
高徳線3003D 特急うずしお3号 (N2000系)

高松(8:22)〜徳島(9:35)
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N2000系① |

ヘッドマーク② |

車体側面のLED③ |

向こうは自由席、こっちは指定席④ |

高松発車⑤ |

栗林に到着⑥ |

足置き⑦ |

枕”木”⑧ |

引田で見えた上り普通列車⑨ |

列車は山間へ⑩ |

最後の途中停車駅、勝瑞に到着⑪ |

上りのうずしお号と列車交換⑫ |

終点の徳島に到着⑬ |
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3番線には、既にうずしお3号となるN2000系が停車していました[①]。写真では編成は5両であるように見えますが、このうち前3両は高松運転所へ行く回送車両で、うずしお3号には連結されません。
発車時刻が近づいてきたので、残る2両のうち、前側の1号車へ乗車。徳島までのうずしお3号の指定席券を持っていますが、うずしお3号には「指定席車両」というものはなく、自由席の1号車のうち1〜4番席が指定席とされています。そう、1両の中に自由席と指定席が混在しているんです。
だからと言って半室グリーン車のように客室内に仕切りはないので、自由席区画の座席には白いカバーをかけ、指定席区画の座席には青いカバーをかけることで、自由席と指定席が区別されています[④]。
8:22、高松を発車[⑤]。指定席はそこそこ利用客がいた(といっても、分母が16席しかないんだけど)ものの、1号車後ろ寄りと2号車の自由席はガラガラ。バースデイきっぷで乗車しているということで、指定券は無料で発券したものです。そのため、たとえそれを捨てて自由席に乗っても損はしないので、自由席に移動しようかな・・・、とも思いましたが、指定席に留まることにしました。
最初の途中停車駅は栗林駅[⑥]。高架駅なうえに周囲はマンションなども多く、建物も密度が高かったので、「高松よりも都市っぽい駅だな」という印象を持ちました。1日当たりの乗車人員も、高徳線の途中駅としては最多だそうで。
この後、用をたすために便所を向かったのですが・・・、これは座っているぶんには分からないことだったのですが、まぁよく揺れる揺れる。。。座席の肩部には手すりがありますが、これを掴まないと歩くことができません。
そして便所の個室内に入って用を足し、手を洗おうと洗面台下部にある水を出すペダルを踏むと、蛇口から物凄い勢いで水がジャー! 水勢が強すぎて流れ出る水は跳ね、洗面台の下へ。なんだこれ・・・。
揺れるのは、「走る列車だから」と我慢できるとしても、あの洗面台の水の出方はちょっと我慢できるものでは・・・。早急に改善すべきかと思います。
JR四国が導入した特急型車両(2000系・8000系・N2000系)は、普通車でも足置きがあります[⑦]。もっとも、普通車ゆえに座席の間隔が狭いので、ゆったりと足を伸ばしてくつろげはしませんが、普通車の足置きの存在は、JR四国が導入した特急型車両の特徴の1つとして挙げておきましょう。
途中、ふと線路を見てみると、そこには枕”木”が。枕木と言うと、名前の通り、本来は木ですが、我が地元を走る常磐線はコンクリート製のPC枕木が敷設されています。それだけに、高徳線で使われている”本当の枕木”[⑧]がかえって新鮮に見えます。コンクリートで出来ていても枕木と呼ぶように、そういえば網棚も、網でもないのに網棚という言葉で呼びますね。
そして引田に9:04に到着[⑨]。ここでは高松行きの上りの普通列車と出会いましたが、その普通列車の車内を見てみると、まぁ何とも驚くべきことに、1人の乗客もいませんでした。「これぞ空気輸送だな」という言葉が思わず口から出てしまいそうでしたよ。
引田の次の讃岐相生を過ぎると県境を越えるため、列車は開けたところを走ってきたこれまでとは一転、山間部を走ります[⑩]。列車は力強い走りを披露しながらなおも南下します。
9:26、最後の途中停車駅、勝瑞に到着[⑪]。ここでは列車行き違いのために少々停車するということだったので、列車の外に出てみると、キハ185系の上りのうずしお8号が通過していきました[⑫]。うずしお8号の通過を見届けたら、再び列車に乗り込みます。次は終点の徳島なのですが、「なんだ、もう次は徳島なのか?」というのが正直な思い。高松と徳島って意外と近いんですよね。(高徳線で74.5キロしかない)
川を渡って佐古駅を通過すると、周囲に建物も増え、都市的な雰囲気が徐々に出てきて、9:35、終点の徳島駅に到着です[⑬]。降りてきた乗客の数はやはり少なく、ちょっと寂しくも感じましたが、指定席に乗車していた人たちは、全員が高松〜徳島の全区間を乗車したようです。
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