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 約4時間30分ぶりの深川駅です。昼間に、滝川からスーパーカムイ17号でやってきたときとは違い、陽の短い冬ということもあって、深川駅周辺は既に暗く、すっかり夜になってしまっていました。駅前に出てみると、大雪が容赦なく降り注いでいました。

 深川駅も滝川駅と同様、自動改札機が導入されていますが、3通路分はあった滝川駅とは違い、こちらは、2通路分しかありません。2通路で何とかなるくらいなら、別に有人改札でもいいんじゃないかと思ってしまいますが・・・、まあ、2通路しかないとは言っても、仮にも自動改札機ですから、業務の効率化が果たせていることは間違いないのでしょうが。















 深川から乗るのは特急スーパーカムイ29号。これで旭川へ行き、旭川からは富良野線に乗って富良野へ行き、今日の移動を終了します。

 深川〜旭川間は距離30.2km、間の駅は3つで、滝川〜深川と同様、特急に乗るべき区間とはそんなに言えないようなところですが、北海道フリーパスを利用していますから、遠慮なく特急に乗車します。ただ、深川を出る旭川行きの普通列車は1日僅か9本しかなく、一方で、深川を出る旭川方面行きの特急列車は1日29本あるので、フリーパス利用でなくとも、”特急に乗るしかない”区間とも言えます。

 深川の次の駅、納内を通過してしばらくすると、全長約7kmのトンネルに入ります。そのトンネルを出るとすぐに伊納を通過し、その後2つのトンネルを抜けて近文を通過。近文の次は、終点の旭川です。














 人口34万人強で、北海道で第2位の人口を誇るのが旭川市です。旭川駅は、文字通りその代表駅で、2011年11月に全面開業した新しい高架駅舎は、旭川という都市を代表するのにふさわしい立派なものになっています。

 ホーム部分は、2010年10月に、新しい駅舎の完成に先んじて開業しました。ただ高架化されただけではなく、ホームの上方には、雪や雨を防ぐ超大型の屋根が取り付けられていて、ホームの中ほど(=端っこでない)にいれば、雪や雨に見舞われることは一切ありません。その屋根は、傘をひっくり返したような形の、やや特殊なデザインをした鉄柱によって支えられています。

 2011年に全面開業したばかりの新しい駅舎ということもあり、駅舎の内部は、とてもきれいです。駅というよりも、美しく整備された図書館、あるいは美術館のように思えます。また、駅の出口から表の通りへ向かう道では、その両脇にデザイン性のある街灯が設置されていて、その道の雰囲気を上品なものに仕立て上げています。

 やはり北海道第2位の都市ということもあり、駅周辺には、病院やホテル、商業施設の建物がよく集まっています。そして旭川駅周辺の市街地を見て私がつい思ってしまうのは、「人は何故、この北海道の中でも屈指の極寒地に、人口34万人の都市を形成したのだろう?」。大粒の雪が舞い降り、夜になって気温も大きく下がった旭川駅の前に立ち、行き交う人々や車、そして建物を見ると、どうしてもそんな疑問が湧いてしまいます。

 旭川から乗るのは、18:34発の富良野線の普通列車。この列車で富良野へ向かいます。これが今日乗車する最後の列車です。













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