土・日きっぷで大暴れ!
土・日きっぷで東日本のあちこちを巡る旅


今回の旅の2度目のE4系乗車。
またE4系、ということならば・・・。
着座 1日目のMaxとき352号では、2階席に座りました。

で、Maxやまびこ189号では、それとの比較も兼ねて、1階席に座りました。まぁ、比較と言っても、パソコンでずっと作業するつもりなので、比較できないと思いますが・・・。

2階席からの他の車両を見下ろしたり、防音壁を無視して車窓が楽しめる眺望の良さは、まさに2階席の特権。
しかし、窓の下辺がホームと同じ高さという独特の視点は1階席ならでは。
東北新幹線8189B Maxやまびこ189号(E4系)
大宮(16:26)〜仙台(17:59)
低いかな 16時26分、大宮駅を発車。

この旅も、もう終盤に入りました。それでも、疲れを感じていないのは、やっぱり「楽しいから」なのかな。
楽しければ、どんなことでも苦になったり、疲れたりしませんからね。
さて では、先ほどの宣言通り、パソコンでの作業開始。

スーツ姿のビジネスマンでもないというのに、新幹線の車内でパソコンを使っている私は、周りの乗客からしたら、さぞかし変な人に見えたのかも!?

まだ「新幹線での移動中にパソコンを使う」ということが当たり前でなかった頃に生まれたE4系は、旅客がパソコンや携帯電話の充電に使えるコンセントはありません。
それに、テーブルの大きさも、お世辞にも大きいと言えるものではありません。

しかし、そのような「パソコンを使うに適した環境とは言えない」ような車両でも、パソコンを使う人たちがいたからこそ、今時のコンセントや大型テーブルを装備した車両が生まれたというのは事実です。
!! ・・・それで、パソコンでの作業に夢中になっていたら、あっという間に仙台駅に到着してしまいました。
大宮駅からは1時間33分の所要時間でしたが、それほどの時間がかかった気は全くしませんでした。

仙台駅の新幹線ホームに身を横たえるE4系は、見上げなければ車体の全てが見えず、ちょっと変わった言い方で表現してみるならば、「壁」という感じ。

さすがに今後、E1系、E4系に次ぐ第3世代の全車2階建ての新幹線が登場することはないでしょうね。
これからの新幹線車両というのは、何よりも「高速走行性能」が重視されるようですから・・・。

まぁ、でも「食堂車あり」の新幹線車両よりかは、まだ可能性はあるかな?(笑)
発車標 臨時列車のMaxやまびこ189号として仙台駅に到着したE4系は、この後18時33分発の、やはり臨時列車のMaxやまびこ192号として東京駅へと戻っていきます。

そして5分後には逆方向、つまり盛岡方面へのはやて・こまち27号がやってきます。

理想は、ある番線からは同じ方向へしか列車を発車させないことですが、限られたホームで多くの列車を捌かなければならないので、このようにある番線から両方向へ列車が発車していくということも、仕方がないことと言えばそうです。
スーパーひたち66号 仙台駅には昨日も来ていますから、「また来てしまったのか」と少しばかり嘆きましたが・・・。
いやしかし安心(?)なされ、ここからまた昨日と同じように利府へ行ったりはしませんから(笑)

次に乗る列車は、18時16分発の特急スーパーひたち66号。私の地元を走る路線、常磐線の特急です。

この列車で帰るわけですが、車両は見慣れている651系。これから帰るのだ、と頭でもう分かっていますが、651系を見たら、より一層「帰るのか・・・」と思ってしまいそうです(笑)
来た! 小諸駅での乗り遅れで予定の行程が狂ったこともあって、仙台駅での待ち時間は、当初の約1時間から17分に大幅に減ってしまいました。

それでもスーパーひたち66号の車内で食べる夕飯などは事前に調達しておきたかった(窓際にしか座らないので、車内販売で弁当を買うことが面倒くさい)ので、コンビニで急いで夕飯を調達。

そして6番線に降りると、降りるとほぼ同時に651系が入線してきました。
春休みですから、11両編成で来ているかな?とも思いましたが、普段通りの4両編成でした。
白い車体 登場から22年が経過しても、タキシードボディと称される白い車体は本当に美しいです。

側面はほぼ白一色であり、赤一色でゴテゴテのJR九州の車両の対照にあるような車両と言えます。
地元の車両だから、という贔屓をしなくても、清楚でさっぱりとしている651系の方が、私はやっぱり好きかな。

