 |
切符の様式はJRの近距離乗車券とよく似ている・・・、と思ったら、JRでは「○○ ●●●円区間」という表示となるのが、しなの鉄道では「小諸 軽井沢」と、行き先が「●●●円区間」ではなく、駅名で指定されていました
その代わりに料金は右上に印字されています。
その他は、印字されている内容、配置など、JRの近距離乗車券とよく似ています。
|
しなの鉄道線768M (169系)

小諸(13:40)〜軽井沢(14:04)
・・・のはずだった
|
 |
「間もなく13時40分発の軽井沢行きが・・・」と乗車を催促していたのに、発車時刻を過ぎても列車が発車しません。
「遅れての発車か?」と思いましたが、そういった放送はなされませんでした。
不思議に思って、車内から出てホームに降りてみると、169系と一緒に停車していた115系の姿がありませんでした。
その瞬間、私は全てを察しました。「あっちの115系が軽井沢行きだったのだろう」
そう、恥ずかしいことに、私はなんと長野行きと軽井沢行きを乗り間違えてしまっていたのです!
前ページの最後から2番目の画像を見ていただければ分かるように、169系の運転台の窓にご丁寧に「長野行き」ときちんと掲出されていたにも関わらず、です。
未だに、なぜ長野行きの169系を軽井沢行きの115系の列車と勘違いしてしまったのかが謎なのですが、来てほしいと思っていた169系がそこにいたからか・・・?
|
 |
一応、乗り間違いに気がついたので、長野方面に送られてしまうという事態は避けることができましたが、当然ながら、こんなバカなことをしたのは私1人。
小諸駅のホームには、私以外には誰1人として人はいませんでした。
この後、1日目にも行った仙台へ再度向かうのですが、時間に余裕を持たせていたことが幸いして、約1時間10分後の14時51分発の軽井沢行きに乗った場合でも、仙台駅で乗り継ぐ列車に間に合うことが分かりました。
しかし、仙台への移動で乗車するために取っていた、Maxやまびこ121号の指定券は無駄になってしまいます。(まぁ、無駄とは言っても、土・日きっぷなのでノミ券ですが・・・)
|
 |
今から1時間10分、ず〜っとホーム上で待っているのはあまりにも辛いので、一旦改札口を出て、もう1度駅舎の外に出ようと思います。そして駅前でも歩きましょう。
先ほどのしなの鉄道の乗車券では、「乗り遅れたから次を待つので、一旦出してくれ」と言っても出られないでしょうけれども、土・日きっぷがあるので、それを見せれば改札口から出ることはできます。
え〜い、ちくしょう!とりあえずそこに停車していた115系でもやけくそで撮るか!
|
 |
で、改札を土・日きっぷで抜けて、駅舎の外に出てきました。
まさか、この駅舎をもう1度見ることになろうとは、私自身思いもしませんでしたよ。
まったくドジなことをしたものですね・・・。
|
 |
次の軽井沢行きまでは1時間ちょっとの時間があるので、駅前でもちょっと歩こうかと思いますが、一つ驚いたのは、小諸駅前というのは昔ながら?の商店街のようになっていたこと。
セブ●イレブンといったコンビニもなければ、スーパーがあるわけでもありませんでした。
人数も少なく、物音もあまりしていませんでしたし、車通りも少なめでした。
北陸新幹線のルートから外れて、特急あさま号が来なくなって以降、小諸の街というのは徐々に衰退していったそうですが、その結果なのでしょうか・・・?
