日付は変わって3月25日です。今日は最終目的地を青森駅に定めて移動していきます。それでは、ホテルを出て、旅路に戻りましょう。
今日はまず東北本線を下っていきます。乗車するのは、7:59発の盛岡行きの普通列車です[①]。特急・急行とは言わないまでも、せめて快速列車があれば、少しは楽しく移動できるのでしょうが、一ノ関を発着する定期の東北本線快速列車はありません。7:59発の次は8:59発であり、万が一乗り逃してしまうと、大変なことになります。また、停車列車の都合上、仮に乗り逃した場合、新幹線で追跡して追い付くこともできません。
東京方面の新幹線発車標を見てみると、はやて112号とはやぶさ8号が表示されていました[②]。どちらの列車も、登場当初は、基本的に東京・(上野)・(大宮)・仙台・盛岡と停車する速達列車だったはずですが、一体全体どうして一ノ関に平然と停まっているのやら。今や、仙台以北まで達するはやて号は、少なくとも一ノ関には必ず停車し、東京発盛岡行きのはやぶさ号には、仙台〜盛岡間各駅停車という便まであります。
仙台方面から貨物列車がやってきました[③]。牽引しているのはEH500形。最終的な行き先がどこなのかは知りませんが、青函トンネルを抜けて北海道まで達する便でしょうか。以前は、EH500形がそのまま北海道まで行くことができましたが、北海道新幹線開業後は、架線電圧昇圧とATC方式の関係で、青函トンネル区間はEH800形が牽引するようになりました。機関車付け替えの手間が増えましたね。
まあ、それにしてもこの貨物列車の編成の長いこと[④] [⑤]。具体的に何両あるのかは不明でしたが、少なくとも17両はあったように思います。もちろん、貨車なので、旅客車両(20m級)が17両ある場合よりは短いのでしょうが、これから乗る普通列車(4両)、その次の普通列車(2両!)などと比べると、圧倒的な長さを誇ります。東北新幹線ができてからというもの、東北本線は、一気に近郊輸送が中心となりましたからね・・・。
足元を見ると、ジョイフルトレイン「ジパング」の乗車位置案内がありました[⑦]。定期的な運用のない車両に対しても乗車位置案内を用意しているようですね。個別の列車名ではなく、編成愛称「ジパング」を書いておけば、どんな列車名をもって走る場合でも、このシールで対応できます。
|