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 美唄にやってきました。しかし、実は、美唄駅には、何の用事もありません。この後本当に行きたいところは岩見沢駅なんですが、スーパーカムイ1号を岩見沢で降りると、その到着があまりにも早くなりすぎてしまうので、時間調整のために、いったん美唄まで行き、普通列車で岩見沢へ折り返していくことにしました。7:35発のスーパーカムイ6号がありますが、これだと9分しかいられないので、却下しています[①]

 通路は3つしかありませんが、美唄駅には、自動改札機も設置されています[②]。美唄駅の駅舎は、東西を結ぶ自由通路を持つ橋上駅舎で、改札口のあるフロアから出ると、東西を結ぶ自由通路に出ます[③]。2002年に完成した新駅舎は、片側は丸みを持たせた仕上げとし、その反対側は90度の直角に仕上げた、左右で形状が異なるものとなっています[④]















 滝川以北を走る電車の普通列車といえば、以前は、711系の独壇場でした。721系や731系が登場しても、それらの車両は、滝川よりも北に入ることはありませんでした。しかし、8月30日のダイヤ改正で、721系が、ついに旭川まで進出しました。これから乗る手稲行きの普通列車は旭川始発なので、以前であれば、100%711系でした。さて何が来るか・・・と思っていたら・・・、残念、721系でした[①]

 721系は、8次車の車内の一部がロングシートとなっているのを除き、全て転換式クロスシートです[②]。この普通列車を始発から終点まで乗り通した場合−旭川〜手稲を乗り通した場合−は、2時間56分かかるので、転換式クロスシートの恩恵を強く受けられそうです。もっとも、私のように短時間しか乗らない場合は、ロングだろうがクロスだろうが、どちらでもいいんですけれどもね。

 デッキの壁に、花の絵が入れられていることに気がつきました[④]。何の花なのかは分かりませんが、ここは北海道ですから、道花のハマナス、または札幌市の市花のスズランあたりでしょうか。美唄から16分で岩見沢に到着します[⑤]。  



















 手稲行きの普通列車は、岩見沢で、13分の停車時間がとられています。ここまで3両編成で運転してきましたが、岩見沢で、後ろ側に3両編成を増結する作業が行われました。岩見沢から先は6両編成で運転するんですね。

 旭川から来た3両編成の最後尾の車両の貫通扉が開け放たれ、増結車両の到着を待ちます[①]。間もなく、増結編成が旭川方面からやってきて、待機している編成に近づいていきます[②]。そして両編成は連結器によって結ばれ[③]、連結作業が終わると、幌を繋げる作業に入ります。

 さて、次に乗るのは、鉄道ではありません。バスです。駅のすぐ近くにあるバスターミナルから出る北海道中央バスに乗車し、三笠市民会館を目指します[④]。普通のバス停とは違い、文字通り「ターミナル」であるため、鉄道の駅舎並みの建物があり、駅員(ターミナル員?)がおり、鉄道風の発車時刻表もあります[⑤]。7番乗り場から出る幾春別町行きの便・・・、8:20発の便に乗車します。

 運賃表もあるので、運賃も確認しておきましょう。三笠市民会館は黄色で強調されているようですが・・・、440円と表示されています[⑥]。路線バスに乗ることがあまりないので、路線バスの”運賃感覚”がないんですが、440円とはなかなかの値段だな、と思いましたね。もちろん、これは、それだけ長く乗車するということでもあります。手元の予定表では、三笠市民会館まで28分かかると記されています。

 440円という値段を確認したので、自動券売機で切符を購入します[⑦]。路線バスといえば、車内で運賃を支払うという印象ですが、岩見沢のバスターミナルには自動券売機が設置されており、予め切符を購入しておくことも可能となっています。各方面へ向かうバスは「乗り場」ごとに振り分けられており[⑧]、このあたりも含め、乗車に至るまでの流れは、鉄道に非常に近いものとなっています。


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