絵笛からは下り列車に乗車しますが、様似までは行きません。2つ手前の鵜苫が目的地です。静内発様似行きの区間運転の列車ですが、キハ40形2両という”長め”の編成でした[①]。そのうちの後方の車両は、紫帯と黄緑帯を巻くJR北海道標準色の一般型車両で、日高本線専用車ではありませんでした。その車両が入るのは「稀に」ということなので、やはり珍しいようです。
せっかく2両編成で走っているというのに、車内は完全にガラガラでした[②]。いや、ガラガラどころではありません。前の車両も後ろの車両も、私以外の乗客は1人としていませんでした。誰も乗客がいない無人状態で絵笛にやってきて、そこで私が乗車して唯一の乗客に。こうして私は、図らずも2231Dをたった1人で貸し切ることに成功しました。車内で何をしても、それが他人の迷惑になることはありません。
15:53、鵜苫に到着しました[⑤]。絵笛〜鵜苫間の途中駅で人が乗ってくることはありませんでした。結局、絵笛〜鵜苫間の21分間、2両編成の列車を本当に1人で貸し切り続けてしまいました。ただ、絵笛に到着した時点で誰もいなかったということは、それよりも手前の駅から無人状態になっていたということになります。いったいどこの駅から始まっていたのでしょうか・・・。
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