20:18発の三次行きに乗車します。線路を照らす光が徐々に強くなってきて[①]、備後落合からやってきたキハ120形が現れます[②]。
この列車は、芸備線の備後落合〜三次間における、下り三次方面行きの最終列車ですが、乗客がゼロという状態で塩町にやってきました。備後落合〜備後庄原間が無人であるならばまだ分かりますが、比較的利用客の多い備後庄原を通ってきたのにゼロとは・・・[③]。そのようなとき、運転士は、いったい何を思いながら乗務しているのでしょうか? とはいえ、私が乗車したことで、運転士も気が抜けなくなったはず(笑)
神杉、八次と停車して、終点の三次に到着します[④]。当然、下車したのは私だけでした。
さて、ホテルに向かおうか・・・と思っていたとき、発車標に「19:33 府中」という表示が出ていることに気が付きました[⑥]。そういえば、塩町19:44発の府中行きという列車がある(これのこと)のに、塩町駅にいるときには、列車がやってくるような音は全く聞こえませんでした。理由は分かりませんが、とにかく、発車が大幅に遅れてしまっているようです。昼間の大雨の影響で未だにダイヤが乱れているのか?
三次市の玄関口となる三次駅ですが、みどりの窓口の営業は20:30までで、その営業終了に合わせて、駅の改札業務も終了し、事実上の無人駅となります[⑦]。そのため、切符は、365Dの運転士によって回収されました。それなりの駅であるはずなのに、もう改札業務すら終わり?と思いましたが、三次駅の1日平均の乗車人員は600人ちょっとで、利用客の多少だけで言えば、意外と小さな駅ということになります。
今日は三次グランドホテルに宿泊します[⑨]。「グランド」とつく通り、たしかに立派なホテルではありますが、眼前にパチンコ屋が鎮座し、更に駐車場をそのパチンコ屋と共用しているという、少々謎めいたホテルです。
部屋は白い壁を基調とした清潔な造り[⑩]。しかし、部屋に消臭スプレーの類がなかったのは残念なことでした。また、このホテルで、これまでに着てきた服などをいったん洗おうと思っていたら、コインランドリーの設備がありませんでした。まあ、それに関しては、事前に有無を調べなかった私が悪いんですが、どうも「かゆいところに手が届かない」ホテルという印象。
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