予讃線1056D 特急宇和海6号 (2000系)

宇和島(8:39)〜伊予大洲(9:28)
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列車は3両編成① |

1号車に乗り込む② |

トンネルが結構多い③ |

トンネルの合間に見えた絶景④ |

なんか厚い・・・⑤ |

卯之町に到着⑥ |

卯之町のホームから⑦ |

相手が普通列車だとは・・・⑧ |

「別府」の文字⑨ |

下車駅の伊予大洲に到着⑩ |
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宇和海6号は3両編成。宇和海に沈む夕日を元にしたヘッドマークも誇らしげです[①]。この列車で終点の松山まで一気に行く・・・、と言いたいところですが、予讃線の伊予長浜経由(旧線)の方に乗るために、新線と旧線が分岐する伊予大洲までの乗車です。では、列車に乗り込みましょうか。
1号車の客室内に入ると・・・、うん、空いていますね[②]。指定券で指定された1号車2番D席へ行き、荷物を下ろし、着座。が、リクライニングボタンを押してもいないのに座席がスーッと倒れる。上体を起こしてみると、今度は勝手に戻ってくる。どうやら、リクライニング機構の故障っぽい・・・。
もちろん、こんな席には座っていられないので移動します。普通に指定席特急券を買っているなら、別の指定席座席への振り替えを車掌氏に要望しますが、バースデイきっぷによってタダで取った指定席ということもあるので、自由席の1号車9番A席に移動しました。
8:39に列車は定刻で宇和島を発車。単線非電化という悪条件ですが、振り子をグイグイ効かせながら、列車は予讃線を上っていきます。意外にもトンネルが多く、トンネルを通っては出て、通っては出てということを繰り返す区間もありました[③]。特に立間〜下宇和間は、本当にトンネルと明かり区間が短時間で交互に入れ替わる区間だったんですが、トンネルの合間の明かり区間では、こんな素晴らしい車窓も見ることができました[④]。
カメラを置いたりするため、私は、特に食事をしたりしない場合でも、座席の背面テーブルは基本的に展開しています。しかし、それにしても、なんですかこの厚ぼったいテーブルは(笑)[⑤] 背面テーブルと言うと、もっと薄くて綺麗なものを想像するんですけれどもね。ただ、同じ2000系の普通車でも、普通の薄いものを装備した座席を配置している車両もあるようですよ。
8:59に到着するのは卯之町[⑥]。列車交換のために少々停車すると言うので、車外に出て新鮮な空気を吸います。JR四国の路線は単線区間が非常に多い(というか、複線区間は児島〜宇多津・坂出、高松〜多度津しかない)ので、列車交換も多くあり、このように一旦車外に出る機会も、今回の旅では自然と多くなっています。
そんな卯之町駅のホームからは、雲一つとない快晴と、緑が生い茂る山々、黄色が鮮やかな菜の花などを見ることができました[⑦]。しばらくすると、交換相手の列車がやってきましたが・・・、なに、普通列車だと?[⑧] 致し方ないとは言っても腑に落ちませんな・・・。
卯之町の次に停車するのは八幡浜。ここまで、宇和海6号はガラガラと言って良い状態で走ってきましたが、八幡浜では「もしかしたら隣に座ってくるかもしれない」と思うくらいの結構な乗車がありました。ここで、「別府」と書かれた看板が目につきましたが[⑨]、この駅から約2kmのところにある八幡浜港から、別府港行きのフェリーが出ているので、そのことなんでしょうね。
愛媛から大分まで、鉄道だけを使って移動すると時間もお金もかかるので、このフェリーは、場合によっては四国と九州の短絡ルートとして、鉄道旅行でも使い道がありそうですね。
そして9:28、下車駅の伊予大洲に到着[⑩]。宇和海6号はこの先、予讃線の新線と内子線を経由して松山へと向かいますが、一方の私はといえば、この先は普通列車で旧線を経由して移動します。
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