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※各画像はクリックすると拡大します。

予讃線28M 特急しおかぜ28号(8000系)
伊予西条(18:34)〜宇多津(19:36)

列車到着①

ここで夕食②

もう陽は沈んだ③

新居浜で自分1人に④

木目調のデッキ⑤

多度津を発車⑥

そういえば雑誌がない⑦

うたーづー⑧

ホームと8000系⑨

 しおかぜ28号がやってきました[①]。向こうのほう自由席車の乗車口では、何人かこの列車(といしづち28号)を待つ人の姿が見られましたが、先頭1号車のグリーン車の乗車口でこの列車を待ったのは私1人だけでした。

 この列車で向かうのは宇多津駅。瀬戸大橋を渡って本州の茶屋町へと繋がる、本四備讃線と接続する駅です。宇多津までの所要時間は1時間2分と、松山〜伊予西条間の59分にほぼ同じです。伊予西条駅というのは、松山〜宇多津間の、所要時間上のちょうど真ん中の駅のようですね。

 先ほどローソンで購入した夕飯(弁当)は、しおかぜ28号の中で食べます[②]。特急列車の車内でコーヒーを飲みながら食事をする・・・。至福のひとときですよ。外は陽も沈んで、だんだんと暗くなってきていてます[③]。車窓を見るのが厳しくなってきますね。

 伊予西条を出て最初に停車するのは、18:41に到着する新居浜駅です。グリーン車には、伊予西条駅から乗車した時点では2人の先客がいましたが、この2人はどちらも新居浜で下車していってしまい、その結果、グリーン車は貸し切り状態となりました[④]。気兼ねする相手もいなければ、自分以外、物音をたてる者は一切いないということで、まさに最高の空間が出来上がりました。

 ごみを捨てに行くためにデッキへ行くと、木目調の空間が私を出迎えました[⑤]。と言っても、木目調の部品の使用は部分的なもので、デッキ全体が木目調の部品で固められているということはありません。このデッキへの木目調の部品の使用は、8000系のリニューアル時に行われました。

 19:28に到着し、19:29に発車するのは多度津[⑥]。昨日、ここは訪れているんですよね。ここから土讃線をずっと下っていったのはもう昨日のことなのか・・・、と昨日のことが走馬灯のように思い出されました。今日でバースデイきっぷの有効期間は終了。もう帰るときが近づいてきています。

 しおかぜ28号に乗っていて、なんか「おかしいな」というか、違和感を感じていたんですが・・・、そういえば、先ほど乗ったしおかぜ24号には、座席背面のポケットに「四国旅マガジン GajA」があったのに、しおかぜ28号にはありません[⑦]。乗客が持ち帰って、補充するのを忘れた?いやでも残念ながら全ての座席からその雑誌が消えるほどグリーン車の利用者がいるはずはない・・・。
 まぁ、理由はよくは分かりませんが、とりあえず、同じしおかぜ号のグリーン車なのに、このような差が出ているというのはよくないですよね。

 そして19:36、下車駅の宇多津駅に到着しました[⑧]。2面4線の立派な高架駅です。ここで岡山行きのしおかぜ号と高松行きのいしづち号が別れる(併結される)のはご周知の通りですね。さて、旅もいよいよ終盤ですね・・・。






予讃線・高徳線5027D 特急うずしお27号(N2000系)
宇多津(19:45)〜屋島(20:14)

うずしお27号に乗車①

なぜ訂正した?②

こっちもここで分割③

高松を発車④

屋島に到着⑤

 宇多津から乗車するのは徳島行きの特急うずしお27号です[①]。この後、最終的には高松21:26発の東京行きの寝台特急サンライズ瀬戸号で東京へと帰って行くんですが、それまでまだ時間があるので、時間潰しのために、このうずしお27号で屋島へ行きます。

 駅名標を見てみると、「さかいで・こじま」はシールによる表記となっていました[②]。しかし、そのシールの下をよく見てみると、そこにあったのは「こじま・さかいで」の文字。結局、シールで訂正しているといっても、上下を入れ替えただけなんです。こじまが上で、さかいでが下では何の不都合があったんでしょうかね?謎は深まるばかり・・・。

 しおかぜ号といしづち号がここ宇多津駅で切り離され、それぞれの終点へと向けて発っていきましたが、これから乗るうずしお27号は岡山始発で、これもまた、岡山〜宇多津間は宿毛行きの南風23号と併結運転をしてきていて、ここで切り離されます。
 既に両者の間を繋ぐ幌は切り離され[③]、後は列車が発車することで両者が別れるのを待つだけです。なお、先発するのは南風号の方です。

 では、そろそろうずしお27号に乗り込みましょう。岡山発(行き)のうずしお号は、宇多津駅と高松駅でそれぞれ進行方向を変えます。岡山〜徳島間のうち、岡山〜宇多津間と高松〜徳島間は進行方向が同じで、座席もきちんと前を向いていますが、宇多津〜高松間だけは先の2区間とは逆の進行方向で走ります。

 しかし宇多津〜高松間はうずしお27号の場合、僅か17分しかかからないので、皆座席の向きを変えることなく、進行方向とは逆向きで座っていました。がらがらなら座席の向きを変えようかと思っていましたが、うずしお27号はそこそこの混雑で、私が座る座席の向きを変えると知らぬ人とご対面になってしまうようだったので、私も進行方向とは逆向きに座りました。

 ところで、1日に2往復ある岡山発着のうずしお号では、ある面白い(?)出来事に遭遇できます。それは「坂出駅の通過」。坂出駅はサンライズ瀬戸号を含め、基本的に全ての列車が停車しますが、唯一岡山発着のうずしお号だけは通過します。

 そんな坂出駅の通過という、貴重な光景を見て20:02に高松に到着します。高松駅で進行方向が変わり、ここからは座席の向きと進行方向が一致するようになります。20:05、高松を発車[④]。その後栗林に停車して、20:14に下車駅の屋島に到着です[⑤]






屋    島    駅
Yashima Station

駅舎①

駅前の様子②

跨線橋からの眺め③

駅名標④

 屋島駅です[①]。おととい、うずしお3号で通るだけ通ってはいますが、下車はこれが初めてですね。屋島でうずしお27号から降りた人は意外にも多かったです。が、ちょっとでもすれば降りた人たちは皆散り散りにどこかへ行ってしまい、駅前からは人影が消えました[②]

 この後高松からサンライズ瀬戸号に乗りますが、その高松までの戻りで乗車するのは、屋島20:27発の特急うずしお28号です。屋島〜高松間僅か9.5km、普通列車でも17分程度で行けるところを特急に乗るなんて、普通はありえないことですが、まぁ、バースデイきっぷですからね(笑) その程度の区間でも、堂々と特急に乗ることができるんです。

 屋島駅での滞在時間は13分しかありません。もううずしお28号が到着する時間ですね。では、1番線へ向かいましょう。



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