福塩線の列車から降りた後は、すぐに5番線に移動し、11:09発の岡山行きの普通列車に乗車します[①]。ここまでずっと西へ向かってきたのに、いきなり東へ向かうこととなってしまいますが、これは、このまま福山から山陽本線を西進した場合、福山〜新倉敷間が未乗車の区間となって「穴」が開いてしまうためです。そんなところだけが残っても、後々困ってしまうだけですからね。
山陽本線といえども、ずっと街の中を走るわけではありません[②]。田畑が広がるような区間ももちろんあります。しかし、複線電化の環境が用意され、妙な速度制限もなく、できる限り速い速度を出して突っ走る様は、まさに日本を代表する幹線にふさわしいものです。
11:23、笠岡に到着[③]。福山〜新倉敷間の途中駅としては最も利用客数が多い駅で、快速サンライナー号が停車します。サンライナー号といえば、どうせ福山から山陽本線を東に進むなら、各駅に停まる普通列車より、サンライナー号に乗りたかったものですが、同列車の運転は朝夕に限定されており、日中は走りません。2009年3月の改正までは日中にも走っていました。
「JRの人減らし合理化反対! 国労岡山」[④]。今でもなお活動を続けているようですが、国鉄の分割民営化から28年以上の歳月が経過した今、騒動の「終着点」は何になるのでしょうか。今更野党ということもないでしょうから、やっぱりお金か? まあ、私が生まれる以前の話に深く首を突っ込むつもりはありませんが、例えばJR北海道で相次いだ事故などを見ると、人手が足りていないのは本当なんだろうな・・・と。
さくら544号が追い抜いていきました[⑤]。山陽新幹線の開業により、山陽本線の昼行特急は、倉敷以西においてはほぼ全滅(幡生〜門司間を通ったいそかぜ号などの例外あり)しましたが、寝台特急はまだまだ健在でした。しかし、最後まで残った寝台特急の富士・はやぶさ号も、2009年3月のダイヤ改正で廃止。今思えば、
あれに乗っておけば、山陽本線(本線部分)なんて簡単に攻略できたんですよね・・・。
11:41、新倉敷に到着しました[⑥]。山陽本線の神戸〜新倉敷間は既に乗車しているので、そこに繋がりました。
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