常磐線には、E657系の形式名を付けた新型車両の投入が決定しているようで(三菱が漏らした)、それが実際に投入されれば651系は置き換えられてしまうのでしょうが、そのE657系は651系は越えられない。

651系以上に美しく、格好良い車両は常磐線にはもう現れないと思います。
11 651系の側面はその大部分が白となっていて、号車表示と禁煙のマークも、それに合わせるかのように白黒です。

方向幕については、今は↓のような赤・緑(自由席だと水色)・青という多色なものですが、2000年の更新工事の前までは、やはり白黒の随分落ち着いたものでした。

「特急」の表記も白黒だとなお良いと思いますが、さすがにそこは特急列車だということを一目で分かってもらうためにも、ゆずれないところなのかな?
上野行き 仙台から上野までは、東北新幹線ならば1時間40分程度。
しかし、スーパーひたち66号は、そこを2.6倍の4時間20分の所要時間で走ります。

当然、仙台から上野まで通しで乗車する人はほとんどいないのでしょうが、いわきや水戸といった、常磐線の中規模な都市に乗り換えなしで行けることが、仙台発のスーパーひたち号の存在意義にして使命でしょうか。

仙台駅で見る、在来線昼行特急の「上野」の方向幕。
スーパーひたち号は常磐線の列車ですからちょっと違いますが、それはかつての東北本線の特急ひばり号を思い出させるには十分なものではないでしょうか?
東北本線・常磐線66M 特急スーパーひたち66号(651系)
仙台(18:16)〜土浦(21:55)
ふぅ〜 入線から5分程度で列車は仙台駅を発車。土浦駅までは3時間39分の所要時間。

「繁忙期こそ11両で来ても、普段は4両。仙台発のスーパーひたち号は4両で足りる程度の利用率なのだろう」と高を括っていましたが、自由席はおろか指定席までも満席!

幸い、スーパーひたち66号の指定券は土・日きっぷの4回の無料発券で押さえておいたので、座れなかった、ということにはなりませんでしたが、いやいや完全に予想外・・・。

「予想外と言うくらいなら、どうして指定券を取った」を聞かれそうなので予めお答えしておきますが、それは「指定券の無料発券は、原価が高いものでする方が得」という考えに基づいたため。
実際、仙台〜土浦間の指定席特急券は、普通に購入すれば3020円(繁忙期)と高額。

その列車が混み合いそうか混み合わなさそうかではなく、原価が高いものに使おう、という考えでいたので(笑)
岩沼 18時30分、岩沼駅に到着。ここまでは東北本線を走ってきましたが、ここからいよいよ常磐線です。

このスーパーひたち66号には、土浦駅まで乗車しますが、既に常磐線の日暮里〜日立間は乗車しているので、途中の日立駅まで行ったところで、常磐線の全線乗車を達成します。

地元を走る路線の全線乗車を果たす・・・。
自分で言うのもおかしいですが、正直、14歳の時点でそれをしてしまうとは思ってもいませんでした。

もう少し齢(よわい)を重ねてからにしても良かったかも・・・。
夜の常磐線 夜の常磐線を走る、スーパーひたち66号。
建物の灯りが随分と遠くの方に見えますから、周りは田圃や畑なのでしょうかね。

ちなみに、「仙台から上野まで通しで乗車する人はほとんどいない」と先ほど書きましたが、私の隣の席の人は上野までの指定券を持っていました(しかも土・日きっぷ!)

1日目のリゾートみのり号の隣の席の人もやはり土・日きっぷだったので、結構駆け込みの利用もあったのでしょうね。

で、私の隣の席の人は、法律についての本を読んで勉強をしているようでした。
考えてみたら、同じ仙台〜上野の移動でも、新幹線ではなくスーパーひたち号なら、乗車時間が長いので、勉強時間を稼ぐ、ということができますね。
原ノ町 19時13分、原ノ町駅に到着。ここで結構な乗客の入れ替わりがありました。
さすが、全列車が停車する駅だけのことはありますね。

原ノ町駅を通過していた列車といったら、かつて運行されていた常磐線経由の寝台特急のゆうづる号くらいでしょうかね。
一時停止 20時18分着のいわき駅の手前で、列車がいきなり停車してしまいました。
どうして手前で停まってしまった?人身事故でもあったのか!?

いやいや、心配することなかれ。スーパーひたち66号は仙台駅から付属編成だけの4両で走ってきましたが、いわき駅で基本編成の7両を増結します。

この一時停止は、連結作業によるもの。起こって当然のことです。

いわき駅に来るまで約2時間。
まぁ、最高速度130キロも日立以北では発揮しませんからね・・・。
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