土・日きっぷで大暴れ!
土・日きっぷで東日本のあちこちを巡る旅


雪はまだまだ降ります。
まだまだ・・・。
おおお 一度降り方が強くなった雪は、弱まることなくなおも降り続けます。

先ほどまで普通に黒い車体が見えていたタクシーも、一瞬のうちに雪が降り積もり、トランクの部分は完全に真っ白になってしまいました。
足跡残る 路面にも雪が物凄い勢いで降り積もっていき、あれよあれよといううちに、足跡が残るくらい雪が積もってしまいました。

10分と経たないうちに下が真っ白になってしまうのですから、やはりこのときの雪の降り方は、尋常ではなかったようです。
逃げた で、結局その寒さと豪雪ぶりに耐えられなくなり、駅構内に逃げ帰ってきました。

もう13時近くになりますが、まだ昼食を食べていなかったので、NEWDAYSで適当に昼食を購入しておきます。まぁ、「昼食」といっても、またおにぎり程度で済ませてしまうわけですが・・・。

ここで買った昼食を、次の列車の中で食べることとします。

E3−2000 さてさて、次の列車に乗車することとしましょう。
次に乗車する列車は、東京行きのつばさ118号。最新型のE3系2000番代でした。

・・・といっても、このとき(=2010年3月末)のつばさ号で使用されていた車両は、400系1本・E3系1000番代3本に対し、E3系2000番代は11本。

もう編成の数としては最多であり、わざわざ「最新型」と珍しそうに強調しなくとも、E3系2000番代が最もつばさ号で見かける機会が多い車両になっています。
鼻先の雪 鼻先の雪は、雪中走行をしてきた証。

ここに来るまでの苦闘が容易に想像できます。
さらば400系 つばさ118号が停車していた1番線には、400系が描かれた板がありました。
「さよならTUBASA400系」

日本初の新幹線と在来線を直通運転する車両として登場しましたが、2010年4月のさよなら運転を持って、ついに全車が引退してしまいました。

新庄延伸10周年記念となる2009年を、営業運転できる車両として過ごせたのが、400系へのせめてもの慰めであり、手向けでしょうか・・・。
新庄 新庄駅の駅名標。

1番線は、必ず山形方面の列車が発車することになっているので、駅名標にも奥羽本線の秋田方面の隣の駅(泉田駅)が書かれていません。
・ 新庄駅駅名標と、E3系2000番代。

在来線で狭軌の奥羽本線が標準軌化されたからこそ、こうしてE3系は在来線駅の新庄駅にまでやってきていますが、このいわゆる「ミニ新幹線」は狭軌区間と標準軌区間の直通を不可能にさせるという問題も残しました。

しかし、フル規格の新幹線を建設するときと違い、並行在来線を切り離したりしない(むしろその在来線を活用)ので、そういった点は利点といえます。
フルカラー E3系2000番代は、JR東日本の営業用の新幹線車両としては初めて、フルカラーLEDを行き先表示機と、車内の情報表示機に採用した車両です。

また、グリーン車は全席に、普通車は窓際席に電源コンセントがあるので、どこかN700系に近い感じがします。

まぁ悪い方向に進んでN700系に近くなったのではなく、良い方向に進んでN700系に近くなっただけの話なので、誰も文句を言いませんし、私も文句は言いません。
ステップ格納 在来線規格の車体の大きさをしているE3系や400系は、新幹線区間ではステップを展開して乗客の転落防止をしているというのはよく知られていますが、新庄駅は在来線駅なのでステップは格納。

ちなみに、私は新幹線駅でE3系や400系に乗車するときでも、ステップは踏まず足を広げてそのまま車内に入ります(笑)
何故と聞かれたら「分からない」としか言えませんが、初めて乗車した時にそうしたからかな?
座席 さて、車内へ入ることとしましょう。

行き先表示機などへのフルカラーLEDの採用や、電源コンセントの装備などがJR東日本の新幹線としては真新しいものですが、普通車の座席は特にこれという目立った点はありません。

座面が動くというのも、JR東日本の特急型・新幹線車両ではもうお馴染みですね。
情報表示機 既に前述しましたが、E3系2000番代は行き先表示機と、車内の情報表示機に大型のフルカラーLEDを採用し、文字の視認性が向上しました。

車端部に近くない、車内中ほどの席に座っていても、情報表示機に流れる最新のニュースや天気予報を見ることができるというのは、やはり嬉しいですね。
〜! 発車時間が近づいてきていますが、車内はほぼ満席になりました!

4回発券できる無料の指定券のうちの1回をこのつばさ118号にしていますが、指定券を押さえた時点(乗車2週間以上前)で残席僅かとなっていました。
編成が短い上に在来線規格で定員が少ないというのもやはりあるのでしょうか・・・?

春休みだからということももちろんあるでしょうけれども、それでもつばさ号は通年混んでいるようです。
奥羽本線・東北新幹線118M・118B つばさ118号(E3系)
新庄(13:17)〜郡山(15:32)
発車 先ほどからの大雪が降りやまないまま、13時17分の定時で列車は新庄駅を発車。

これが首都圏なら間違いなく抑止を食らい、運転見合わせ路線も多発していることでしょうけれども、大雪の中を、何事もないかのように定時で発車するというのはさすがです。

郡山までは2時間15分。
しかし、新幹線区間は福島〜郡山間の僅か1区間で、実質在来線特急。
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