原田は、鹿児島本線と筑豊本線が接続する駅です。読みは「はらだ」ではなく、九州らしく「はるだ」となっています[①]。駅構内の配線は、両線の相互直通が可能なものとなっており、過去には様々な優等列車が原田線を介した相互直通を行っていましたが、後者専用とされている0番線は、車止めによって線路が断たれています[②]。
すっかりローカル線と化してしまった原田線ですが、鹿児島本線は、今も昔も大幹線です。PC枕木つきの複線電化の線路が用意された鹿児島本線ホームは、有効長も長めにとられています[④]。毎時6本程度の列車が設定されており、利便性は十分水準に達しています。
鹿児島本線の電車列車への乗降に配慮して、ホームは嵩上げがなされましたが、原田線の気動車列車のみが発着する0番線は、嵩上げを行っていないようです[⑤]。この写真を見てみると、嵩上げ施工と未施工の違いがよく分かることかと思います。0番線のホームの高さは、ステップが付いている気動車に最もよく合うものになっており、キハ31形のステップと原田駅0番線のホームの高さは、まさに一致していました[⑥]。
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