長万部までやってきましたが、すぐに11:59発の特急北斗5号に乗車します。エンジンからの出火などをはじめとする諸々の問題の発生により、2013年7月8日以降、N183系・NN183系を使用する北斗号は全て運休となっていましたが、1年以上の時を経て、2014年8月30日のダイヤ改正で同車が復帰し、運休していた北斗号の運転が再開されました。そんなわけで、この北斗5号も、長きに渡って眠っていたNN183系でやってきました[②]。
今回は登別まで乗車します。1時間6分という所要時間は、指定席券をとるかとらないか迷う(北斗系統の特急は比較的混み合います)ところでしたが、ここは指定席券をとるべき場面ではないと判断し、自由席に乗車しました。乗車した4号車は、自由席車両でありながら、キハ283系の指定席車両などで使用されるuシートタイプのグレードアップ座席が並べられていました[③]。
札幌と函館という道内第1位の都市と第3位の都市を結び、苫小牧や室蘭といった道内の主要な中都市も経由する北斗号・スーパー北斗号は、乗車率が常時高い特急列車です。デッキで立ちんぼうにはなりませんでしたが、窓側の座席に座ることはできませんでした。北斗号の運転再開は、札幌〜函館間の輸送力と速達性の確保に大きく貢献します。
13:05、登別に到着しました[④]。観光客を中心にまとまった下車がありました。ま、「まとまった下車があった」と言っても、そのうちの何割が日本人か・・・って話なんですが。登別に限らず、ここ近年、北海道を訪れる中国人の数はかなり増えているようです。
N183系とNN183系の運用が再開されたことで、北斗号の象徴的な存在であったハイデッカーグリーン車が復活しています[⑤]。この後、長万部〜登別間の営業キロが94.7kmであると分かり、100kmまでの特急料金・グリーン料金が適用されていたということを考えて、「特急料金とグリーン料金を別に払ってハイデッカーグリーン車に乗っても良かったかな」と思いましたが、それは後の祭りでした。
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