大垣に到着するとき、名古屋行きのしらさぎ2号とすれ違いました[①]。しらさぎ号の下り1番列車と上り1番列車同士の遭遇というわけですが、遭遇する場所があまりにも名古屋寄りすぎます。それもそのはずで、1号が名古屋7:50発であるのに対し、2号は金沢5:48発。どちらも同じ1番列車ですが、始発駅を出る時刻に大きな差があります。
大垣発車後、築堤を駆け上がっていく線路が右手に見えます[②]。大垣で接続する路線といえば、美濃赤坂とを結ぶ東海道本線の支線ですが、この写真の線路は、大垣車両区に繋がるただの回送線です。その大垣車両区には、下りの快速ムーンライトながら号として到着した185系が留置されていました[③]。なお、ネタばらしになってしまいますが、今晩、私は、上りのムーンライトながら号に乗って東京へ帰ります。
今日もまた実に良い天気です[④]。3月25日に一時的に雪に見舞われてしまったこと以外は、今回の旅は、天気には恵まれています。関ヶ原の付近は、冬季は降雪することもしばしばありますが、そんな冬の季節も終わり、緑が瑞々しくなりつつある春を迎えています。
関ヶ原を通過します[⑤]。新快速も特別快速も、大垣〜米原間では各駅停車となってしまうため、同区間で駅を通過する光景を見られるのは、特急列車への乗車中だけです。サンライズ瀬戸・出雲号に乗車すれば、夜に通過することもできます。
大幹線であり、おおむね線形は良好な東海道本線ですが、大垣〜米原間は、お世辞にも良い線形をしているとは言えません。特に、関ヶ原から先は、右へ左へよくくねります。その線形の悪さが頂点に達する場面と言えるのが、柏原〜近江長岡間にあるオメガカーブで、トンネルを掘らずに山を迂回していく線路は、乗車している列車の中からでも、はっきりと見ることができます[⑥]。
列車は8:49に米原に到着しました[⑦]。ここでは8分停車し、付属編成の増結と方向転換を行います。
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