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高徳線3028D 特急うずしお28号(N2000系)
屋島(20:2729)〜高松(20:3638)

列車到着・・・、だが①

座席②

やっぱり遅れている③

車内は空いている④

 1番線でうずしお28号の到着を待ちますが、20:26の到着時間になってもまだ来ません。列車が遅れているのか?それとも運転見合わせなのか?何せ、無人駅なものですから、そういうことを知らせてくれる放送などは一切入るはずもなく・・・。

 とりあえずそのまま列車を待ち続けていると、3分遅れの20:29にうずしお28号がやってきました[①]。遅れているにしても、3分程度で良かったです。これがもしも大きく遅れていたら、最悪、サンライズ瀬戸号に乗り継げず高松でもう1泊なんて事態にもなりかねませんでしたからね。

 高松までは9分しか乗車しないので、さすがに指定券は取っていません。自由席車に乗り込みましたが、車内はがらがらでした[④]。結局、2分遅れで屋島を発車して、特に遅れについての放送はないまま、2分遅れの20:38に終点の高松に到着しました。






高    松    駅    ①
Takamatsu Station ①

回送に①

通行禁止②

駅舎内の様子③

駅前の様子④

地面で無数に輝く光⑤

夜の場合は一味違う⑥

指定席券売機で⑦

21:26発⑧

キハ185系のうずしお号がいた⑨

 おととい以来の高松駅です。うずしお28号として到着したN2000系は、「回送」の表示を出していました[①]。線路をふさぎ、ホーム同士を繋ぐように盛られたバラストがありましたが、その上にはご丁寧に「通行禁止」の文字[②]。たしかに、渡ろうものなら渡れますよね、これ。

 駅前に出てくると、おととい来たときとは違って、夜ということもあり、あらゆるところから放たれる光が美しく輝いていました[④]。個人的には朝や昼よりも、夜のこのような夜景の方が好きですね。地面には小さなLEDが無数に埋め込まれていて、周期的に色を変えながら光っていました[⑤]。これらの光の存在のことを考えると、[④]番の写真の眺めも、この地面のLEDがあるとないとでは、結構違ってくるんでしょうね。

 駅舎も、おととい来たときとは違い、より美しく、存在感があるように見えました[⑥]。ガラスを多用した近代的で開放感のある駅舎が、闇の中にまばゆい光を放ちながらそびえ立ち、そして幻想的な青白い光で「JR 高松駅 TAKAMATSU STATION」の文字が浮かび上がる。四国の玄関口にしてJR四国最大の駅にふさわしい出で立ちです。

 高松駅をサンライズ瀬戸号で発つ前に、しておかなければならないことがあります。それは、「高松→児島の乗車券の購入」。最寄り駅からの乗車券は、児島までの往復で購入しています。四国への行きにサンライズ瀬戸号に乗ったときは児島までの乗車でしたが、今度は高松からの乗車です。
 となると、普通は「高松→児島間はバースデイきっぷを使えばよい」となりますが、やっかいなことに、バースデイきっぷは、サンライズ瀬戸号に乗車する場合は、乗車券としてすら使うことができないんです。

 そこで高松→児島間の普通の乗車券が必要となるわけですが、それはまだ購入していません。1台だけ設置されている指定席券売機へ行き、高松→児島の乗車券を購入します[⑦]。普通の券売機と違い、指定席券売機ならマルス券で出てくる(しかも熱転写)ので、これを使って購入しないわけがありません。(あと、普通の券売機だと●●円区間と印字されるので、児島までのだと分かってもらいにくいでしょうね)

 バースデイきっぷではなく、高松→児島間の乗車券を自動改札機に投入。この旅もいよいよ、あとは実質の最後の列車となるサンライズ瀬戸号を残すのみとなりました。サンライズ瀬戸号は、21:26に、一番右側の9番線から発車します[⑧]

 早速9番線に行こうかと思いましたが、ちょっと左の方を見てみると、キハ185系のうずしお号の姿が目に入ってきたので、撮影のために2番線へ。2両編成で「うずしお」のヘッドマークを掲げたキハ185系が停車していました[⑨]






高    松    駅    ②
Takamatsu Station ②

あれっ?①

違うねぇ〜②

キハ40系が到着③

5000系同士の並び④

もう入線していた⑤

「東  京」⑥

駅名標と285系⑦

朝の夜明けをイメージ⑧

JR東海編成⑨

発車を待つ⑩

 キハ185系の高松方の先頭車を撮影し、徳島の方の先頭車を撮影しようとその近くにやってくると、「あれっ?」。このキハ185系のうずしお号は2両編成ですが、前後で塗装が違う車両が使われているんですね[①]。高松方は普通の水色の車両ですが、徳島方は濃い青色の細帯がある車両でした。
 ちょうど連結面を見てみても、2段目の太帯の下の細帯が、徳島方の車両は濃い青色ですが、高松の方の車両は太帯と同じ水色です[②]

 1番線に3両編成のキハ40系が到着しました[③]。今回の旅では、結局キハ40系に乗ることは1度もありませんでした。どこかで乗ることになるだろうとは思っていたんですけれどもね。そして、5000系の並びなどを撮影しながら[④]、サンライズ瀬戸号が発車する9番線へとやってきました。まだ入線はしていないだろうと思っていたんですが・・・、もう入線していました[⑤]

 1日に2度しか姿を表わさない、日の出をイメージしたベージュと赤色の独特の塗装を纏った大柄な車体は、高松駅のホームに停車していても、何か独特の存在感を放っていました。

 行き先表示の方向幕に現れている「東  京」の2文字[⑥]。東京から約800kmも離れた四国は香川県・高松で、遥か遠くの地である「東京」の2文字を行き先として表示しているところを見ると、否が応でも旅情が掻き立てられてきます。これに乗っているだけで東京へ行けて、朝目覚めると素晴らしい朝焼けが自分を待っていたり、もうそこは東京だったりする・・・、ということを想像すると、やはり寝台列車は素晴らしいと思わされます。

 先頭車両の車両番号を見てみると、「クハネ285-3001」とありました[⑨]。3000番代は、JR東海が所有している編成です。JR東海は寝台客車と、寝台列車を牽引する機関車を保有することはありませんでしたが、このように285系という”寝台車”は保有しています。

 先ほどまで消灯していた前照灯がピカッと点灯[⑩]。発車の時が近づいてきているようですね。3日間、バースデイきっぷを使って四国のあちこちを駆け巡ってきましたが、このサンライズ瀬戸号に乗ってしまえば、四国を後にさせられ、東京へと送られてしまいます。

 寝台列車は前述のように確かに素晴らしい。しかし、今というときほど憎いやつと思ったことは、今までありませんでした。非情ですね、有無を言わさずに私を東京まで戻してしまうとは。・・・さて、では、そろそろ乗り込みましょうか。



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