土・日きっぷで大暴れ!
土・日きっぷで東日本のあちこちを巡る旅


こうして地下ホームにいると、昨日の上野駅の新幹線ホームを
思い出してしまうのは、決して気のせいではありません。
川越行き 6時25分、大宮駅21番線に川越行きの205系が到着。

さすがに春休み・日曜日の川越方面の列車ということもあってか、車内はがらがら。
通勤型の205系でありながら、車内は「地方のローカル線」のような感じ。
川越線501K (205系)
大宮(6:24)〜川越(6:46)
てっぱく 大宮駅を発車すると、すぐに地下から地上へと出ます。
その際に進行方向左側に見えるのは、2007年10月に開業した鉄道博物館。

鉄道博物館の前身である、交通博物館の末期の姿(建物が朽ち果てているのはもちろん、館内では一部雨漏りも)を知っている身としては、鉄道博物館の綺麗さには本当に感動します。

車内からは、建物だけでなく、屋外に設置されている455系なども見ることができます。
あけぼの え〜、非常に分かりづらいのですが・・・。

川越線の線路が高崎・東北本線から離れていく際、高崎線を南下してきた、上りのあけぼの号を見ることができました。
そう、長岡駅で機関車交換の光景を見た、アレです。

こちらは能登号から下車しただけでなく、更に乗り換えて川越線をこれから川越まで行こうかというところですが、あけぼの号はようやく高崎線を走り終えて大宮駅に到着しようとしています。

この差の原因は、あけぼの号が機関車交換後も停車していたのはもちろんですが、いくら能登号が485系と言えど、客車列車と電車による差というのもあるでしょうね。

あけぼの号の上野到着は6時58分。能登号に約40分遅れての到着です。
日進駅 大宮駅から4分、6時28分に日進駅に到着。

「にっしん」とひらがなだけ見ると、食品会社のにっしん、つまり「日清」と漢字を勘違いされてしまいそうですが、実際は日が進むと書いて「日進」です。

なお、私は全く知りませんでしたが、この3月28日に新たに自由通路と北口が開通していたそうです。
畑 川越線は、首都圏随一の通勤路線である埼京線との直通運転を行っているので、てっきり「都市の中を駆け抜ける路線」かと思っていたのですが、実際は畑や田圃が見えたりと、案外のどかなところを走っていました。

しかも日進駅からは単線で、10両編成の205系はとても似合いそうにはありません。

「思っていたのとは違うようなところを走っていた」とか「複線だと思っていたら実は単線だった」というのは、時刻表を見ているだけでは分からないもので、実際に乗車して初めて知ることができます。

実際に乗車することでその路線の真実を知るというのも、案外楽しいものですね。
宮ハエ 指扇〜南古谷間では、川越車両センターに留置される車両群を見ることができます。

ちなみに、川越車両センターには、209系改造の7両の試験車「MUE−Train」が配置されていますが、台車試験を行うサヤ209−8は、使用しないときは抜かれます。

このときは、ちょうど台車試験を行わない試験に出向いていたのか、そのサヤ209−8が1両だけぽつんと、寂しげに構内に留置されていました。
川越 そして6時46分、終点の川越駅に到着。
到着したのは左右両方にホームがある4・5番線で、両側の扉が開きました。

「左右両方のホームに1組の線路が挟まれている」という形態は、他に思い当たるのは宇野線の茶屋町駅で、私は同駅を利用する機会が結構あるので、この川越駅の4・5番線の存在も、あまり珍しくは見えませんでした。
駅名標 川越駅の駅名標。
これを見て、一つ「あれっ?」と思ったのが、「かわごえ」の下にある水色。

JR東日本の駅名標では、この部分には通常、その路線を示す「ラインカラー」の色が塗られます。川越線は、埼京線と直通運転をしているという関係からか、埼京線と同じ濃い緑色がラインカラーとなっています。

しかし、川越駅の駅名標に塗られていたのは「水色」

これだと、京浜東北線・根岸線になってしまうのですが、「緑に緑は分かりづらい」からなのか、それともまた別の理由によるものなのか・・・。謎は深まります。
209系ですが・・・ 3番線に停車していた高麗川行きの列車は209系ですが、「何か変」と思われた方もおられるでしょう。

実は、この209系(3100番代)は、東京臨海高速鉄道の70−000形を209系に改造編入したものなのですが、前面の顔が改造前の70−000形時代のままとなっているのです。
そのため、209系でありながら、どこか特徴的な顔をした編成となってしまいました。

もっとも、70−000形は209系が基本となっているので、車内や車体は中間車(=純粋な209系)と比べてみても、特に違和感は感じないと思います。
八王子 次の列車は、7時07分発の八王子行き。
途中の高麗川駅までが川越線で、そこから先は八高線となるのですが、現在、川越線を全線直通する列車はありません。

そのため、高麗川・八王子方面に大宮から行くにも、このように川越駅での乗り換えが必要です。
普通の 車両は、「普通の」顔をした209系でした。やはり、京浜東北・根岸線でこの顔をした0番代を長い間見て来たので、この顔でないと落ち着かないというか、209系である気がしないというか・・・(笑)

二つ上の画像を見比べてみると、顔の造形の違いがよく分かりますね。
この並び 左は205系、右は209系。

前者は国鉄時代の1985年に登場した車両で、まだ本格的な置き換えや廃車は始まっていませんが、後者は1992年登場のJR世代車でありながら、既に置き換えと廃車が出ています。

国鉄時代は、「ある車両を長く使い続ける」というのが車両設計の基本的な考えだったそうで、国鉄時代の末期に登場した205系も、その考えを持っていたのかもしれませんが、209系は寿命半分というのが設計上の考え。

結果、後発の209系に先に置き換えと廃車が出ているのはご存じの通りです。
半自動 川越線の209系3000番代は、半自動扱い用の乗降扉の開閉ボタンが付いています。

しかし、4扉・ロングシートの通勤型の209系に、この半自動扱いのボタンはちょっと似合わないような気も・・・。
でも、E233系0番代にもありますし、そのうち慣れることができるのかな・・・?
川越線767H・766E (209系)
川越(7:07)〜八王子(8:22)
発車s 7時07分、川越駅を発車。
車内は1両に7〜8人がいるかいないかという閑散としたもので、ちょっと寂しささえ感じます。

ちなみに、私は八王子方の先頭車に乗車しましたが、一番運転席寄りの乗降扉と、中間車寄りの乗降扉とでは、なぜか開閉時の音が異なっていました。

同じ編成内で、例えば1号車と2号車で違うというならまだしも、同じ車両の前後で違うとは(笑)
前面展望的 私が着席しているのは八王子方の先頭車の中でも、一番運転席寄りのところ。
ここからは、ほんの少しだけ前面展望ができます。いや、展望とは言えないか、これは(笑)

前面展望をしたいとは思いながら、さすがに立ったまま運転席の後ろに張り付くというのは疲れるし、また乗客があまりにも少ないので、やけに目立って恥ずかしいということで、席に座りながらの前面展望。

0番代で聞きなれた懐かしい?音が、川越線で蘇る。
う〜ん、変な気分・・・。
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