土・日きっぷで大暴れ!
土・日きっぷで東日本のあちこちを巡る旅


一応普通列車ですよ。
一応・・・ね。
LED 先頭車の顔の上部にある行き先表示は幕ですが、車体側面はLEDでした。

「喜びが多い方向(方角?)」と書いて喜多方。うん、縁起の良い駅名ですね。
半自動 保温のため冬季(と夏季)はそうしているのか、通年そうなのかは分かりませんが、乗降扉はボタンによる半自動式。

首都圏ではあまり馴染みのないことかもしれませんが、私の地元の常磐線を走るE531系は、特急通過待ちや上野駅以外の始発駅で停車している際は、車内の保温をするために、乗降扉が半自動となる場合があります。

冬季と夏季限定ですが、自分がボタンを押すと扉が開いたり、閉まったりするというのは、車掌をしているような気分になれて、これが案外楽しいです(笑)
只見線から 車内に入り、適当に空いていた席に座ると、只見線の列車がやってきました。

磐越西線はスイッチバックとなっているため、この4235Mも喜多方へ向かう列車でありながら、郡山方面へと走っていきますが、只見線は磐越西線の「車止め」がある方向へと伸びています。

到着した列車から下車してきた乗客は、数えられる程度の少なさでした。
列車本数の少なさが物語るように、只見線は日本でも屈指のローカル線です。
キハ48−551 先頭の車両はキハ48−551。キハ40系の一族です。

これがリゾートみのり号の車両と形式としては同じというのですから・・・、信じられない。
磐越西線4235M (719系)
会津若松(17:22)〜喜多方(17:37)
発車 発車の時をしばし待って17時22分、定時で列車は会津若松駅を発車。

会津若松駅を出てからしばらくは、先ほど只見線の列車として会津若松駅に到着したキハ48形と並走します。
さて、電車と気動車のこの競争、軍配はどちらへ上がるのか・・・?
勝ち 向こうは加速せずに定速を維持し、こちらがどんどん加速していった結果、4235Mの719系はあっさりとキハ48形を追い抜いてしまいました。
もう少しくらい、この勝負を楽しみたかったものです。

ところで、キハ48形は前照灯も尾灯も全て点灯させていますが、これは何を意味しているのでしょうか?

前照灯と、尾灯を片方だけ点灯させれば入れ換えというのは分かりますが・・・、前照灯も尾灯も全て付けているという光景は、今回はじめて見ました。

ご存知の方がいらっしゃれば是非、ご教授ください。
/// スイッチバックしたことで、逆方向へ進んではいますが、路線としては同じ磐越西線。

あいづライナー号の車内でも見たような、特に新鮮さはない車窓が広がります。

私は「車窓鉄」と呼んでもらっても構わないくらい、車窓を見るのは好きですが、「さすがに同じような景色はつまらない」と、携帯電話を取り出して、いろいろと検索をして遊んでいました(笑)
しおかわ 郡山駅から8分で、唯一の途中停車駅、塩川駅に到着。学生を中心に、乗車・降車が少しありました。

長年風雨に晒されたことで、黒く劣化している部分が目立つ、木造の待合室。
車両の内装材などとして使われる木や、木目調の部品とは違う、風雨に晒された本当の「木」の質感や重みを、車内から手を触れずに窓越しに見ても、感じ取ることができます。

まぁ、内装材としてここまで劣化した木を使われたら困りますが(笑)
通過 途中停車駅は塩川だけということで、それ以外の途中の駅はもちろんこうして通過。

ただ、窓越しに駅の周囲を見ていたあり、人家もありましたし、大半の普通列車を通過させてしまうほど、需要がないというような感じはしませんでした。

・・・しかし、そうはいっても、駅を通過するというのは乗っている側としては気持ちが良いです!
もう到着 と、まぁ途中塩川駅にしか停車しないということで、15分で終点の喜多方駅に到着。
なお、会津若松〜喜多方間各駅停車の列車の所要時間は、25分程度です。

4235Mの乗客が降車するのと入れ替わるように、折り返し会津若松行きとなる719系に何人か乗車しますが、座席が満席になるほどは乗りませんでした。
この差 喜多方駅のホームは嵩上げされていなかったようで、719系にもご覧のようにステップがありました。

非電化路線と交流電化路線は、ホームの高さが低いということが多いので、今でもこうしたステップ付きの車両を見ることができますね。

しかし、私は直流電化の路線に縁があるので、あまりステップ付きの車両に乗車することはありません。
そのためステップ付きの車両には慣れていないようで、降車するときもついつい直流型車両のようにステップなしだと思い込んでいたので、あわや足を踏み外して素っ転んでしまうところでした(笑)
構内 ホームでいろいろと写真撮影をしていると、後ろから「青春18きっぷですか〜?」という声が。
振り返ってみると、その声の主は窓口の中にいた駅員の声でした。

「いや、土・日きっぷです。」と答えると、次に「降りますか〜?」
とりあえず、ホームから出てくることを催促されているのは分かったので、そそくさと駅員に土・日きっぷを見せて、駅構内まで出てきてしまいました。

「なぜ催促されたんじゃ?」と考えてみましたが、答えは簡単でした。
喜多方駅は自動改札でなく有人改札なので、乗客が出入りするときには自分(駅員)が対応する必要があります。

窓口の奥の方に引っ込んでから呼び出されるのは面倒なので、4235Mの乗客の出場の対応は1度で済ませたい。そこで、4235Mから降りてきた私にも、早く出てきて欲しかったのでしょうね。
駅舎 駅舎。煉瓦積み風になっていることが特徴ですね。

天気は見ての通りの曇ですが、3月も末ということもあってか、17時40分という時間でもまだ暗くありません。
ただ、もう1時間も持たないだろうなという気は・・・。
さてどうする さて、喜多方駅では、次の列車までの待ち時間が、今回の旅で最も長い、1時間13分あります。
「はてこの待ち時間、いったいどうしようか・・・?」

そのとき、次の列車がどういった列車であったか、ということを思い出しました。
次の列車は、18時50分発の新津行きの列車。新津まで乗り通すのですが、終点の新津到着は20時55分と、夕飯を食べるべき時間はまだ列車内にいることになります。

「車内で食べるとなると、どうせおにぎりか弁当程度になる。それならここでまともな夕飯を食べておこう」

というわけで、夕飯を食べることに時間を費やすこととしました。
う〜ん、夕飯かぁ。しかし、喜多方といったら、やっぱりアレしかありませんわな。

喜多方名物といったらアレしかないでしょう。
ねぇ、そうでしょう?
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