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※各画像はクリックすると拡大します。

高    松    駅
Takamatsu Station

駅名標①

高松駅で並ぶ車両たち②

いたいた285系③

途切れる線路と車止め④

立派な駅舎⑤

駅前にいた犬⑥

駅前の様子⑦

朝食でも食べようか⑧

2番線にいた1500形はこんな状態⑨

うずしお3号徳島行きに乗車⑩

 高松駅は、JR四国に3つしかない、線路が途切れる駅の1つ。駅名標も片側にしか隣の駅の表記がなく[①]、途切れた線路と車止めの存在[④]とともに、ここから四国の各地へ向けて線路が延びんているんだな、と思わせます。旅情を感じますね。

 ホーム上で写真を撮っていると、特急いしづち号の8000系がやってきました。8000系が8番線に到着した後、その顔を撮ってやろうかと8000系の顔の近くに行くと、ホームを挟みながらではありますが、なんと5つも車両が並んでいることに気が付きました[②]。8000系の隣にはマリンライナー号が停車しているので、それは写真には入れられませんが、実際には6つもの車両が並んでいることになります。
 ・・・おっ、並ぶ車両たちの中に、285系の姿も確認できますね。やはり、まだ高松駅のホームにいたんですね。近寄って1枚パチリ[③]

 改札口を抜けて、駅の外へ。高松駅の駅舎はガラスを多用した近代的かつ綺麗なもので、香川県、ひいては四国を代表する駅にふさわしい佇まいです[⑤]。そして、どういうわけか、駅前には鯉のぼりを頭に付けた犬が、鎖で繋がれた状態でいました[⑥]
 しばらくその犬を見ていると、地元の人と思われる人が犬の近くにやってきて、この犬を名前で呼びました(ジョン?何だったかなぁ)。その人は飼い主ではなく、そうだというのにこの犬の名前を知っているということは、この犬はひょっとしたら高松では有名な犬だったりするのか・・・!?

 さて、実はまだ朝食を食べていません。高松駅では次の列車まで、約50分の待ち合わせ時間がありますが、この時間の中で適当に朝食を食べようと思います。駅前の様子[⑦]を見ながら、「高松(香川)と言えばやっぱりうどんなんだが」と思いながら、食堂か何かを探し歩くと、高松駅構内にうどんが食べられそうな食堂を発見。朝食はそこで食べることにしました。
 で、カレーうどん・おにぎり・味噌汁を注文[⑧]。せっかく香川でうどん(讃岐うどん)を食べるというのに、カレーうどんではそれらしくないような気もしますが、まぁいいでしょう・・・。ちなみに、合計金額は3品で460円と安価でした。

 次に乗る列車の発車時刻の約10分前に完食。改札口へ向かい、バースデイきっぷを”自動改札機”に通します。高松駅は2008年6月1日から自動改札機の使用を開始し、JR四国では高知駅に続いて2番目の自動改札機設置駅となりました。まだ有人改札だった頃の高松駅が強く記憶に残っているので、高松駅で首都圏の駅で乗り降りするときと同じように自動改札機に切符を通すということに少し違和感を感じたり・・・。

 自動改札機を抜けて3番線へ。次に乗車するのは、8:22発の徳島行きの特急うずしお3号[⑩]。これに乗って徳島駅へ行きますが、特急うずしお号は高松〜徳島を結ぶ高徳線を全線走破する列車です。しかもうずしお3号の徳島までの所要時間は1時間13分とさほど長くはないので、高徳線はただうずしお号に乗っていれば、大して時間もかからず、しかも快適に、簡単に全線乗車できます。
 







高徳線3003D 特急うずしお3号 (N2000系)
高松(8:22)〜徳島(9:35)

N2000系①

ヘッドマーク②

車体側面のLED③

向こうは自由席、こっちは指定席④

高松発車⑤

栗林に到着⑥

足置き⑦

枕”木”⑧

引田で見えた上り普通列車⑨

列車は山間へ⑩

最後の途中停車駅、勝瑞に到着⑪

上りのうずしお号と列車交換⑫

終点の徳島に到着⑬

 3番線には、既にうずしお3号となるN2000系が停車していました[①]。写真では編成は5両であるように見えますが、このうち前3両は高松運転所へ行く回送車両で、うずしお3号には連結されません。