|
 |
「ドイツシーメンス補聴器取扱店」
補聴器は鉄道とは関係ありませんが、シーメンスという言葉はちょっと引っかかります。
どこかで聞いたような気が・・・。
しばらくこの看板の前で立ち止まって思い出していたら、E501系や京急2100形のインバータを製造した会社であったことを思い出しました。
E501系は、かつては常磐線の土浦以南にも顔を見せていたので、何回かE501系に乗車したことがあり、私もあの特徴的な音を発する加速や減速を体験しています。 |
 |
ちょっと懐かしい感じのする丸ポストを発見。
昭和の香りを色濃く残す丸ポストに、「日本郵便」のシールが貼られているというこのアンバランスさは面白いかも。
近づいてみると、何度も色を塗りなおしたことや経年による劣化でか、表面には結構凹凸があり、長年使用されているということを強く実感しました。
|
 |
駅前から真っすぐ伸びている道の一つ隣の?道に入ってみると、そこにはあたかも小京都のようでした。
小諸市は、小京都と呼ばれる地域が加盟する団体である、「全国京都会議」という団体には加盟していませんが、雑誌などで小京都として紹介されたことがあるそうです。
写真には写っていませんが、コカ・コーラの自販機も茶色でしたし、そういう点でも確かに小京都かも。
|
 |
と、そのような小京都のようなところがある一方、ちょっと道を外れた路地には、たくさんの小さな飲食店(居酒屋)がひしめきあっていて、その看板の数が凄いこと!
昼間だからか閑散としていましたが、これが夜になれば繁盛するのでしょうね。
同じ夜のものでも、夜行列車はさっぱりなのに、居酒屋は繁盛。
いや、この2つを比べてみても仕方がないか・・・。
|
 |
一通り駅前を歩いて、ぐるっと1周してまた小諸駅前まで戻ってしまったので、駅前の探索はその程度で終わりということにしておきましょう。
で、やってきたのは、宮坂食品というお店。
まだ14時51分の軽井沢行きの列車まで時間があるので、こちらで今回の旅の土産でも買っておこうかな、と思いまして。
本当はこの後行く仙台駅で土産は買おうと思っていたのですが、私がドジな乗り間違いをしてしまったせいで、仙台駅で時間が取れなくなったので、代わりに小諸で・・・。
まぁ、私の旅は(というより鉄道の旅がそうかな)、ある1つの行き先を決めて、そこに行っていろいろ観光をする、というものではありません。
ですから、土産を買うと言っても、その場所はどこで構わないと言えばそうなのですが。
|
 |
「明るい〜ナショナ〜ル明るい〜ナショナ〜ル♪みんな〜うちじゅう〜な〜んでも ナショ〜ナ〜ル〜♪」
現在は、国内・海外ともにパナソニックになってしまい、ナショナルの名を聞くこともまずありませんが、駅の時計はナショナルのものが多かったりする(というより、駅にある時計で、ナショナル以外のものは目にしたことがない)ので、今でも「National」と書かれた時計を目にすることができます。
数字と針があるだけという、いかにも「時計らしい」作りのこの時計。
駅にある時計の特徴と言えば、やはりこの飾り気のなさではないでしょうか?
|
 |
今日は3月28日。しかし、1か月以上の前の2月22日の「22.2.22」の記念入場券の広告が貼り出されたままでした。
ところで、1と2では年号〜月〜日が全て同じ数字になる、ということが成り立ちますが、33.3.33は成り立ちません。また、それ以上の数字も成り立ちません。
次に同じ数字が年号〜月〜日と並ぶのは、元号が平成から変わるまで待つ必要があります。
|
 |
そして、今度こそ「軽井沢行」を掲出した、14時51分発の軽井沢行きに乗車します。
これが169系なら、「1時間以上待った甲斐もあったな」とか「乗り遅れがくれたの賜物」と思うことができたかもしれませんが、車両は残念ながら115系。まぁ、169系の引退まではまだ時間がありますから、乗車はまた別の機会にでも。 |
 |
しなの鉄道が保有している車両は、JR在籍時と同じ形式のままとなっています。
例えば伊豆急行だと、かつての在籍していた200系というのは、元々はJRの113系だったのですが、しなの鉄道では115系は115系、169系は169系です。
というわけで、この並びも115系・キハ110系・キハ110系と、形式名だけ見ればJR車の並びのように思えますが、実際はしなの鉄道・JR・JR。
形式は変えてもらった方が分かりやすい、と言えば分かりやすいです。しかし、だとしたら169系も別の形式になっていたわけで、そうなると形式上、国鉄の直流急行形車両はその時点でなくなっていたことになりますね。
|