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 さて、滝川駅です。往復とも札沼線の列車を利用するとなると、新十津川駅にいられる時間が短くなりますし、また、やはり、「行きも帰りも同じ」ではつまらないです。できるだけ変化をつけてやりたい、と。そこで、今回は、新十津川から札幌へ戻るにあたっては、滝川駅までバスで移動し、滝川から特急スーパーカムイ号に乗車する、という行動をとることにしました。

 滝川駅は、今回の旅の中で既に訪れているので、特に真新しさはありません。ただ、物置代わりとして使われていると思われる古いコンテナや、「日本専売公社」という文字の入った金属プレートなどを発見することができました。まあ、収穫と言えるほどではありませんが・・・。

 14:27発の特急スーパーカムイ26号に乗車して、札幌へ向かいます。北海道フリーパスに付属する、指定席券6回無料発行の権利の最後の1回は、このスーパーカムイ26号で行使することにしました。乗車時間は53分と1時間にも満たないですが、まあ、いいでしょう。なお、この日のスーパーカムイ26号は785系での運転だったので、ここを指定席にしたおかげで、まだ乗車していない「785系の指定席」に乗ることができました。

 スーパーカムイ26号に先んじて711系の普通列車がやってきましたが、これは、昨日、旭川〜深川間で乗車した、旭川発岩見沢行きの普通列車・2220Mです。滝川でスーパーカムイ26号と相互に接続し、そちらを先行させます。乗ろうと思えばまた711系に乗れたというわけですが、ここでこの普通列車に乗ると、この後の移動に支障をきたすので、回避しています。




















 スーパーカムイ26号で札幌へ向かいます。今回の旅もいよいよ終盤に突入しており、「特急が乗り降り自由」という北海道フリーパスのうまみを最大限に活かすのも、このスーパーカムイ26号が最後です(あとは快速・普通・北斗星)。

 789系1000番代と同様、785系も、普通車指定席には、uシートと呼称される、自由席の座席よりも優れた座席を配置しています。789系1000番代と違い、背もたれ上部に枕はついていませんが、その代わり、頭の位置を安定させ、隣人を視界に入りにくくする、”張り出し”が設けられています。789系のuシートの枕は、どうも私には合わなかったので、私としては、785系のuシートの方が、より快適でした。

 苗穂駅には、JR北海道の苗穂運転所・苗穂工場が併設されていて、そこに留置されている車両を、列車内から見ることができます。このとき特に目についたのは、キハ80系の改造で誕生したリゾート車両「フラノエクスプレス」の先頭車両と、朽ち果てたED79形。また、ブルーシートで覆われた正体不明の車両もあり、これら3両は、縦方向に一列に並べられていました。

 札幌では、乗客が大きく入れ替わります。降りる人が多いことは言うまでもありませんが、この785系は、そのまま快速エアポート152号として新千歳空港へ向かいます。「快速エアポート152号」に乗車する人たちも迎え入れているわけです。















 札幌駅で快速エアポート151号に乗り換えます。普通の観光客、あるいは大方の鉄道ファンであれば、ここ札幌から北斗星号に乗って帰るでしょうが(特に後者の方々であれば、少しでも長く乗りたいと思う人が多いはず)、私はそのどちらにもあたりません。函館本線を上って長万部へ行き、長万部から北斗星号に乗車します(主要駅以外から乗るのってなんか面白そう)。

 今日はカシオペア号の上り列車の運転日なので、発車標に、「寝台特急カシオペア 16:12 上野」の表示が出ていました。カシオペア号に限りませんが、札幌発着の本州直通の寝台列車は、やはり、下りよりも上りの方が、全体的に乗車率が低い傾向にあるようです。上り下りを問わないのであれば、上り列車を選ぶ方が、より寝台券を取得しやすいのかもしれません。

 北海道に来るときが北斗星号だったので、変化をつけるという意味では、帰りはカシオペア号にするべきでしたが、まあ、無理な話ですね。一番安いカシオペアツインを選んだとしても、2人分の特急料金と寝台料金を取られるので、その合計金額は、ロイヤルを遥かに上回ります。

 エアポート151号では、指定席に乗車します。指定席券は、昨日、スーパーおおぞら号で札幌駅に到着した後に購入しています。








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