、真っ直ぐ今日の宿へ向かいました。これから泊まるのは、名古屋駅の太閤通口(裏口)から徒歩1分もかからないという抜群の立地を自慢とする、名古屋フラワーホテルです[①]。今日3月26日は、名古屋のホテルはどこもかしこも満室で、空室のあるホテルをなかなか見つけられないでいましたが、これほど便利なところに位置するホテルに空室があるとは(逆に、”訳あり”を感じますが・・・)。
楽天トラベルを通じての予約でしたが、既に禁煙室はなく、強制的に喫煙室にご案内となりました[②] [③]。消臭はそれなりにされていて、煙草臭さはありませんでしたが、壁の色合いに、喫煙室としての「矜持」があるような気が。ちなみに、このホテルは、その立地ゆえ、「新幹線ホームが見える(部屋がある)」ことがウリとなっていますが、私に割り当てられた部屋は、新幹線どころか、葉っぱの1枚さえ見えませんでした[④]。
ちょっと驚いてしまったのが風呂場です[⑤]。ホテルによくあるユニットバスでしたが、浴槽から天井までの高さが異常に低く、身長約178cmの私がそこで背筋を伸ばして立つことができませんでした(頭がぶつかる)。天井にある換気扇のユニットを見てみると、「1985」と書いてありましたが、当時はもう日本人の体格もだいぶ向上してきていたはずです。178cmの人間が直立できないって、まるで戦前並みの体格による設計・・・。
NHKのデータ放送でニュースを開くと、北海道新幹線開業の記事がありました[⑦]。今日、私は、北海道上陸一番乗りの列車、はやて91号に乗車しました。朝は青森のホテルで目覚めて、新幹線で函館へ行って・・・ということしていたのに、なぜ、いま自分は名古屋にいるのか? ここまでずっと北上していたのが、飛行機で突然南西に向かったわけですから、私の内部にある方向感覚は、もうめちゃくちゃです。
「名古屋駅前の一等地に構えられているくらいだから、結構(歴史のある)古いホテルなんだろうな」とは思っていましたが、それはおおむね当たっていたようで、全体的に、決して新しいとは言えないホテルで、随所にくたびれがあります。また、清掃は甘いようで、冷蔵庫の裏はおぞましいことになっていました。数々の問題点を承知したうえで、それでもなお「でもこの近さは」と思える人には、悪くないかもしれません。
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