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北口に出てきました[①] [②]。こちらの方が市街地側です。県庁も近く、駅から750mほどで静岡県庁まで行くことができます。異様な市町村合併を繰り返したせいで、市域はとても広くなってしまっていますが、”静岡市街地”そのものは、安倍川に街の広がりを遮断されるという地理的な補助も手伝って、比較的コンパクトにまとまっています。 静岡空港を拠点とする地域航空会社、フジドリームエアラインズ[③]。文字通り、静岡空港を発着する便を主に手掛けていますが、山形〜新千歳、出雲〜仙台、福岡〜新潟など、”静岡”や”富士”が全く関係しないような路線にも就航させています。その一方で、静岡〜小松、静岡〜松本、静岡〜熊本といった静岡空港発着路線に休止中のものがあります。 静岡駅ビル[⑤] [⑥]。1981年10月に開業したもので、かなりシンプルな造形といいますか、あまりお洒落な雰囲気ではありません(古びてはいないが、しかし小奇麗でもない。とても”1980年代感”があるかなと)。静岡県には、地方私鉄として静岡鉄道がありますが、これは静岡駅には乗り入れず、新静岡駅という別の拠点を持っているため、静岡駅舎には、JR東海のロゴのみが表示されています。 ここで手元にある現金の残量が心許なくなってきたため、郵便局で現金の補給を行いました[⑦]。以前は、クレジットカードなど持っておらず、また郵便局のキャッシュカードも持ち歩かなかったので、予め大量の現金を持ち出していましたが、現在は、「もし足りなくなったならば、郵便局に行けば良い」という構えにしているので、現金はそれほど多くは持ち歩きません。 静岡市を本拠地とするサッカーチームとして、「清水エスパルス」があります[⑧]。しかし、その名前の通り、このチームは、合併以前の清水市が本拠地でした。このほか、静岡県には、ジュビロ磐田・藤枝MYFC・アスルクラロ沼津といったチームがありますが、その本拠地は”名前の通り”であり、静岡市を生来の本拠地とするチームは、実は存在しないのです。 駅前で群がる鳩たち[⑩] [⑪]。食べ物になりそうなものは何も落ちていませんが、いったい何を食いつまんでいるのでしょうか。今日やってきていた鳩たちは、普通のカワラバトばかりで、変わり種のものはいませんでした。 東京都市大学の広告が掲出されていました[⑫]。静岡県内にキャンパスを置いているわけでもないのに、なぜここに広告を・・・と思ったら、「新幹線利用で通学可能!」、「静岡県出身の本学卒業生は2,400名以上!」といった文言がありました。最近は、静岡から都心まで、新幹線で通勤・通学する人も少なくないそうですね。実際、静岡市では、新幹線通学への助成金制度があります。 JR東海の東海道本線では、全線に渡ってTOICAを利用することが可能ですが、別のICカードエリアに跨った利用はできません[⑬]。まあ、静岡〜熱海等で利用できないのは、まだ合点がいかないこともありませんが、函南〜熱海でもダメだというのは、ちょっと不便ですね(隣の駅同士なのに・・・)。同様に、醒ヶ井〜米原もダメです。 これから特急ふじかわ3号に乗車します[⑭]。静岡〜甲府と聞くと、正直、いったいどれほどの移動需要があるのだろうかという”微妙な区間”に感じられるのですが、1日に7往復が走っているくらいですから、それなりの需要はあるのでしょうね。 |
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373系によるふじかわ3号に乗車します[①]。静岡で新幹線から乗り継ぐため、乗継割引によって、その特急料金は半額となります。JR東海では、修善寺行きの踊り子号が乗り入れてくる熱海〜三島間以外は、全域でA特急料金が適用されるため、特急の”割高感”が否めません(特に、373系が使われる伊那路号とふじかわ号は・・・)。乗継割引による半額化はデカいです。 静岡駅の東海道本線ホームは、1979年に高架化されました。当然、そのころには、蒸気機関車は既に全廃されていたわけですが、ホームには水道があります[③]。掃除用・・・とかでしょうか? 蒸気機関車が走っていた時代には、顔についてしまった煤を洗い落とすために、ホームにある洗面台が大いに役立ったそうですが・・・。 373系は全車両が普通車で、グリーン車の設定はありません[④]。よく見てみると、座席カバーの下に、革が張られた部分があることが分かります。373系は、普通列車から特急列車に至るまで、汎用的に運用することを目的とした車両(1,300mm幅の両開き扉や、仕切り扉がないデッキが特徴)で、座席カバーをつけない場合(普通列車運用)を想定していることが読み取れます。 