![]() ◆2月12日◆ Page:27 ※各画像はクリックすると拡大します。 |
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翌朝。うわ、なんですかこれは・・・[①]。雪は夜中じゅうずっと降り続けていたようで、辺り一面に雪が積もっているという状況になっていました。幸い、私は、この先必ず北国へ行くのだからということで、最初からスノーシューズを履いてきていますが、この車は大丈夫でしょうか[②]。また、歩道の轍を見ると、自転車がこの雪に四苦八苦しながら走ったことが分かります。 路面に雪が積もり、また視界に支障が出るくらいの雪の降り方なので、これは「ちょっと」降っているなどというものではありません(あくまでも山口基準では)[③]。頼りない折り畳み傘を差し、雪を巻き込んで碌に進まないスーツケースを転がしながら駅へ向かうのは、決して楽ではありません。心配なのは、山陽本線がきちんと動いているかどうかですが・・・。 昨晩は気が付きませんでしたが、新山口駅の南北自由通路は、全体が完全に屋根の下に入っているというわけではないようで、端の方では雪が吹き込んでいました[④]。屋根のないところにだけ、綺麗に雪が積もっています。そして自由通路から外を見てみれば、目の前に広がる光景は、とても”新山口駅”とは思えないようなもので、「ここは越後湯沢とか一ノ関か?」と錯覚しそうになります[⑤]。 7:54発の岩国行きに乗車しますが、とりあえず、これはほぼ正常に運転されているようです[⑥]。しかし、発車標の下段には、6:36に通過する列車(たぶん貨物でしょうけれども)が未だに表示されているので、やはり降雪によるダイヤの乱れが起こっているようです。 |
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岩国行きの普通列車がやってきました[①]。少々遅れているようですが、新山口では8分の停車時間が設けられているので、そこで十分に立て直しができます。巻き上げた雪によって、貫通扉や連結器には、雪がこびりついています。 列車は7:54に定刻で新山口を発車しました[②]。いくら115系といっても、雪国に配置されている車両ではなく、そこまで特別な耐寒・耐雪構造はとっていないはずなので、それを踏まえると、この雪の中でよくほぼ定刻の運転ができているものだなと思います。 最初の停車駅は四辻[③]。雪かきをしても良いのでは、と思うくらいには雪が積もっています。防府〜富海間で海岸線を走りますが、厚い雲の向こう側に、眩しく光る太陽がその姿をのぞかせています[④]。しかし、雪がやむほどには天気は回復してきておらず、まだまだ雪との戦いは続きます(「雪が降りしきる海」って、本来なら、昨日に日本海で見られるべきものでしたよね?)。 徳山のひとつ手前の新南陽は、貨物駅を併設しています[⑤]。雪が積もった空コキの向こうに、入れ換え専用機のHD300形の姿が見えます。私はこれをよく八王子駅で目撃していますが、それと同型の車両が、ここ周南でも見られています。国鉄時代は、ひとつの形式が全国の至る所で見られたようですが、JR化後の車両でそのような特性を持つ車両は、よく考えると珍しいですよね。 新幹線の高架橋が迫ってくると[⑥]、列車は下車駅の徳山に到着します[⑦]。新幹線も通る駅で、山陽本線においても、当然主要な駅として数えられますが、意外にも、徳山を始終着とする列車の設定は非常に少なく、たいていが徳山を跨いで走ります(この列車も、徳山止まりではなく、岩国まで行きますね)。 |
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徳山駅にやってきました[①]。岩国と徳山の名を取った「岩徳線」という路線がありますが、厳密には、岩国〜徳山ではなく、岩国〜櫛ヶ浜間を結ぶ路線です。山陽本線との実際の分岐駅は、ひとつ隣の櫛ヶ浜ということになります。 トワイライトエクスプレス瑞風号を歓迎する横断幕がホームの柵に掲げられていました[②]。瑞風号に使われる車両は、「87系”気動車”」であり、架線下の山陽本線であっても、ディーゼル気動車として走ります。逆に言えば、理論上は、電化の有無に関係なくどこでも走れるということですから、何だったら、先ほど言及した岩徳線を走らせてみるというのも・・・。 ただいまの時刻は8:40。まもなく8:39発の岩国行き(先ほど乗った列車)が発車します[④]。岩徳線用の発車標には、11:13発の岩国行きが表示されていますが、これは決して雪でダイヤが乱れているというわけではなく、本当にそういうもの。7:55発の列車が出ると、その次は11:13発となり、3時間20分弱に渡って列車の設定がありません。 朝から降り続いていた雪もようやく落ち着いてきて、青空が見えるようになってきました[⑤]。しかし、これまでに降った雪の量は決して少なくはなく、また気温もだいぶ低いですから、降り積もった雪がなくなるまでには、しばらく時間がかかることでしょう[⑥]。 地理や歴史にあまり詳しくない人でも、徳山といえば重化学工業・・・というイメージがあるかと思います。「あれ、さっきの駅前の写真はただのオフィス街で、至って普通の街じゃないか」と思われた方。誰もが思い描く”徳山”は、裏手(南口)に展開しています[⑧]。林立するクレーンにプラント群は、重化学工業特有の圧倒的な存在感を放ちます。 さて、ここからは新幹線に乗りますが、なんと山陽新幹線は降雪のために遅延が発生しているとのこと[⑨]。一般的に、在来線と新幹線を比較すると、新幹線の方が悪天候に強く、前者がダメでも後者は動いている・・・ということは珍しくありません。しかし、今日は、在来線(山陽本線)はほぼ定刻で動いているのに、新幹線には雪で遅延が発生しているという”逆転”が起きました。 乗車するのはのぞみ12号ですが、約15分遅れになっているとのこと[⑩]。この列車で広島を目指しますが、ホワイトボードに書いてあることによれば、「広島〜博多間で速度規制を行っている」とのことなので、仮に徳山に15分遅れで辿り着いたとしても、その先も徐行運転を行えば、広島到着時には、遅延が15分よりも拡大している可能性が大きいわけです。 この写真では分かりにくいですが、山陽新幹線の徳山駅は、R=1600の(新幹線としては)非常にきついカーブの上にあるため、線路には大きなカントがつけられています[⑪]。通過列車の速度は185km/hにまで制限され、かなりゆっくりとした通過となります。しかし、仮にN700系が山陽新幹線でも車体傾斜装置を使えるのなら、200km/hくらいでの通過も実現するのでしょうか? 下りの500系こだま号が徳山を出発します[⑫]。編成全体ではなく、ここだけを切り取れば、500系のぞみ号として走っているように見えなくもない・・・と言いたいところですが、普通のシングルアーム型に換装された集電装置が、これが8両のV編成であることを物語ります。 |
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