土・日きっぷで大暴れ!
土・日きっぷで東日本のあちこちを巡る旅


自分の座席はグリーン席と合造の1号車でした。
モーターがないので、夜行列車に必要な「静粛性」が確保されるのは嬉しいところかな。
信越本線・上越線・高崎線8602M・8612M 急行能登号(485系)
直江津(0:40)〜大宮(5:53)
発つ 2分の停車で0時40分、能登号は直江津駅を発車しました・・・、が・・・。

入線時に6号車〜1号車までざっと車内の様子を眺めてみたら、乗客は1両につき6〜7人というあまりに寂しいもので、能登号が臨時列車化された理由が物凄く分かったと同時に「何故JRはこの列車を臨時として残してしまったのか?」と思わずにはいられませんでした。

定期運行終了時にはあれだけの乗客があったのが、臨時列車化されるや否や、「まだ走るから」とか「ボンネットでないから」と思われたのか、一気に乗客が減ってしまったのはむなしいというほかありません。

ちなみに、全車指定席ですが、直江津駅でも何人か下車があり、金沢や富山辺りから、直江津への最終列車としての役割があるということが分かりました。
実際、私の席も直江津までの人が使っていたようで、座席に温もりがありました。
209系 直江津駅を発車すると、進行方向右側に元京浜東北・根岸線の209系が疎開留置されているのを目にしました。

房総方面への転用改造がなされるまで、しばしの休息。
209系投入に伴って消えゆく113系の姿も、今のうちに記録しておきたいものですね。
洗面所 自席に落ち着いて、直江津駅発車の光景を見届けたあと、すぐに歯を磨くために洗面所へやってきました。

雰囲気や造りは、今となってはちょっと古めかしいような感じもしますが、水は自動水栓になっているので、実用的には何ら問題はありませんでした。

ちなみに、方向幕の下にある小窓は、乗客が自分で開けることができます。
少ししか開かないので、新鮮な空気を味わう・・・、というわけにはいきませんが、もし485系などに乗車するときにこのことを思い出したら、興味本位に駆られたつもりで(?)開けみてください。
長岡 歯を磨いて自席に戻った後は、「まだ旅は続くから」と、頑張って眠りについた(座席夜行で眠るのは本当に苦手)のですが、たった10分程度眠っただけで起きてしまいました。

で、目覚めると、そこは長岡駅でした。

窓越しに外を見てみると、青森行きの下りあけぼの号が能登号と同じように運転停車をしてました。
そういえば2009年3月改正で、これまで全区間EF81形牽引だったのが、上野〜長岡間ががEF64形となったので、ここ長岡駅で牽引機の交換を行うようになりましたね。
さよ〜なら〜 私が目覚めてあけぼの号の存在を確認してから10分程度で、下りあけぼの号は発車していきました。

長岡駅は、以前は能登・北陸・あけぼの・日本海・トワイライトエクスプレス・ムーンライトえちご・きたぐにという7つの夜行列車が見られるという駅でしたが、2010年3月改正以降は、北陸号は見られなくなりました。

しかし、それでも臨時のトワイライト・えちごを含めれば6つは見られるのですから、長岡駅は今でも「夜行列車がたくさん見られる駅」となっていますね。
なんとなくさぁ 息抜きに車外へと出られれば嬉しいのですが、長岡駅は運転停車の扱いなので外には出られません。

仕方がないのでデッキに出てきましたが、やはりこれだと息抜きとまではいかないなぁ。
洗面台 デッキの乗降扉の窓越しに、洗面台を見つけたので撮影。

蒸気機関車がまだ現役だったころには、顔にこびりついた煤を洗い落とすために使われて役立っていたのでしょうけれども、蒸気機関車が走らない今となっては、まず使われることはなさそうです。

鏡には、能登号の485系自身が写っていました。
1958年登場の151系以来続く、クリーム色と赤色による「国鉄特急色」

見慣れた塗装ではありますが、特急型車両に気品と重厚感・特別感、そして格好良さを1度に与えられる、まるで魔法が作り出したかのような不思議な塗装です。
上り 2時04分、今度は上りのあけぼの号がやってきました。
上り能登号の運転停車中に、上下両方のあけぼの号を見ることができるとは、思わぬ収穫です。

今、私は能登号の車内にいるので見ることができませんが、外から見たら、ブルートレインと国鉄色の485系が並んでいる光景というのは、古き良き時代を感じさせるような光景に見えるのでしょうね。
パイチ 前述のように、あけぼの号は長岡駅で機関車交換を行いますが、先ほど見た下りあけぼの号の機関車交換の光景は、残念ながら見ることができませんでした。

しかし、嬉しいことに、上りあけぼの号は、自席から機関車交換が見られる位置に停車してくれていました。

というわけで(?)あけぼの号の機関車交換の光景をご覧ください。
切り離し 【2時07分ごろ】

まずここまで牽引してきたEF81形が24系から切り離されます。
発車 【2時09分ごろ】

切り離されてから数分で、EF81形は長岡車両センターへと向けて発車。
残される で、24系は寂しく取り残されてしまいます。
自走できない客車なので、何だか寂しさがより一層際立っている気がします(泣)
64襲来 【2時18分ごろ】
EF81形が発車してから約10分、長岡車両センターから、上野まであけぼの号を牽引するEF64形がやってきます。
連結 【2時21分ごろ】
EF64形が24系と連結されました。これで機関車交換は完了です。
約15分の時間をかけたことになりますが、頑張ればもう少し早くできるかもしれませんね?
なんと! で、連結したと同時に、まるで見計らったかのように私が乗車する能登号は発車してしまいました!
機関車交換をしたりしないのに45分というやたらと長い停車でしたが、まぁ下りドリームにちりん号の大分駅でのバカ停よりはマシですね。

ちなみに、ご存知の方も多いでしょうが、能登号は長岡駅で進行方向が変わります。

そこで私は座席の向きを転換させ、進行方向向きにするとともに、向かい合った座席に誰も座っていなかったので、そのまま足を伸ばして眠ることにしました。

座席を向かい合わせにして寛ぐというのは、私はあまり好きではないのですが、良くも悪くもがらがらだったので、思い切ってさせてもらいました。

仮眠程度の睡眠時間しか取れないですよ、これだと。
まぁでも、機関車交換が見られたので良しとしよう(笑)
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