土・日きっぷで大暴れ!
土・日きっぷで東日本のあちこちを巡る旅


長岡駅を発車すると、体は睡眠を良くしていたのか、自然と眠りにつきました。
で、目覚めたら明るくなっていたと。
朝 目覚めると、列車は既に高崎線内に入っており、また下車駅の大宮駅到着時刻も近づいてきていました。

座席夜行なので、寝台列車以上にある種の「気だるさ」はありますが、目覚めると周囲は明るくなっていて、遠い地を走っていた・・・、というのは、夜行列車ならではのマジック。

ちなみに、長岡駅を発車してから、この大宮駅手前で目覚めるまで、約3時間20分、嬉しいことに途中1度も起きることなく眠り続けることができました。

私は今まで4回、座席夜行に乗車したことがありますが、3時間20分もの間、起きずに眠れたのは初めて。
座席を向かい合わせにして、思い切り足を伸ばしたおかげかな?
ううん 画像では伝わらないことですが、この能登号に乗車している間、ベンチレータから取り込まれた風を吹き出すところ?から、ずっと隙間風が入ってくるような音が出ていました。

「風が出てくるわけだから当たり前だろう」と言われてしまいそうですが、485系はもちろん、今まで他の車両で聞いたことがないような雑音がず〜っと。

幸い、睡眠に影響するほどのものではありませんでしたが、乗車〜下車まで本当にその音が気になりました。
大宮到着 東武野田線の車両が見えてくると、もうそこは大宮駅。
大宮駅で降りるくらいなら、終点の上野駅まで乗り通したいという気持ちしますが、都合上、大宮駅で下車します。

ちなみに、客室からデッキに出るとき、仕切り部のところで上に頭をぶつけました(笑)
到着! 5時53分、能登号は定時で大宮駅に到着〜。

大宮駅で下車する人も案外いましたが、高崎・熊谷から乗車してきた人もいたのか、直江津駅発車時点の乗客の少なさの割には、降りてきた乗客は多かったと思います。

ホームに降り立って背伸びをして体を伸ばすと・・・、やはり気持ちが良いですね!
ゴシックですな 直江津駅で乗車するときには、時間がなかったのでじっくりとは見られなかった方向幕。

「FOR UENO」の下に「全車指定席」の文字が入っていることから、元来から装備されていたものではなく、能登号の臨時列車化に合わせて制作したものだと分かります。

書体は国鉄独特のものではなく、普通のゴシック体でした。
ううん、485系にはちょっと合わないなぁ・・・。
ヘッドマーク 今回能登号に乗車して一つ嬉しかったのは、ヘッドマークを「臨時」だとか「急行」だとかで済ませないで、きちんと絵入りのヘッドマークを用意していたことでした。

絵は489系で使用されていたものを忠実に再現しており、見ていて違和感は全くありませんでした。

これなら、能登=ボンネットの489系、という印象を抱いている人でも、すんなりと馴染めそうです。
さらば! 2分の停車で5時55分、能登号は僅かな乗客を乗せて、終点上野駅へ向けて出発していきました。

正直、「今回のような乗車率では、臨時としても1年も持たないのでは・・・」というような気もしましたが、今後も運行が続けられることを願うばかりです。

もっとも、今思い返してみれば、廃止(臨時格下げ)については、新聞やニュースなどでも結構大きく取り上げられて報道されましたが、「臨時列車として残る」ということについては、あまり報道されていなかった気もします。

それに、定期列車としての運行が終了するというときは、多くのファンが乗車したのが、臨時列車としてはまだ継続して運行されるからか、あのときのファンがどこかへ行ってしまった気もします。

それが、今回の低乗車率の原因になっていたのではないかと思っています。
おや・・・ 能登号発車後、ふと辺りを見回してみると、向こうの方にあずさ色の183系が停車しているのが目に入りました。

とりあえず、183系が停車しているホームへと急行しましょう。
11番線 「11番線、高崎線・東北本線の下りかぁ・・・」

この6時過ぎという時間に、大宮駅を出る臨時列車があったか・・・?と考えてみるも、何も思い当たりませんでした。
だとしたら、また団体列車なのか・・・?

と、いろいろ考えながら、とりあえず183系が停車している11番線へと降ります。
回送 11番線に行き、183系の撮影に臨むと、183系は「回送」の幕を表示していました。
そして「回送」の表示を見て、抱いていた全ての疑問は払拭されました。

そう、この183系は恐らく上りのムーンライトえちご号の回送列車だろう、と。

これまで、ムーンライトえちご号では485系K編成が使用されていましたが、2010年3月改正で能登号は臨時列車化されて、JR東日本受け持ちになりました。
能登号には交直流車が必要なので、K編成が能登号へと回されました。

一方、ムーンライトえちご号は全区間が直流なので、必ずしも485系である必要はなく、K編成が能登号に回されたこともあり、2010年3月改正以降の運行日からは、直流専用の183系での運行となっています。
あれ〜 「他に撮影者はいないようだし、誰への気兼ねもなく写真を撮影できる!」と思い、さて183系のあらゆる部分を徹底的に撮影してやろう、としていましたが・・・。

私が11番線に降りてきてから僅か2分で、183系は大宮総合車両センターの東大宮センターへと向けてゆっくりと発車していってしまいました・・・。

いや〜!全く悔しいぞ!
朝食調達 で、結局どうしようもないので、構内に戻ってきて、NEWDAYSで朝食を購入することにしました。

まぁ、朝食と言ってもせいぜいおにぎり程度なわけですが・・・。
川越線 さて、次の列車は6時24分発の川越線の川越行きです。

そもそも、直江津駅から乗車した能登号を上野駅まで乗り通さず、大宮駅で下車したのは、まだ未乗の路線である川越線に乗車するためでした。

川越線は既に乗車している、というのであれば、上野まで乗り通していたと思います。
が、大宮〜上野間の乗車を我慢するだけでまた一つ新たに路線を踏破できるのなら、その方が私は良いです。
地下へ 大宮駅の埼京線・川越線ホームの特徴。それは地下にあることではないでしょうか。

首都圏での地下ホームというと、他には東京駅で総武・京葉線、上野駅の新幹線、新橋駅の横須賀線などがありますが、それらはいずれも優等列車を見ることができたり、乗ることができます。

しかし、大宮駅の埼京線・川越線ホームは優等列車は来ず、また車両も濃い緑色の帯を巻いた205系しか見られないというもので、恐らく長時間いたら飽きると思います。

地下であり、その姿が外からは確認できないうえに、単一形式、優等列車なし。
何だか地味な存在ですね、埼京線・川越線ホーム・・・。
6doors 21番線に降り立つと、22番線に新宿行きの列車が停車していました。
そして目に入ってきたのは、存在感が抜群の6扉車でした。

山手線のE231系500番代から6扉車が抜かれるということは、もう皆さんもご存じのことかと思いますが、埼京線などの205系からは抜かれません。

この205系の6扉車も、まさか自分よりも早くE231系500番代の6扉車が姿を消してしまうとは、夢にも思っていなかっただろうなぁ・・・。

あ、念のために言っておけば、この後の川越行きでは朝食は食べません。
まぁ、別にロングシートだから、というのが理由ではないですが。
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