・・・まだ、いるんですよ。ええ、まだいるんですよ、北海道に。道内4泊でも十分すぎるくらいに長い(これまではどんなに長くても現地は2泊)というのに、よもや1泊を追加して道内5泊になろうとは・・・。北海道の中をあれだけ縦横無尽に駆け巡って、4回もホテルで夜を明かしたというのに、まだ北海道にいるなんて、正直、信じられません。でも、それだけに、旅が終わったときには、1つの達成感を感じることでしょう。
さて、そんな旅も、道内の移動は、今日が最終日です。今日発の上りの北斗星号で上野へ帰ります。今日は桑園〜新十津川間の札沼線と、函館本線の山線区間(小樽〜長万部)に乗車することを目標とします。では、今日も1日頑張りましょう。
昨晩は札幌駅の北口からホテルへ向かったので、今日は南口から札幌駅へ入りました。南口の方が表側にあたり、全体的に見ても、南口の方が栄えています(まあ、札幌ですから、北口の方も十分に街ですが)。時計台や大通公園、さっぽろテレビ塔なども、南口から向かいます。今朝の札幌はすっきりと晴れていて、歩く人も走る車も、いずれも動きやすそうでした。
本日最初の列車は、9:55発の札沼線直通の北海道医療大学行きです。1日の始めに乗る列車が9:55発とは、私としても、かなり遅いなと思いますが、まあ、今日新たに乗る区間は、札沼線と函館本線の山線だけですから。それに、札沼線の浦臼〜新十津川間は、知っての通り、本数が極めて少なく、1日3往復しかありません。札幌を発つ時刻は、新十津川まで至る列車の時刻によって大きく左右されます。
9:55発の北海道医療大学行きは4番線から発車するということで、4番線に上がってみると、そこには、終点の札幌に到着した、下りのカシオペア号がいました。全ての寝台が2人用のA寝台個室というカシオペア号は、1人旅で利用するにはちょっと敷居が高すぎます。私の今の夢のうちのひとつは、「カシオペアデラックスを1人で贅沢に使うこと」・・・!
しばらくすると、今度は3番線に、下りのトワイライトエクスプレス号がやってきました。1月27日に見たものはツアー客用の団体列車でしたが、今日のものは、一般向けに運転されたものでした。JR西日本の寝台客車の方向幕といえば、黒地のものという特徴がありましたが、トワイライトエクスプレス号用の24系の方向幕は、今も昔も白地のものです。これのロイヤルに乗ることも夢の1つです。
3番線にカシオペア号が居座っている限り、北海道医療大学行きの列車も入ってこられないというわけですが、カシオペア号の回送列車の発車は遅れ気味で、9:57ごろに発車しました。その回送列車の発車を受けて、731系3両編成の普通列車が入線してきました。
札沼線というと、「非電化の通勤路線」という印象をお持ちの方も多いかと思いますが、桑園〜北海道医療大学間は、2012年6月1日に、ついに電化されました。私は今回が札沼線への初乗車なので、全区間が非電化だったころの札沼線のことは全く知らないんですが、前述のような印象はあるので、「電車で札沼線に入る」ことに対する違和感は、何となくあります。
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