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今回宿泊するのは、駅から歩いて3分とかからないようなところにある、高松ターミナルホテルです[①]。このあと7月に運営会社が変わり、現在はハイパーイン高松駅前と名を変えて運営されています(耐震性や老朽化、経営不振で閉業したわけではなく、オーナーが高齢化する中で「後継者」を探していたところ、そこに名乗りを上げた人がいた、ということのようです)。 分かる人は分かると思いますが、高松駅は、宇高連絡船との接続を意識した立地であり、港に近すぎるがゆえに、高松市の本来の繁華街からは離れたところにあります。そのため、高松駅のほど近くでホテルを探すと、意外なほどに選択肢が少ないです。ビジネスや観光での利用ならともかく、あくまでも「夜が来たから夜を明かしたい」という私にとっては、駅チカでなければ困ります。 外観はだいぶ古びているこのホテルですが、客室内はそこそこ綺麗です[②] [③]。枠が太く、筐体の厚みもある旧世代の液晶テレビが、若干”時代”を感じさせますが。浴室は・・・、ちょっと古いかも[④]。 |
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特にやることがなく、また今日はあまり疲れていなかった(サイクリングはしたのですがね?)ので、再度高松駅までやってきました。そのお目当ては、21:26発のサンライズ瀬戸号の見学です[①]。四国グリーン紀行はフリーパスということで、当然のことながら、入場券としても機能します。JR四国の入場券は160円なので、またひとつ元を取りました(ケチい考え・・・)。 早速サンライズ瀬戸号が待っている9番線へ・・・と行きたかったのですが、わたくし、それよりも気になる存在を見つけてしまいました。緑色の「うずしお」ヘッドマークを掲げ[②]、方向幕による「徳島行き」を主張するこの車両こそは・・・[③]、ご存じキハ185系です[④]。高松を21:20に発車するうずしお29号(当時)には、N2000系でも2600系でもなく、キハ185系が充当されているのです。 高徳線の特急うずしお号では、振り子式車両のN2000系・2000系と車体傾斜式車両の2600系が行き交う中でも、キハ185系が充当される便がしぶとく残存しています。2018年2月当時では、1日に2往復のキハ185系によるうずしお号があり、その後の18年3月ダイヤ改正以降も、なおも1往復(9号・32号)がキハ185系で運転されています。 キハ185系のうずしお号を見た後は、満を持して9番線へ[⑤]。9番線には、21:10頃に向かいましたが、列車は20:55頃には入線します。発車の30分以上も前という”余裕を持った”入線時刻は、長距離列車ならではの風格を感じさせるとともに、これからこの夜行列車を舞台として起こる物語への期待を高める「ウォーミングアップ」をする時間を与えてくれます。 サンライズ瀬戸号は7両編成です[⑥]。この7両という長さは、朝の快速マリンライナー8号・10号と共に、高松駅にやってくる定期列車としては、最も長いものとなっています。8000系のしおかぜ号(5両)・いしづち号(3両)は、たしかに8両編成で運転されますが、両列車は宇多津・多度津で分割・併合するため、8両編成のまま高松に来ることはありません。 「東京」の行き先表示[⑦]。高松から乗り換えなしで東京まで行けるという便利さは、瀬戸大橋の開通によってもたらされました。当初は、24系客車の瀬戸号でしたが、1998年に現在の285系サンライズ瀬戸号になりました。本州との間に橋/隧道が開通することで、乗り換えなしの直通列車が誕生した・・・という感動は、北海道も味わっていたはずですが、あちらは、今となっては・・・。 先ほど見たうずしお29号もそうですが、JR四国では、発車の直前まで前照灯を点灯させないという内部規則でもあるのか、このサンライズ瀬戸号も、前照灯が消えています[⑨]。まあ、たしかに、そんな発車の何分も前から点ける意味は、あまりありませんが・・・。ただ、写真を撮る側としては、消灯状態では何かが物足りないというか、ちょっと「締まり」がないですね。 高松を発車していったサンライズ瀬戸号[⑩]。四国グリーン紀行をはじめとするJR四国のフリーきっぷにおいては、サンライズ瀬戸号は、ノビノビ座席のノミ券を発券することができないばかりか、乗車券としてすらも使えません。特に、前者が可能であったなら、是非坂出や児島まで乗ってきたかったものですが。 |
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高松駅には4島のホームがあり、それぞれで有効長が異なっています[①]。最も長いのは、いま私がいる8・9番線ホームで、8番線は200m強(約10両分)、9番線は240m強(約12両分)の有効長をそれぞれ有しています。 隣の6・7番線ホームは、共に約195m(ギリギリ10両が入らないくらい。中途半端ですね)となっていますが、そこに停車しているのは、2両編成の特急いしづち29号です[②]。頭端式の構造を取る都合上、編成は徹底的に改札口側に寄せられている(普通の駅なら、ホームの中央ぐらいに停まりますよね)ので、より一層、ホームの”余り”が目立ちます。 8600系のロゴは、SETOUCHI STREAM EXPRESSに由来する「SS」です[③]。8000系が「瀬戸内海の疾風」、「瀬戸の疾風」とあだ名されていたことを踏まえたものですが、なぜ「SS8000」なのでしょうかね。修正される気配がないということは、誤植ではなく、意図的に”8000”にしているということになりますが・・・(JR四国の特急型電車が授かる形式、8000番台の一族という意味合いなのでしょうか)。 ところで、この8600系は、発車標によると、22:20発の特急いしづち29号とのこと[④]。一方、画像に記録された撮影時刻によると、①番の写真には、既に8600系が写っていますが、これは21:26撮影でした。つまり、少なくとも55分前には入線していますが、なぜそんなに早いのでしょうか? 高松21:10着のいしづち30号の折り返しと思われますが、そうすると、1時間10分も前に入線しているということに・・・。 いしづち29号は、高松22:20発と、だいぶ遅い時間帯に高松を発ちますが、それでも、行き先は松山です(途中駅止まりではない)[⑥]。その結果、終点の松山到着は0:56(2019年3月改正時点)と、1時に迫る時刻になっています。しかし、それよりも強烈なのが、高松23:46発のミッドナイトEXP高松で、終点の新居浜は1:15着と、特急としては異例なまでに遅い時間帯まで走っています。 せっかくなので、ちょっと車内に入ってみましたが(8600系は未だに乗ったことがないので)、見事なまでに誰もいません[⑦]。そりゃ、いったい誰が発車の50分や40分も前から乗り込むのか、という話ですね。それにも関わらず、私がこうして車内に来ているということは、乗降扉は開けっ放しだということです。発車の10分前くらいまで閉じていてもいいのではないでしょうか。 N2000系と7200系の並び[⑨]。まるで平屋建ての車両と2階建ての車両が横並びになっているのかと思ってしまうくらいに、その車高に差があります。振り子式車両として低重心を追求したN2000系では、やはり車体の高さも抑えられているというわけですね。一方、7200系は、車体そのものも高いですが、合わせて床も高いです(乗降扉付近に注目)。乗り降りではちょっと苦労しそうです。 2両編成の7200系の向こう側には、単行の7000系が連結されていました[⑩]。この列車は、高松21:48発の快速サンポート南風リレー号で、宇多津・丸亀・多度津の各駅で、高知行きの最終の特急南風27号に乗り換えることができます。ただの快速列車ではありますが、写真の通り、7200系には、専用のヘッドマークが掲げられていました。 |
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