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う〜ん、よし!今度こそ間違いなく軽井沢行きですな!
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鴨居部には、E233系のような液晶画面が取り付けられていました。
右上に見えるケーブルが何だか生々しいですね(笑)
ただ、JR東日本の車両にあるようなものとは違い、乗り換えの案内やホーム上の階段の位置の案内などは表示されず、地元企業の(?)広告がずっと表示されていたと思います。 |
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座席のモケットの模様は、灰色と黒色のパターン模様。
普通の115系と比べてみて、ただ座席のモケットを張り替えただけかと思いましたが、よく見ると、肘かけが丸ごと新しいものに交換されていました。
もっとも、鴨居部の液晶画面・座席のモケット・肘かけ以外には、特に手を加えていないようでした。
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今度という今度こそ
しなの鉄道線770M (115系)

小諸(14:51)〜軽井沢(15:15)
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14時51分、定刻で770Mは小諸駅を発車。
本来なら、1時間ちょっと前の13時40分発の768Mで、小諸駅を発っていたはずなのですが・・・。
しかし、今思い返してみても、なぜ乗り間違いなどということをしてしまったのか、不思議でなりません。
今までの鉄道旅行でしてしまった失敗と言えば、夜行快速のムーンライトえちご号で、4時28分着の大宮駅で降りるはずが、寝過して降りることができなかったこと程度。
乗るべき列車を間違えてしまうということは、今回が初めてでした。
う〜ん、169系につられてしまったのか?(笑)
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30ページでも書きましたが、しなの鉄道線は小海線の乙女〜小諸間と並走する区間があります。
←は、乙女駅があるところを通過中に撮影したもの。
一応のところ、しなの鉄道線には乙女駅は存在しないので、「乙女駅を通過している」ではなく、「乙女駅があるところを通過している」という言い回しにしなければなりません。
しかし、車内から通過の光景を見ている限りでは、こちらが快速で駅を通過している、というようにしか思えません。
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途中、ほんの少しだけですが、北陸新幹線の高架橋を見ることができました。
しなの鉄道が誕生してしまった、(この言い方では語弊があるかもしれないが)そもそもの原因は、やはり紛れもなく北陸新幹線の開業です。
北陸新幹線が金沢まで伸びると、また信越本線の一部(長野〜直江津)が経営分離され、そこは第3セクターの会社が経営することになります。
東海道新幹線の開業で、東海道本線から一夜にして昼行特急が全廃されてしまったというのも寂しいものだったのでしょうが、徐々に徐々にJRから切り捨てられる路線を見るのも、また寂しいものですね。
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曇り空の中を走り、一路軽井沢へ。
←のような、小淵沢の大曲を思い出させるような区間もありました。
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中軽井沢駅の手前から、積もった雪が見られるようになってきました。
雪は御代田駅から既に降り始めていましたが、その時点ではまだ沿線の積もった雪は見られませんでした。積もった雪が見られるようになったのは、中軽井沢駅の手前から。
車窓を遮る雑木林は葉もつけず枯れた状態。
それに雪、曇り空が加わって、より一層「どことなく醸し出されている寂しさ」とか「信州の冬」などを感じます。
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15時11分、中軽井沢駅に到着。乗る人は数人いましたが、降りる人は見られず。
中軽井沢駅は、かつて夏季に運行されていた、臨時特急そよかぜ号の終着駅でした。
ところで、その「そよかぜ」という愛称。
風という、目に見えないものから取った愛称なので、非常に抽象的なのですが、高原の涼しい風を連想させる、優れた愛称だと思います。
寝台特急で使われた「あさかぜ」にしても、やはり目に見えるものではないのですが、朝に吹く爽やかな風を連想させ、いかにも夜行列車に合った愛称でした。
列車として営業運転をするそよかぜ号を見たことはないのですが、「そよかぜ」という愛称は本当に大好きなので、またいつか使われないかな、と期待しています。
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15時15分、列車は定刻で、雪の降りしきる軽井沢駅に到着。
元々乗っていた人が少ないので、「多い」と言っても大した数ではないのですが、さすがに降りた乗客の数は、これまでに停車した駅の中では1番多かったです。
その中には、私と同じように、これから新幹線に乗り換える人も結構いるはずです。
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新幹線に乗り換えるために階段を上がろうとしていたとき、EF63形2号機の姿を目にしました。
今更わざわざ言うことでもありませんが、「峠のシェルパ」として、碓氷峠で大活躍していた機関車です。
この2号機は、車籍上はもちろん廃車となっていますが、解体は免れ、こうして軽井沢駅という安住の地を得ました。
EF63形は、この2号機のような静態保存はもちろんですが、横川駅のすぐ近くにある「碓氷峠鉄道文化むら」では動態保存もされており、カットモデルも含めると、実にその半分が解体されずに残っています。
そこまで保存されている両数が多いと、ちょっと「保存」のありがたみも薄れるかも・・・。
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小諸駅と軽井沢駅は、直線距離では20キロも離れていませんが、全く雪がなく、晴れ間も見えていた小諸駅に対し、軽井沢駅は雪が積もり、なおも降っているという状況。
この後行く仙台は、東北地方とはいえ、ほとんど雪が降らないところですから、今回の旅でまともに雪が拝めるのも、ここ軽井沢駅が恐らく最後になりましょうか。
今回の旅では、何度も何度も雪を見て来たので、さすがにもう飽き飽きしてきています。
しかし、もう(恐らく)まともには見られなくなると思うと、一気に寂しくなりますね。。。
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さて、次の列車までの乗り換え時間が僅かです。
おかげで、保存されていたEF63形もまともに見ることができませんでしたよ(泣)
次に乗車する列車は、15時23分発の東京行きのあさま532号。
軽井沢駅を出ると、次は大宮駅という、あさま号においては速達列車として分類できる列車です。
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2番線に降り立つと、既に自由席の乗車口には長蛇の列が。
私は普段、指定席にばかり乗車していて、自由席の乗車口に並ぶ人たちを見ると、いつも「510円を払えば、並ばなくても確実に座れるのにどうして・・・」と思っていましたが、今回は私がそんな視線で見つめられる立場。
510円(まぁこのときは繁忙期だったので710円になるが)払うだけで指定席を利用できるなら、もちろんそうしますが、既に4回の指定券無料発券は行使済み。
指定席に乗ろうとすれば、特急料金まで支払わなければならないので、やむなく自由席です。
そして15時22分、東京行きのあさま532号がやってきました。
さてさて、無事に座ることができるかな・・・?
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さて、乗降扉が開くと、我先に我先にと、自由席車両には次々と乗客が流れ込んでいきます。
あさま号の自由席は常に混み合ってると聞いているので、その光景に驚きはしませんでしたが、「座ることができるか?」と心配にはなってきます。
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