土讃線37D 特急南風7号 (2000系)

善通寺(12:00)〜高知(13:40)
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グリーン車客室内① |

どっしりとした座席② |

座席背面③ |

琴平に到着④ |

ではここらで昼食でも⑤ |

坪尻を通過⑥ |

丁寧に案内する⑦ |

開けた風景⑧ |

なんと阿波池田まで来ていた⑨ |

大歩危・小歩危の様子⑩ |

ほぼ満開の桜⑪ |

平野をかっ飛ばす!⑫ |

定刻で高知に到着⑬ |
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さて、これからアンパンマン列車の特急南風7号に乗って、高知へ向かいます。バースデイきっぷは、「特急列車のグリーン車指定席が乗り降り自由」ということが最大の特徴にして売りですが、ここまでは、あいにく特急に乗る場合でも、どれもグリーン車が連結されていませんでした。
しかし、この特急南風7号はグリーン車が連結されています。ここで、ようやく「特急列車のグリーン車指定席が乗り降り自由」というバースデイきっぷの真価を発揮させることができます。グリーン車は、先頭車両1号車の半室で、大型の座席が2+1で展開しています[①]。
指定券で指定されたのは3番C席。1人掛けの席です[②]。普通車よりも遥かに大きい、体をしっかりと包み込んでくれるような大型の座席に、わざとらしくゆっくりと腰掛けると、列車は善通寺駅を発車しました。これから高知まで、1時間40分の乗車です。最初の途中停車駅は、今日4度目(笑)の琴平駅で、12:04の到着です[④]。
では、ここら昼食としましょうか。先ほどミニストップで購入した品々を、前の座席の背面テーブルに出して、昼食とします[⑤]。例え食べるものがコンビニの弁当であっても、特急に乗り、快適な列車内で車窓を眺めながらする食事は格別です。
12:00に善通寺を発車してから20分ほどで、先ほど下車した坪尻駅を通過します[⑥]。普通列車で坪尻駅に停車するときは、わざわざ一旦引き込み線に入らなければ、停車や発車ができなかったというのに、特急列車で通過するときは、約100km/hの速さであっという間に通過してしまいます。
配線やホームの配置の都合上、特急などが通過する場合でも、ホームに接する線路を通過することはしないので、身構えて注意していなければ、坪尻駅を通過していることに気が付けないかもしれません。
土讃線は四国の重要幹線の1つですが、全線単線の路線です。そのため、特急列車といえども、列車交換のために運転停車を余儀なくされることもありますが、そのような場合には、ご丁寧にも、車内の情報表示機に事前にその旨が流されます[⑦]。
12:32に、昨日訪れた阿波池田に到着。そして阿波池田では、多度津、琴平で見た、2000系の先頭車両を発見しました[⑨]。先ほど琴平で、1両だけで試運転か何かをしているところを見ましたが、その後、そのまま1両だけで更に走り、阿波池田まで来ていたんですね・・・。しかし、両運転台でない2000系の先頭車両が、1両だけで走る姿って、いったいどんな感じなんでしょうかねぇ?
列車は西進。振り子を豪快に使いながら土讃線を下っていくと、やがて大歩危・小歩危(渓谷)が進行方向左側に見えてきます[⑩]。なお、大歩危・小歩危が見える辺りを走るときには、観光案内の自動放送も流れます。この手の観光案内の自動放送は、瀬戸大橋を渡るときにも流していたと思うんですが、今は瀬戸大橋では行っていないようです。
大歩危、土佐山田、後免と停車すると、次の停車駅は終点の高知。直線が続く平野を、エンジンをうならせてかなりの速さで駆けるのは[⑫]、曲線が連続する区間を振り子を使いながら突き進むときと同じくらいに爽快なものです。この力強い走りは、電車ではなかなか真似できません。
そして高知運転所を過ぎると、アンパンマンのマーチの車内チャイムが流れて高知到着を案内し、間もなく高架を駆け上がり、13:40、定刻で終点の高知駅に到着しました[⑬]。親子連れが先頭車にやってきて記念撮影をするあたりは、さすがアンパンマン列車というところですね。
これで土讃線は多度津〜高知間を乗車しましたが、これは長さで言うと多度津〜窪川の全区間の約63%。まだまだ未乗区間は残っています。
ちなみに、今回の旅では、四国で数多の特急列車に乗りますが、この南風7号への1時間40分の乗車が、今回四国内で乗る1つの特急列車への乗車時間としては最長になります。他はどれもこれより短いんですよ。
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