土・日きっぷで大暴れ!
土・日きっぷで東日本のあちこちを巡る旅


さてそろそろ発車時間。
車内に入って、発車の時を待つことにしましょう。
座席 さて、そろそろ発車時間なので、車内に入るとしましょう。

リゾートみのり号は全車普通車ですが、全て指定席。乗車の際には510円の指定席券が必要となります。

土・日きっぷは4回まで追加料金なしで指定席券を発行できますが、さすがにたった510円の指定席券を貴重な4回のうちの1回にするのはあまりにもったいなかったので、今回は普通の指定券を購入しての利用です。

やはり、普通に購入すると高額になる新幹線や特急でその4回は活用したいものです。
東北本線・陸羽東線8527D/8727D 快速リゾートみのり号(キハ48形)
仙台(9:25)〜新庄(12:28)
発車 座席に落ち着くのとほぼ同時に、9時25分、列車は定時で仙台駅を発車。

それにしても・・・、これで仙台〜岩切間は利府へと行ったときと合わせて、3回通ることになります。
まさか1回の旅で同じ区間を3回も通ることになろうとは、思ってもいませんでした(笑)
岩切発車 で、3回目の岩切駅は通過。

過去の2回は「別れていく(東北)本線」を見てきましたが、リゾートみのり号は本線を走っていきます。というわけで、今回は「別れていく利府支線」を見るということになりました。

こうして見ると、利府支線は岩切駅を出るとすぐに左に曲がって行っているのがよく分かります。
支線の701系 ↑の数秒後、利府方面からの仙台方面行きの701系の列車を見ることもできました。
鹿島台通過 鹿島台駅を通過。

「鹿島」と聞くと、茨城県には石岡駅から出ていた鹿島鉄道があったり、水戸駅から出ている鹿島臨海鉄道があったり、サッカーの鹿島アントラーズがあったりで、どうしても茨城のことを考えてしていますが、あくまでもここは宮城県・・・。

まぁ、地名や駅名が被っているというのはよくあることで、例えば「富浦」という駅名にしても、片や温暖な房総・内房線の駅、片や極寒の北海道・函館本線の駅です。
転車台 まもなく陸羽東線との分岐駅、小牛田駅に到着しようというころ、進行方向左側に転車台を発見しました。

この転車台は今でも使用しているらしく、ここ近年は蒸気機関車が走ったりする際に、その方向転換のために使用しているとのこと。確かに、見た感じ、状態は良いですね。
KOGOTA 10時04分、小牛田駅に到着。

小牛田駅は、東北本線・陸羽東線・石巻線の3つの路線が通る駅。リゾートみのり号は、ここから陸羽東線に入って、新庄駅を目指して走ります。

終点の新庄駅の到着は12時28分。ここからまだ2時間20分以上もかかります。
一面の田園風景 小牛田駅を10時06分に発車したリゾートみのり号は、東北本線から陸羽東線へと転線。

陸羽東線は単線非電化なので、車窓を眺めるには邪魔になる架線柱もなくなり、窓越しには東北の田園風景をきれいに一望することができました。

米の収穫を終えた春だったので、田圃は黄色〜茶色のような色でしたが、これが稲穂が実る夏なら、もっともっと綺麗な車窓になっていたのか、と思うと、夏になったらまた来てみたいとつい思ってしまいます。
(まぁ、他のまだ未乗車の路線を乗りつぶすのが先になるので、当分来られないでしょうけれども。。。)
雪の出現 天気は晴れのままですが、古川駅を出てからしばらくすると、沿線に雪がちらほらと見られるようになった来ました。だんだんと内陸部に向かっているわけですから、まぁ当たり前なのかな?

ちなみに古川駅では、駅員による横断幕での見送りがありました。
雪を頂く山々 もう4月近いとはいえ、地上にも雪が見られるくらいです。
山は雪をいただいており、頂上に近づけば近づくほど、その量は増えていきます。
有備館駅 10時35分、有備館駅に停車。

乗降共にありませんでしたが、この有備館駅発車後に、旅館の女将さん?による、鳴子温泉についての簡単な案内が車内に放送されました。
またそれだけでなく、陸羽東線沿線の温泉についてのパンフレットと「湯めぐりマップ」も乗客全員に配布され、車内は一時的に賑やかになりました。

こうして考えると、リゾートみのり号に乗って陸羽東線にやってきて、沿線の温泉に入って・・・、というのが地元の方々からしたら嬉しいのでしょうが、私は終点の新庄まで乗り通してしまいます。

それは、改めて考えてみると、本当は望ましくないことだったのかもしれませんね・・・。
上野目通過 有備館駅を発車後、上野目駅を通過し、リゾートみのり号は更に快調。
日本の原風景か 田舎らしい、雑多でない開けた車窓が窓越しに広がる陸羽東線。

私はさほどでもありませんが、都会の喧騒に毎日包まれながら生活している方々には、こうしたのんびりとした風景というのは、例えそこにいなくても、見ているだけでも心が落ち着くのではないでしょうか。

ところで、私は車窓がとても好き(車窓鉄と言えるか?)ですが、私の後ろの席に座っていた若い女性もそうなのか、私と同じように窓越しに見える車窓を頻繁に撮影していました。

こっちが撮ればあっちも撮り、あっちが撮ればこっちも撮る。どちらが先にカメラを構えても、結局撮影しようとしているものは一緒だったりします(笑)
鳴子温泉前の川 川幅のある、江合川をひとまたぎ。

この川を越えると、25分の長時間停車がある鳴子温泉ももうすぐです。
木目調の 鳴子温泉駅では25分の停車があるので、一度列車の外にも出てみようかと思います。

そのための準備をし、いざ立ちあがろうかというときにふと上を見上げると、(画像では分かりづらいですが)照明カバーが木目調のものだということに気が付きました。

木目調や木そのものの部品というのは、どちらかというと乗客の目につきやすいところ(壁だとか、車両の側面だとか)に使用される傾向がある気がしますが、照明カバーというリゾートみのり号は控えめの使い方。

・・・しかしまぁ、見た目ももちろんですが、こうして天井を見てみても、とても種車がキハ40系には思えないほど綺麗ですね。新型車両と勘違いされても当然、というくらいです。

鳴子温泉は25分の停車。
外に出て息抜きでもしましょうか。
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