
本四備讃線・予讃線3105M 快速マリンライナー5号 (5000系+223系5000番代)

児島(7:02)〜高松(7:34)
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パノラマ席① |

トンネル突入② |

瀬戸大橋走行中!③ |

向こうの方が若干高い④ |

座面スライド機構がある⑤ |

瀬戸内海の様子⑥ |

四国最初の駅・坂出⑦ |

上り列車とすれ違い⑧ |

高松運転所⑨ |

高松到着〜⑩ |
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乗降扉が開いたら、列車へ乗り込みます。マリンライナー号(5000系)のパノラマ席は1列しかなく、また平屋部分にあり、デッキとの仕切り扉もありません。そのため、車内へ入るとすぐそこにパノラマ席があり、またすぐに自分の席にありつくことができます[①]。
指定券に記載された1号車1番D席に座り、隣のC席の前に荷物を置くと、乗降扉が閉まり、列車は高松へ向けて児島駅を発車。普通列車などで、運転室のすぐ後ろに立って前面展望をしたことはありますが、こういったパノラマ席に座って、座席に座りながら前面展望をするというのは、実は今回が初めて。
ちなみに、パノラマ席には他の乗客はおらず、私1人で終点の高松まで独占することができました。
児島駅を発車してしばらくすると、列車は長さ約1700mのトンネルに入ります[②]。このトンネルは瀬戸大橋と繋がっていて、このトンネルを走り抜けると、いよいよ列車は瀬戸大橋へと足を踏み入れ、海上を疾走します。本州からの脱出ももう近いんですね。
そしてトンネルを抜けると、そこは瀬戸大橋![③] 幾重にも折り重なるように連続する鉄柱(枠)が威圧感を与えます。川の上を走っているのではなく、瀬戸大橋という”海”の上を列車で走って渡っているという事実は、私に何とも言えぬ非日常的な感覚を与えるのですが、毎日瀬戸大橋を渡って本州と四国を行き来して通勤・通学している人もいるんでしょうね。そういう人たちにとっては、瀬戸大橋を列車で渡ることは、日常的な、いつものことなんですから、ある意味恐ろしい。
窓越しに前をよく見てみると、線路が一旦上がって、向こうの奥の方でまた下がっている[③]・・・、なんて事実に気がつくと、今度は車内のある事実に気がつきました。これまでに、マリンライナー号のパノラマ席に乗ったことがある方はご存じだと思いますが、4席あるパノラマ席のうち、A・Bの2席はC・D席より一段高いところに座席が設置されています[④]。
A・B席は目の前に運転士が座るので、運転士が邪魔になって前面展望がしづらくならないように、という意図で一段高いところに座席を置いたのでしょうが、できればC・D席も高くしてほしいところ。現状だと、「ちょっと見にくい(低い)かも?」という気がしないでもないので・・・。
走ること約8分で瀬戸大橋の走行は終了。ついに四国の大地へやってきましたが、列車から乗り換えて連絡船で来たというわけでもなく、列車に乗ってちょっと橋を渡っただけで来ましたから、「四国へ来たんだなぁ」という具体的な実感はありませんね。まぁ、それだけ瀬戸大橋によって四国と本州の距離が縮まったということなのでしょうが。
そして記念すべき?四国最初の停車駅は坂出駅[⑦]。当然のことながら、パノラマ席や指定席に乗ってくる人はなし。でも、バースデイきっぷなら、グリーン車に追加料金なしで乗車できますから、例え坂出〜高松の乗車でも何のためらいもなくグリーン車を利用できますねぇ。
坂出を出ると、次の停車駅は終点の高松。途中で上りのマリンライナー号とすれ違いました[⑧]が、パノラマ席だと向こうから列車が来ているのと、こっちに徐々に近づいてくる様子がよく分かりますね。ちなみに、[⑧]番の写真のように、上りだと2階建て車両は最後尾になり、パノラマ席もデッキ側に向くので、上りではパノラマ席での前面展望はできません・・・。
終点の高松到着前には、進行方向右側に高松運転所が見えました[⑨]。サンライズ瀬戸号で使われる285系は、昼間はここに留置されますが、その姿は見えず。まだホームにいるのかな?
・・・などと思っているうちに、列車は7:34、定刻で終点の高松駅に到着しました[⑩]。サンライズ瀬戸号の中ではあまり良い睡眠が取れなかったので、ちょっと眠いのですが・・・、今回の旅のこれからのことを考えると、わくわくしてきて眠気も吹っ飛びそうです!
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