海部駅では約1時間15分の滞在時間を取ってあるので、駅の近くでも散策します。先ほど列車の中から海が見えたので、「海に行けないかな」と思いながら、とりあえず道路を歩きます[①]。そのままふらふらと幹線道路を歩いていると、海の方へ向かっていると思しき道路が枝分かれしていたのでその道へ。その道を歩いていると、早くも鯉のぼりを揚げている家がありました[②]。まだ4月3日なんですがね?
更に道を進むと、右手に中学校が現れ、そこの桜は、満開まであと少しというところまでになっていました[③]。これは後で海部駅に戻るときに見た光景で、時間の流れを無視して書くことになりますが、この中学校の女子バレーボール部の部員たちが選挙カーに手を振りウグイス嬢が「こういった未来を担う子供たちが・・・」などと、それを上手く利用する(?)という光景が見られました(笑)
道なりにずっと歩いていくと、川と海が接する?ところまでやってきました[④]。そのまま更に進むと道は右に曲がり、やがて「鞆奥漁港海浜公園」という公園の案内板を発見[⑤]。ここへ行けば海でも見られるんだろうと思い、海浜公園へ行くことにしました。海浜公園に繋がる道でもあるのかと思っていたら、海浜公園へは、漁港の中を通って行くようになっていました。漁港にリュックを背負った、見るからに地元の人間でもなければ漁師でもない人間が漁港をのっしのっしと歩くのは、さて海の男達にはどう見えたのやら。
そして3分くらいで、目的地の鞆奥漁港海浜公園に到着しました[⑥]。この公園は高台の上に造ってあるようで、階段を上って辿り着くようになっていました。公園と言っても大きな広場があるだけという感じで、設備としては便所とベンチ(休憩所)があるくらいです[⑦]。他には誰もいなかったので、だだっ広い広場がより一層強調されているように見え、ちょっと寂しい雰囲気が漂っていました。
その広場(公園)からは海岸へと降りることができるようになっていたので[⑧]、階段を下りて、海岸に降り立ちました。海へはもっと簡単に行けるかと思っていたんですが、こうして海岸に辿り着くまでには、意外と時間と労力がかかりましたね。海には来たものの、泳ぐわけでもないので、結局、海岸で動画を撮っただけで引き揚げました。
そのあとは海部駅へと戻りましたが、戻る途中で、津波から逃れる避難所を見つけました[⑩]。そういえば今私がいるところというのは、まさに海のすぐ近くですよね。先の東日本大震災で津波の恐ろしさを存分に知りましたが、徳島やその近くで大きな地震が起これば、ここに津波が襲来することも十分に考えられますし、この避難所もそういうときに役に立つのでしょうね。この避難所は最大300人を収容することができ、どうやら倉庫や自家発電設備も備えているようです。
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