串駅にやってきました。降りたのは私1人だけでした。串駅は下灘駅と同様に、単式1面1線の駅ですが、駅舎という駅舎はなく、ホームに雨を避けられるベンチ付きの待合室(とは言えないか)があるだけです[①]。
まずは下へと降りていきますが、その途中、やはり雄大な海を見ることができました[②]。雪景色や田園風景、木々が生い茂る山々がある風景も良いですが、私が一番好きなのは、やはり海の風景です。他の景色と違って、海は、どれだけ見ていても不思議と飽きないんです。
とりあえず下の国道に降りたら、「どこか行くべきところはないか・・・」と色々探します。すると、海に架かった国道の橋の下に行くことができそうだったのが目についたので、階段を下りて、波が打ち寄せる橋の下へ行ってみることにしました[③]。
橋の下では、轟音を立てながら、海から波が勢いよくこちらに打ち寄せていました[④]。沖では青緑色をしている海水が、こっちに波になって打ち寄せると一気に真っ白な泡となってしまう様が面白くて、しばらくその様子を眺めていました。
串駅には、あくまでも「列車の時間の都合上、来られないこともない」から来た(実質時間調整)ので、28分しか滞在時間がありません。打ち寄せる波がしぶきをあげる様子を見て満足したら、もう駅に戻ります。が、バリアフリーなんてクソくらえとでも言うかのような階段を上っていかなければならないんですよ、串駅に戻るには・・・[⑤]。まるでバリアフリーが唱えられるこのご時世に反抗するかのようです。
ホームに戻って、リュックを下ろして一息つこうかと思ったら、もう列車がやってきました[⑦]。伊予市行きの普通列車です。この列車に乗って終点の伊予市まで行きますが、そうすると、予讃線の旧線の全線乗車を自動的に達成することができます。
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