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※各画像はクリックすると拡大します。

予讃線4919D 宇和島行き(キハ54形)
下灘(12:25)〜串(12:29)

列車到着①

串に到着②

 約2時間の下灘駅での滞在時間は過ぎ、列車に乗って移動する時間になりました。これから乗るのは、宇和島行きの普通列車[①]。旧線を全線乗車するためには、引き続き旧線を伊予市方へと上っていかなければならないんですが、次の上り列車の時間の都合上、一旦下り列車で引き返して、もう1つどこかの駅で降りるということが可能なので、そうしようというわけです。

 降りて、またすぐに上り列車に乗るのなら、下灘駅から数駅離れたところでも構わないんですが、どうせなら降りた駅でしばらく時間を取りたいので、下車駅は隣の串駅です。下灘から4分で串に到着します[②]






串    駅
Kushi Station

待合室とは言えないか①

やっぱり海が見られる②

降りてみよう・・・③

波が打ち寄せる④

急な階段⑤

可能な限りリュックは背負わぬ⑥

伊予市行きの列車が到着⑦

 串駅にやってきました。降りたのは私1人だけでした。串駅は下灘駅と同様に、単式1面1線の駅ですが、駅舎という駅舎はなく、ホームに雨を避けられるベンチ付きの待合室(とは言えないか)があるだけです[①]

 まずは下へと降りていきますが、その途中、やはり雄大な海を見ることができました[②]。雪景色や田園風景、木々が生い茂る山々がある風景も良いですが、私が一番好きなのは、やはり海の風景です。他の景色と違って、海は、どれだけ見ていても不思議と飽きないんです。

 とりあえず下の国道に降りたら、「どこか行くべきところはないか・・・」と色々探します。すると、海に架かった国道の橋の下に行くことができそうだったのが目についたので、階段を下りて、波が打ち寄せる橋の下へ行ってみることにしました[③]

 橋の下では、轟音を立てながら、海から波が勢いよくこちらに打ち寄せていました[④]。沖では青緑色をしている海水が、こっちに波になって打ち寄せると一気に真っ白な泡となってしまう様が面白くて、しばらくその様子を眺めていました。

 串駅には、あくまでも「列車の時間の都合上、来られないこともない」から来た(実質時間調整)ので、28分しか滞在時間がありません。打ち寄せる波がしぶきをあげる様子を見て満足したら、もう駅に戻ります。が、バリアフリーなんてクソくらえとでも言うかのような階段を上っていかなければならないんですよ、串駅に戻るには・・・[⑤]。まるでバリアフリーが唱えられるこのご時世に反抗するかのようです。

 ホームに戻って、リュックを下ろして一息つこうかと思ったら、もう列車がやってきました[⑦]。伊予市行きの普通列車です。この列車に乗って終点の伊予市まで行きますが、そうすると、予讃線の旧線の全線乗車を自動的に達成することができます。






予讃線4920D 伊予市行き(キハ54形)
串(12:57)〜伊予市(13:22)

ロングシート、ただし①

下灘に到着②

沿線に咲く花③

新線と合流する④

伊予市に到着⑤

 列車内は、先ほど下灘にやってくるときに乗った列車と比べると空いていました。空席も多く、ローカル線の列車(予讃線は幹線ですけどね)のような雰囲気でした。座席はロングシートですが、ところどころに仕切りがあります[①]

 13:00ちょうどに下灘駅に到着[②]。実際にホームにいるときの下灘駅と、列車内にいて中から見る下灘駅はまた違って見えます。下灘駅を出ると、まだ足を踏み入れていない、旧線の未乗車区間に入ります。そして下灘を出ると、線路脇には黄色い花が見られるようになり、これが後面展望で見える車窓に彩りを添えてくれました[③]

 13:18に向井原に到着しますが、その手前で、伊予大洲で分かれた新線と合流します(左が新線、右が旧線)[④]。ここで新線と旧線が合流して、また1つの”予讃線”となって、起点の高松へと線路は延びていきます。

 そして13:22、終点の伊予市に到着です[⑤]。これで、とりあえず比較的やっかいな旧線の全線乗車(旧線は特急が走らないので)が完了しました。この後は一気に高松方面へ・・・、といきたいところですが、伊予市〜伊予大洲(新線と内子線)の乗車がまだ済んでいないので、それをしてきます。



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