11分の接続時間で仙台行きの快速列車と接続しています[①]。接続線が整備された後、仙台〜石巻間の高速な鉄道移動は、全て仙石東北ラインの列車が担うことになりました。これにより、仙石線だけを通して走る快速列車などは廃止され、あおば通・仙台〜石巻間を仙石線で通して走る列車も、震災以前は、日中で毎時2本(うち1本が快速)あったところが、現在は毎時1本(普通列車のみ)となりました。
車両は専属のHB-E210系ですが・・・、困ったことに、なんと2両編成[②]。仙石線は全て4両編成の205系であるわけで、当然、震災以前に走っていた仙石線経由の快速列車も、やはり4両編成でした。それと比較すると一気に輸送力が半減、というこの事態。平日の日中ですが、仙台行きの快速列車が2両編成ということで、あぶれて立つ羽目になった人が多数散見されました。
仙台〜塩釜〜高城町〜石巻というルートを、JR東日本は、仙石東北ラインと名付けています[③]。JR東日本とJR西日本は、路線愛称をつけるのが好きなようで、あちらこちらに正式な路線名とは異なる愛称がついています。一方、その対極はJR東海。自社管内の路線に愛称を全くつけていないほか、いわゆる上野東京ラインを、発車標では「(東京経由)」と表示し、新幹線の車内放送では、「東北、高崎、常磐線・・・」と案内します。
「ハイブリッドディーゼル車」がウリであるHB-E210系は、特殊な機器が満載。屋根上にある蓄電池も、普通の車両では見られませんね[④]。
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