特急ふじかわ号は、富士まで東海道本線を走り、富士から身延線に入ります。富士で進行方向が変わりますが、静岡〜富士間の所要時間はそれほど長くないため、甲府行きの列車は、座席が最初から逆向きにセットされています[⑤]。車内を見渡す限り、「いや、それでも、進行方向向きに座りたい」と思っている人はおらず、座席は全て逆向きとなっていました。 清水〜新蒲原間では、線路は海沿いを通っています[⑥]。しかし、間に国道や高速道路が挟まるせいで、案外海には近づけません。よって、東海道本線内での海景色を期待してA席を選ぶ理由は、ほぼありません。ただ、A席は、身延線内で富士川側にもなるため、そこも踏まえれば、総合的には、A席を選ぶ方が良いといえるでしょう。 静岡〜富士間の途中停車駅は、清水のみです[⑦]。3両編成なうえに”汎用型”車両を使用した、特急としての威厳に欠ける列車ではありますが、日中に静岡駅を発着する貴重な優等列車として、一定の存在感を得ています。もし、ふじかわ号がなければ、静岡を発着する優等列車は、サンライズ瀬戸・出雲号しかないということになります。 富士駅の手前で、富士川を渡ります[⑧]。東海道本線では、富士川を横断しますが、身延線では、これを橋梁をもって渡ることは1度もなく、ずっと進行方向左側に付き従えながら甲府へ進んでいきます。 富士に到着しました[⑨]。4分間停車し、ここで進行方向が変わります。特急列車で3両、普通列車は2両というところに、身延線のローカル線度合いが現れていますが、それにも関わらず、富士駅の身延線用ホームは、やたらと幅が広いです[⑩]。 |
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進行方向を逆転させた列車は、左手に東海道本線の線路を見ながら富士を発ち、やがて分かれます[①]。身延線内では、最高速度は85km/hというかなり低い数値になりますが、富士宮までは複線化されていて、列車の運転頻度も高くなっています。 入山瀬を通過する直後に、進行方向左手に2両の保存車が見られます[②]。ここで保存されているのは、D51とオハ35で、そのうち後者については、興味深いことに、現在は図書館として利用されているとのこと。その名は「でごいち文庫」で、客車の名称であるオハ35がどこかに行ってしまっているのはご愛敬(ま、知名度がダンチですから・・・)。 西富士宮を通過すると、列車は大きなカーブに入り、進路を180度変えてしまいます。そのときに見える富士市街地と富士山(今日は雲に隠れていますが・・・)は、身延線における名車窓のひとつであると言うことができます[③]。そういえば、これもA席側の眺めなんですよね。 富士川が現れました[④] [⑤]。もっと潤った眺めを想像していたのですが、思っていたよりも水量が少ないです。特にここ数日雨が少ないとか、渇水であるとか、そういったことを耳にした覚えはないので、富士川というのは、平時よりこのような具合なのでしょうか。なんか、河原の面積がかなり広いので、”川”というよりも”砂利”という感じがしてなりません(笑) 静岡行きの特急ふじかわ号と列車交換[⑥]。富士宮から先は、全線が単線区間となるため、列車交換が都度発生します。単線、線形の悪さ、遅さ(85km/h)といった要素が複合してしまう結果、ふじかわ号は、お世辞にも快足とは言えません(東海道本線内は、そこそこ速いですが・・・)。110km/hくらいへの速度向上と車体傾斜つき車両の導入は・・・、まあ、ないですね。 「かじかざわぐち」という駅[⑦]。耳で駅名を聞くと、「”かじかざわ”の”ぐち”」なのか、「”かじか”の”ざわぐち”」、それとも「”かじ”の”かざわぐち”」なのか、その区切りが分かりません。「鰍」で「かじか」と読むこと、そして昔は「鰍沢黒沢」という駅名だったことを考えると、きっと「鰍沢の(入)口」が正解なのでしょう。たぶん。 富士川の流域を離れて甲府盆地へやってくると、南アルプスの山々が車窓を彩ります[⑧] [⑨]。列車は間もなく甲府に着きますが、これから先、長野方面へ向かっていく際に、これらの山脈は、その車窓に随時現れることでしょう。 静岡から2時間24分で終点の甲府に到着しました[⑩]。特急ふじかわ号で通しても、決して楽とは言えない道のりになるのですから、普通列車で身延線を走破しようとすると、それは結構面倒なものになるのではないかと思います。 |
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