土・日きっぷで大暴れ!
土・日きっぷで東日本のあちこちを巡る旅


土・日きっぷといえば、土曜日と日曜日の2日間、JR東日本の古川・酒田・湯沢以南の全線と、北越急行ほくほく線などを自由に乗り降りできる
切符として知られていますが、このきっぷの最大の特徴はやはり「新幹線や特急も追加料金なしで利用できる」というところにあります。

乗り降り自由でありながら、優等列車も利用可能。
それでいて大人18000円、中高生は9000円と安めの価格設定であり、言うまでもなく「乗り鉄」たちには大好評の切符でした。

ところがその土・日きっぷが2010年3月27日・28日の利用も持って廃止されることがJR東日本から発表。
部活をしている学生という身分上、土曜日と日曜日の2日が連続で空くということはまずなく、計画だけは立てながらも利用したことはありませんでした。

「このまま指をくわえながら廃止されるのか・・・」と思っていたところ、奇跡的に土曜日・日曜日が連続して空き、土・日きっぷを使った
旅ができるという機会を得ることができました。それは奇しくも、土・日きっぷ最終日の3月27日・28日。

神が与えた?この機会を逃すわけにはいかない・・・。
そして私は、急いで時刻表片手にエクセルで旅程を作成。最初で最後の土・日きっぷの旅が始まろうとしていました。
終点上野 常磐線の列車で上野駅にやってきました。

1番最初に乗る列車が遅れたりすると、どうしてもどことなく不安に駆られてしまうものですが、それがきちんと定刻通りに走ってくれると、安心感が湧いてきます。
ポッポッポーハトポッポー ふと下を見ると、どこからかやってきた鳩がホーム上をウロウロ。

朝からどうもご苦労様です(?)
E231系の顔 高崎線や東海道本線を走るE231系は、前照灯は正面上の行き先表示機の左右にあり、帯の下は尾灯のみですが、常磐線のE231系は前照灯が尾灯と同じように帯の下にあります。

このほか山手線用の500番代と東京メトロ東西線に乗り入れる800番代は、正面の顔の造形が他のE231系とは全く異なっています。
作業的に大量に量産されたという印象がありがちなE231系ですが、その中にも色々違いや「個性」はあるということですね。
向こうのE531系 常磐快速線の列車が発着するホームは、土浦や水戸に行く中電が発着する9番線・10番線ではなく、その隣の11番線・12番線。

普段は中電のE531系に乗って上野駅に降り立っているので、こうして快速線のホームからE531系を見るというのは何だか変な気分・・・。
新幹線〜 さて、次に乗車する列車は、上野6時10分発の東北新幹線やまびこ41号。
新幹線や特急も追加料金なしで利用できるという土・日きっぷ最大の特徴を早速活用させてもらいます。

このやまびこ41号は、定期列車では上野駅の下りの東北新幹線の1番列車。
仙台までは大宮〜宇都宮〜郡山〜福島という停車駅で走りますが、仙台から先は終点の盛岡まで各駅に停車するという種類のもの。

東海道・山陽新幹線は停車駅で列車名を区別していますが、東北新幹線にはそこほど厳密に列車名を区別していません。
実際、同じやまびこ号でも大宮〜仙台間無停車という列車もあれば、やまびこ41号の後に来るやまびこ201号のように、仙台まで各駅停車という列車もあります。
能登待ち さていざ新幹線改札口を抜けようか・・・、という時、16番線の前で列車を待っている同業者を発見。

この後6時58分に青森からのあけぼの号が到着しますが、それは13番線。しかし彼らが待っているのは、あけぼの号は到着しない16番線。

「何を待っているのか?」と1分ほど考えてみたら、分かりました。
恐らく、臨時の能登号の到着を待っていたのではないかな、と。

定期運転終了が近づく2010年1月29日、私は下りの能登号に乗車しましたが、その時は能登号が入る16番線付近はこの有様でした。

しかしもうボンネット型でないからか、それとも当分は走るということでかは分かりませんが、ファンの注目度も激減したようで、その時の人だかりは全く見られませんでした。
自由席は? 新幹線改札口を抜けたら、まず自由席の号車を確認しておきます。

土・日きっぷは4回までなら追加料金なしで指定席も利用できますが、指定席を利用しない場合は自由席の利用になります。

私は今回、やまびこ41号の指定券は取らなかったので、自由席に乗車します。
上野発の新幹線か? やまびこ41号が発車する20番線に降り立つと、隣の19番線にはE2系の姿が。

「上野発の臨時列車か?」と思いましたが・・・。
回送 行き先表示機は「回送」の表示。

どうやら上野発の臨時列車ではなかったようです。
東京へ それから数分後、E2系は東京へ向けて発車していってしまいました。

これまで知らなかったのですが、どうやら上野駅には翌日早朝の東京発の列車で使用される車両を滞泊させるという役割もあったようですね。

早速土・日きっぷの利点が発揮される、やまびこ41号への乗車。
それにしても、東北新幹線への乗車は久しぶりです。(1年3カ月くらいは乗っていなかった)
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