 発車時刻が近づいてきたので、残る2両のうち、前側の1号車へ乗車。徳島までのうずしお3号の指定席券を持っていますが、うずしお3号には「指定席車両」というものはなく、自由席の1号車のうち1〜4番席が指定席とされています。そう、1両の中に自由席と指定席が混在しているんです。
 だからと言って半室グリーン車のように客室内に仕切りはないので、自由席区画の座席には白いカバーをかけ、指定席区画の座席には青いカバーをかけることで、自由席と指定席が区別されています[④]

 8:22、高松を発車[⑤]。指定席はそこそこ利用客がいた(といっても、分母が16席しかないんだけど)ものの、1号車後ろ寄りと2号車の自由席はガラガラ。バースデイきっぷで乗車しているということで、指定券は無料で発券したものです。そのため、たとえそれを捨てて自由席に乗っても損はしないので、自由席に移動しようかな・・・、とも思いましたが、指定席に留まることにしました。

 最初の途中停車駅は栗林駅[⑥]。高架駅なうえに周囲はマンションなども多く、建物も密度が高かったので、「高松よりも都市っぽい駅だな」という印象を持ちました。1日当たりの乗車人員も、高徳線の途中駅としては最多だそうで。

 この後、用をたすために便所を向かったのですが・・・、これは座っているぶんには分からないことだったのですが、まぁよく揺れる揺れる。。。座席の肩部には手すりがありますが、これを掴まないと歩くことができません。
 そして便所の個室内に入って用を足し、手を洗おうと洗面台下部にある水を出すペダルを踏むと、蛇口から物凄い勢いで水がジャー! 水勢が強すぎて流れ出る水は跳ね、洗面台の下へ。なんだこれ・・・。
 揺れるのは、「走る列車だから」と我慢できるとしても、あの洗面台の水の出方はちょっと我慢できるものでは・・・。早急に改善すべきかと思います。

 JR四国が導入した特急型車両(2000系・8000系・N2000系)は、普通車でも足置きがあります[⑦]。もっとも、普通車ゆえに座席の間隔が狭いので、ゆったりと足を伸ばしてくつろげはしませんが、普通車の足置きの存在は、JR四国が導入した特急型車両の特徴の1つとして挙げておきましょう。

 途中、ふと線路を見てみると、そこには枕”木”が。枕木と言うと、名前の通り、本来は木ですが、我が地元を走る常磐線はコンクリート製のPC枕木が敷設されています。それだけに、高徳線で使われている”本当の枕木”[⑧]がかえって新鮮に見えます。コンクリートで出来ていても枕木と呼ぶように、そういえば網棚も、網でもないのに網棚という言葉で呼びますね。

 そして引田に9:04に到着[⑨]。ここでは高松行きの上りの普通列車と出会いましたが、その普通列車の車内を見てみると、まぁ何とも驚くべきことに、1人の乗客もいませんでした。「これぞ空気輸送だな」という言葉が思わず口から出てしまいそうでしたよ。
 引田の次の讃岐相生を過ぎると県境を越えるため、列車は開けたところを走ってきたこれまでとは一転、山間部を走ります[⑩]。列車は力強い走りを披露しながらなおも南下します。

 9:26、最後の途中停車駅、勝瑞に到着[⑪]。ここでは列車行き違いのために少々停車するということだったので、列車の外に出てみると、キハ185系の上りのうずしお8号が通過していきました[⑫]。うずしお8号の通過を見届けたら、再び列車に乗り込みます。次は終点の徳島なのですが、「なんだ、もう次は徳島なのか?」というのが正直な思い。高松と徳島って意外と近いんですよね。(高徳線で74.5キロしかない)

 川を渡って佐古駅を通過すると、周囲に建物も増え、都市的な雰囲気が徐々に出てきて、9:35、終点の徳島駅に到着です[⑬]。降りてきた乗客の数はやはり少なく、ちょっと寂しくも感じましたが、指定席に乗車していた人たちは、全員が高松〜徳島の全区間を乗車したようです。



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