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天井から取り付けられていた編成案内を見ると、E1系が今の白+桃+紺の塗装に塗り替える前の、原色時代のままになっていたことに気がつきました。
思えば、JR東日本の新幹線でお馴染みとなっている「細帯を挟んだ3色塗装」というのは、このE1系が始まりでした。
結果として、E1系以降のJR東日本の新幹線車両の塗装は、試験車両も含めて全てもれなく「細帯を挟んだ3色塗装」となってしまっており、正直飽き飽きします。
頑ななまでに白+青を貫き通す東海道新幹線の方が、まだ好感が持てます。
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14番線ホームに上がると、隣の11・12番線の灯りが落とされているのを目にしました。
東京行きの列車は私がこれから乗車するMaxとき352号が最終で、その次に発車する越後湯沢行きのMaxとき480号をもって、新潟発の上越新幹線の列車は終了します。
新潟発の上越新幹線の列車で、最後に11・12番線を使用するのは17時16分発のMaxとき340号で、それ以降の列車は全て13・14番線からの発車となります。
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私が乗車する、東京行きのMaxとき352号は、E4系での運転。
全車2階建てという大柄な車体でも、空気抵抗を減らして、トンネル突入時の騒音を減らしたりするのがこの先頭部。
その形に無駄がなく、まさに流線型と言える滑らかな先頭部は、ある種の芸術性さえ感じました。
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上越新幹線352C Maxとき352号(E4系)

新潟(21:32)〜越後湯沢(22:22)
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21時32分、新潟駅を定刻で発車。
辺りもすっかり暗くなった夜ということで、あまり車窓には期待していませんでしたが、新潟駅発車直後の新潟市街は、見ていてなかなか綺麗な車窓だと思いました。
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↑でも書いたように夜ということ、そして上越新幹線もE4系も何度か乗車していて、特に新しい発見や楽しみはないだろうと思っていたので、ここでまたまたノートパソコンでサイトの制作作業。
ですが、キハ110系とは違い、前の座席の背面テーブルがあるので、作業性は断然E4系の方が上です。
それにしても、列車内でパソコンを使っていると、何だかビジネスマンになったかのような気分ですね。
しかし、私はサイトの制作ということしていたので、このパソコンでの作業は苦ではありませんでしたが、もしもこれが仕事の書類や資料を作るためにしていたのだとしたら・・・。
それは絶対に辛くて楽しくないだろうな、と。真っ暗でも車窓を見る方がマシですな。
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21時44分、隣の駅の燕三条駅に到着。
私の座席の位置からは、喫煙所が見えましたが、そのときにJR東日本の新幹線は全て禁煙だということを思い出しました。
普通列車の車内と、駅のホーム上が全面禁煙なのはまぁ納得ですが、新幹線や特急列車の中でも一服できないというのは、煙草を吸わない吸えない私も、ちょっとその辛さに同情しています。
嫌煙権というものがありますが、それがあるなら反対の喫煙権もある気がします。
しかし、あくまでも全面禁煙なのは列車内などだけであり、日本全国どこでも吸えないわけではないので、喫煙権が全く保証されていないというわけでもありません。
う〜ん、この問題は難しいですね・・・。
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ところで、私が乗車したのは4号車の2階部分ですが、これは空いていたからとりあえず乗った、というわけではなく、最初からここを狙っていました。
というのも、夜でほとんど見えないとはいえ、どうせなら視点の高い2階席が良い。
しかし、通常E4系の列車で自由席となる1〜3号車の2階席は、座席がまさかの3+3で、しかも座席のリクライニングはしないという、できれば避けたい存在。
1〜3号車でも、平屋席と1階席は2+3でリクライニングありですが、それでは車窓が楽しめない。
しかし、通常は指定席となる4号車も、Maxとき352号では自由席となります。
それならもうそこしかない!というわけで、乗車前から4号車の2階席を狙っていました。
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22時22分、新潟駅からたった50分で越後湯沢駅に到着。私はここで下車です。
発車標には、Maxとき352号だけが表示され、あとは一歳の表示はありません。
行き先に関係なく、越後湯沢駅を発車する最後の新幹線列車となるMaxとき352号。
そういう列車の性格も関係しているのか、越後湯沢駅からもそこそこの乗車があったようでした。
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新潟駅と同様、越後湯沢駅でもまた乗り継ぎの時間に余裕がありません。
Maxとき352号が発車するのを見送った後、すぐに階段を駆け下りて、次に乗車する直江津行きの普通列車が発車する0番線へと急行します。
先ほどのMaxとき352号は越後湯沢駅を発車する新幹線列車でしたが、この直江津行きは新幹線も在来線も何も関係なく、越後湯沢駅を発車する最後の列車です。
もしもこれに乗り遅れてしまうようなことがあれば、それはもう・・・。
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0番線には、既に直江津行きが停車していました。
車両は北越急行のHK100形で、2両編成。
北越急行というと、はくたか号の160キロ運転ばかりが注目されていて、あまり普通列車の方は注目されていないような気がするので、HK100形も影が薄い存在かな・・・?
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0番線で呑気に撮影をしている最中、「この列車にはトイレがありません」という放送が流れてきました。
「トイレがない・・・。ふ〜ん。」と最初は聞き流しましたが、その直後に急に尿意が・・・!
「トイレはどこだ!?」と辺りを見回し、「↑御手洗」の表示を見つけて何とか無事トイレにやってきました。
しかし、トイレへの誘導案内に従って移動した結果、階段を1回上がって1回降りたのですが、用を済ませたあと0番線へ向かうと、何と私が行ったトイレは0番線から階段を上がらずに歩いて行けるところにあることが分かりました。
随分と無駄なことを知ったとなれば、「何だかな〜」と思わずには当然いられませんでしたよ(笑)
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トイレから0番線に戻ってきて、乗車する前に最後に行き先表示のLEDを撮影。
あの〜、見えない部分があるのですが・・・(笑)
もう少し下方向に余裕を設けないと、「直」とか「江」の下の線が見えませんね・・・。
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上越線・ほくほく線・信越本線856M(HK100形)

越後湯沢(22:31)〜直江津(23:44)
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22時31分、856Mは越後湯沢駅を発車する最後の列車として、定刻で発車。
1月29日の能登号に乗車した旅のときもそうでしたが、越後湯沢のあたりは雪が積もっているは積もっているでも、他のところとはその量が全く違います。
いわゆる「雪国」というのは、まさにこれのことを言うのだろう、としみじみ。
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856Mは、ほくほく線へと入る六日町駅までの上越線内の駅には停車しません。
もっとも、時刻表を見ていると、これは856Mに限ったことではないようで、ほくほく線を通って直江津駅を越後湯沢駅を結ぶ普通列車では、ごく当たり前のことのようです。
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