琴平行きの普通列車1243Mと、それと接続する阿波池田行きの4243Dの待ち合わせ時間は、わずかに2分しかありません。さっさと阿波池田行きの1000形に乗り込んで・・・、列車は9:21に琴平を発車しました。
土讃線の琴平から先は非電化区間となり、車窓も電化区間よりものどかなものになります[①]。6分で到着する隣の塩入では、3分停車して、上りの列車と交換を行います。交換相手はアンパンマン列車の2000系の特急でした[②]。
さて、この阿波池田行きの普通列車で目指すのは、秘境駅として知られる坪尻駅です。今回の旅は、一応バースデイきっぷを最大限に活用して、列車に乗ってばかりの旅ではありますが、ひたすら路線の踏破をするだけではつまらない。そこで、「何か特徴のある駅で降りたりすることもしよう」と思い、その一環として、秘境駅として名高い坪尻駅を訪問することにしました。
非電化区間には、電化区間には存在しないトンネルもあります[③]。トンネル内に入り、太陽の光が車内に入らなくなると、車内はだいぶ暗くなります。[③]番の写真は、讃岐財田〜坪尻間の猪鼻トンネルで撮影したものですが、この猪鼻トンネル、全長3845mと結構な長さがあります。
猪鼻トンネルを抜けるとそこはもう坪尻駅なんですが・・・、スイッチバック駅となっているため、一旦阿波池田方の引き込み線に入ったうえで、進行方向を逆にして走り、坪尻駅に到着となります[⑤]。
まぁ、当たり前っちゃ当たり前なんですが、坪尻で降りたのは私1人だけでした。利用なんかしないでくれと言わんばかりの立地で、地元の人のためにあるというよりは、鉄道好きの人のためにある駅という感じ。そして阿波池田行きは、2分の停車で坪尻駅を発車していきました。
|