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 ついにやってきました、北海道は札幌。道内のあちこちを北海道フリーパスを用いて駆け巡る、道内5泊(これまでの旅では、旅先では最大でも2泊しかしていません)の壮絶な列車旅は、1月27日の昼の札幌を起点として開始されます。

 札幌に着いた時点での北斗星号は、客車11両+電源車1両+機関車2両の合計14両編成ですが、札幌駅と言えども、これだけの長編成になると、ホームを目一杯に使わないと編成を収められません。そのため、先頭にあるDD51形をヘッドマークも入れてきれいに撮ることはできません。

 2014年3月のダイヤ改正であけぼの号が臨時列車化されますが、それ以降は、毎日運転のブルートレインは、北斗星号が唯一となります。回送の北斗星号が発車するところを見送るとき、自分が使った9号車1番の部屋を見て、「またロイヤルに乗りたい」と思うとともに、旅情を掻き立てるあの素晴らしい夜を思い出させる青い車体に、ブルートレインへの憧れを改めて強くしました。

 「4番線に遅れておりますトワイライトエクスプレス号が・・・」という放送が入ったので、次に乗る列車が発車する5番線へと移動せず、北斗星号が到着した3番線の隣の、4番線で列車を待っていると・・・、あれ、カンなし?しかも方向幕も列車名だけで「札幌」と記されていない・・・。どうやら、一般発売される普通のトワイライトエクスプレス号ではなく、旅行会社の商品に使われる団体列車だったようです。

 北斗星号は今回の乗車が2回目でしたが、トワイライトエクスプレス号はまだ乗ったことがありません。実は、今回の旅の北海道からの帰りを、[札幌]−トワイライトエクスプレス号−[長岡]−上越新幹線−[上野]・・・という形にしようと思い、みどりの窓口へ寝台券をとりにも行ったんですが、結局寝台券がとれなかったため、断念したという経緯があります。でも次回北海道に行くときは乗らなきゃ。

 車内をホームから眺めていると・・・、その豪華な雰囲気や、内装の全体的な綺麗さは、北斗星号を遥かに上回っているということを感じます。北斗星号の24系は、登場時から特にこれというリニューアルは行っていませんが、トワイライトエクスプレス号の24系は、2001年秋〜2002年秋ごろにかけてリニューアル工事を行っています。そのため、24系とは思えないような綺麗な車内空間となっています。

 別に北斗星号をこき下ろすつもりはないんですが・・・、トワイライトエクスプレス号では、例えば、サロンカーに手作りの記念スタンプを置いていて(北斗星号にはそんなものない)、また、見どころとなる車窓があれば、随時観光放送を行います(北斗星号は大沼の観光案内だけでしたね、これも必ずしもやるとは限らない)。「旅」を楽しんでもらうためのサービスの充実度もだいぶ差があります。

 印象としては、北斗星号は「従来の寝台列車(ブルートレイン)の延長線上の列車」、トワイライトエクスプレス号は「全く新しい、別次元の列車」という感じ。また、北斗星号にはB寝台個室ソロがあり、一人旅や仕事での利用も相手にしている一方、トワイライトエクスプレス号には純粋な1人用個室がなく(あってもシングルツイン)、2人以上での観光での利用を相手にしているという感があるので、両者には性格の違いも結構感じます。

 次に乗車する列車は、5番線から発車する、”定刻では”12:00に発車する旭川行きの特急スーパーカムイ17号。これに乗って、次は岩見沢へ向かいます。まあ、例によって定刻には発車できませんでしたが。






























 札幌から乗るのは、12:00ちょうど発の特急スーパーカムイ17号です。スーパーカムイ号は毎時1〜2本が運転されていますが、札幌発11:00以降の列車については、毎時00分発は、新千歳空港から快速エアポート号として走ってきて札幌でスーパーカムイ号に変身する便、毎時30分発の列車は、札幌〜旭川間のみを特急列車としてだけ走る便となっています(10:00発以前は全て札幌〜旭川のみ運転の便)。

 そんなわけで、これから乗るスーパーカムイ17号は、快速エアポート号から特急スーパーカムイ号に変身する列車ということですが、このような直通列車の弱点として、「遅れが発生すると、その影響が広範囲に広がってしまう」ということがあります。実際、列車は6分ほど遅れて札幌駅に到着してきましたが、エアポート号として走っていたときに作った6分の遅れは、スーパーカムイ号にも引き継がれてしまいます。

 それにしても・・・、まあ、当たり前と言えばそうなんですが、札幌で降りる人と乗る人がなんと多いことか。列車が到着する何分も前から、自由席の乗車口には長蛇の列ができ、列車が到着する、まず札幌で降りる人が車内から出るわ出るわ。降車が終わると、我先に席にありつこうと、今度は乗る人が車内へどんどん流れ込んでいきます。








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