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※各画像はクリックすると拡大します。

下    灘    駅   ①
Shimonada Station ①

しもなだ①

ホームの様子②

駅名標と海③

駅舎内には色々あった④

ウッフッフ⑤

駅舎⑥

駅舎の前に咲く花⑦

ここにもし・・・⑧

とりあえずこの坂を上る⑨

どこからでも海は見える⑩

 青春18きっぷが使える時期でしたから、自分以外にも鉄道ファンの人間が降りるのではないだろうかと思っていましたが、地元の人と思しき人が2人(だったかな)が降りただけで、同好の士の下車はありませんでした。したがって、私以外に降りた2人はそのまま駅から去ってしまったので、下灘駅にいるのは、あっという間に私1人になってしまいました。まぁ、自分1人だけの方が色々と都合は良いんですがね。

 下灘駅は単式1面1線の駅で、海側を国道が通っています[②]。この国道がなければ完璧なんでしょうが、以前はこんなものはなかったらしく、ホームのすぐ下が本当に海だったそうです。しかし、それでも下灘駅が海に非常に近い駅であることには変わりがないですし、下灘駅の特徴はそれくらいだけだと思いますが、それこそが下灘駅に人を呼び寄せる所以でもあります[③]

 駅舎内には下灘駅の写真や川柳[④]、そして例によって駅ノートなどがありましたが[⑤]、どうも下灘駅の駅ノートは頭から離れませんね。どうしてか?そりゃあ、表紙に「ウッフッフ」とか書いてあったら、ねぇ・・・。

 駅舎は、「単式1面1線の小さな駅」で、「海が近くてのどか」という雰囲気をぶち壊さない、小ぢんまりとしたものでした[⑥]。国道ができて海との距離ができたとはいっても、この写真のような視点で駅舎を見てみると、国道も見えず、本当にすぐそこに海が広がっているように見えますね。駅舎の前には花が咲いていて、ポストと共に駅舎に彩りを添えます[⑦]

 では、そろそろ駅の近くでもぶらついてきましょうか。駅舎を出て、とりあえず右方向(伊予大洲方)に向かっていきます。道路からは、ベンチと屋根越しに海を見るということができますが、この構図で、ベンチに若いカップルなんかが肩を寄せ合って座っていたら、さぞかし絵になるでしょうね。夕日が出ている時ならなお良し[⑧]

 伊予大洲方に行くとは言ったものの、いきなり坂が待ち構えているという状況[⑨]。重い荷物がなければ構わないんですが、結構な重さがあるバッグとリュックを携行しているので、楽じゃあないですよ、この坂を上るのも。幸い、夏でなく春なので、大汗をかいて上るとかいうことにはならないんですが・・・。坂を上っている途中も、やはり海は見られます[⑩]






下    灘    駅   ②
Shimonada Station ②

更に上ってみる①

何もない高台に出た②

桜は満開③

♪ひとやすみの丘で・・・④

線路を見下ろす⑤

降りてきた⑥

海を埋め立てて作った国道⑦

海岸に降りる⑧

澄んでいて綺麗な海水⑨

青いガードレール・・・?⑩

 道を進んでいくと、これまで進んできた方向とは逆方向に道が分岐(坂)していたので[①]、その坂を上っていってみると、何もない高台に辿り着きました。何もないとは言っても、厳密には、学校で使う椅子とかがありましたが・・・[②]。なんだここは?

 しかしながら、この高台で咲いていた桜は満開であり[③]、また高い視点から海を見渡すことができるということで、ここにあったベンチに荷物を置いて、海を眺めながらちょっと一休みしました[④] [⑤]
 私はJR線の全線乗車を果たそうとしている以上、列車に乗って乗りまくることがすなわち「旅行」というものになりますが、こういうひとときというのは、列車に乗っているだけでは得られないものです。列車から降りて、駅から歩いて、そしてようやく得られます。

 休憩を終えたら、先ほど上ってきた坂を下って元の道に戻り、その道を伊予大洲方に道なりに進みます。すると、地上に降りて、予讃線の踏切にぶつかりました[⑥]。先ほど乗ってきた下灘10:26発(上り)の列車の次に予讃線の旧線を走るのは、下灘12:25発(下り)の列車で、しばらく間が空きます。写真に写っている踏切も、ちょっと”ひとやすみ”というところでしょうか。

 そして、海を埋め立てて造った国道にやってきました[⑦]。これがなければ下灘駅のすぐ下はまさに海だったのかと思うと、この道路を存在を快くは思いませんが、下灘駅にどれだけ海が近づいているのかということと、道路の存在による利便性の向上を天秤にかけたら、まぁそりゃ後者ですね。
 (実際、私にしてみても、この道路があるから散策範囲も広がるわけで)

 こうして海に沿って通る道路に降りてきたらならば、当然、さらに海岸に降りて海に近づきたいと思うのが普通(だよね?)ですから、ちょっと歩いて海岸に降りる階段へと辿り着き、伊予灘を望む海岸に降り立ちました[⑧]

 海岸には流れ着いた海藻やごみがたくさんあり、お世辞にも「海岸もきれいだ」とは言えるものではありませんでしたが、澄んだ透明の海水を見れば、そんなことは気にならないで、「きれいな海だ」と思えてきます[⑨]。海水のきれいさだけを見れば、2010年8月に訪れた、山陰本線・飯井駅の海と良い勝負ができると思います。ただ、海岸のきれいさはあっちの方が断然上でしたけど・・・。

 降り立った海岸でまた一息ついたら、下灘駅に戻るために、国道を歩いていきますが、このとき、ガードレールが青いことに気がつきました[⑩]。高知にも青い信号機がありましたが・・・、四国は青いものが好きなのか・・・?






下    灘    駅   ③
Shimonada Station ③

防波堤の一部①

何の花だろう②

反対側から行く③

青空と海④

予讃線をくぐる⑤

 下灘駅で降りて、周辺の散策を始めたときは、伊予大洲方へ道を歩いていったので、今度駅に戻るときは、反対側の伊予市方から向かってみたいと思います。というわけで、国道を伊予市方へと歩いていきます。

 国道では道路の右側の歩道を歩いて行きましたが、途中、桜並木が連続するところがありました(残念ながら花は満開ではなかった)。なかなか下灘駅へと繋がる道が見つからないまま、道路をずっと歩いていくと、駅のホームのようなものがありました[①]
 「国道ができる前は、ここが下灘駅のホームだったのか?」とも思いましたが、これは国道ができる前にあった防波堤の一部だそうです。国道がなかったころの様子は、今の様子からは想像がしにくいんですが、こういうところにかつての名残があるようです。

 その少し先に、可憐な花が1つ[②]。やたらと大きく、そしてきれいで、思わず見入ってしまいましたが、何せ花に関する知識は全くないので、名前は分かりませんでした。そしてこの花は、いくつか集合しているのではなく、たった1つで咲いていました。ふつう、花は同じ種類のものが1か所である程度まとまった数で咲いていると思うんですが、こういうのは珍しいんですかね?

 で、ようやく「←400m JR下灘駅」の看板を発見しました[③]。なかなか下灘駅に繋がる道が見つからないなと思いながら歩いていましたが、駅を約400mも過ぎたところでようやく発見となりました。下灘駅へ戻る前に、最後に、もう一度青空と海をパチリ[④]

 途中、予讃線の下をくぐったりしながら、下灘駅へと向かって歩いていきます[⑤]。滞在時間は約2時間と比較的長めに取っていた(まぁ、厳密には列車の本数の都合上”取らされた”)ので、余裕を持って散策できました。坂をゆっくりと上っていきながら、下灘駅へ向かいます。



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