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 681系によるしらさぎ12号がやってきました[①]。しらさぎ号といえば、485系によるしらさぎ号・加越号を683系で置き換えて以来、基本的にずっと683系だけが充てられてきていたので、私も未だにそういう印象を抱いています。北陸新幹線の開業後、681系もしらさぎ号に使われるようになったことに対して、まだ慣れていません・・・。

 今日もまもなく1日が終わろうとしています[②]。この旅に出る直前は、「これほどの長丁場、いかに”集大成”と銘打って気合を入れて出陣するものだとしても、本当に身体が持つのだろうか?」、「第一、本当にこの旅程通りに行くだろうか?」などと思っていましたが、いざ実際に旅に出てみると、「明日はあそこか・・・」、「次はどんなものに巡り合えるのだろう?」と、毎日が楽しみに感じられています。

 尾張一宮に到着しました[③]。特急しらさぎ号は、全便が尾張一宮に停まります(ひだ号は、停まったり停まらなかったり)。北陸本線内においても、サンダーバード号には、速達性を意識した停車駅設定の便(今日乗った9号は最たるもの)もありますが、しらさぎ号は、必ず敦賀・武生・鯖江・芦原温泉・加賀温泉・小松に停まっていて、速さよりも”小回り”に重点を置いていることが分かります。

 稲沢駅を通過すると、右手にやたらと背の高い建物が見えてきます[④]。これは、三菱電機稲沢製作所構内にある、高さ173mのエレベーター試験塔です。40階建ての高層ビルに相当する高さを持つこの塔を用いて、未来のエレベーターを生み出すための実験が行われています。就職活動のときは、エレベーターの会社もよく見ていたので、この手のものには、ちょっと馴染みも・・・。

 まもなく終点の名古屋です[⑤]。貨物列車とN700系に遭遇しました。そして、駅のホームに滑り込む直前には、回送列車となったキハ85系(ひだ号)ともすれ違いました[⑥]。名古屋発の下りひだ号は、名古屋19:43発の特急ひだ19号が最終列車なので、一度引き上げ線に入った後、車内整備のうえ、同列車に充当されるのかもしれません。

 17:49、終点の名古屋に到着しました[⑦]。しらさぎ号の岐阜〜名古屋間の所要時間は、便によってばらつきがありますが、この12号は23分かかっていて、若干遅めです。しらさぎ12号に先駆けて、岐阜17:23発の新快速がありますが、これは同区間を19分で駆け抜けていて、「なぜこちらは23分もかかるのだろうか?」と思わずにはいられません。



















 名古屋にやってきました[①]。今日の移動はここで終了となります。今日は、滋賀・福井・石川・富山・岐阜・愛知の各県庁所在地を一気に駆け巡り、1日で6個の県を制覇することができたので、効率の良い日でした。

 中部国際空港へ行くためには、名鉄を使います。そして、リニア・鉄道館に行くためには、あおなみ線を使います[②]。そして最近、ここに新たな仲間が加わったようです。それは「レゴランド・ジャパン」。リニア・鉄道館の最寄り駅は、あおなみ線の終点の金城ふ頭駅ですが、レゴランドの最寄り駅もまた、そこに同じです。やりたい人は・・・、ハシゴをするのもいいかも。

 ”東名阪”とよく言われるように、名古屋(愛知)は、日本の三大都市圏の一角を占める巨大都市です。名古屋駅構内も、さすがによく賑わっています[③]。東口と西口があって、西口は裏手側にあたるところなのですが、それでもこれほどの台数のタクシーが待機しているというところに、大都市らしい活気を感じずにはいられません[④]

 西口駅前の様子[⑤] [⑥]。東口側の賑わいと発展度合いに比べれば、それはもう一段も二段も劣るというのが本音ですが、とはいえ歩く人も、車も、非常に多いものです。居並ぶ商業施設の煌びやかな光は、日没後の暗闇でこそ映えるというもので、それが”都市”にある活力を、より視覚的に示してくれます。

 今日のお宿は、西口駅前にある、「三交イン名古屋新幹線口」です[⑧]。見ての通り、非常に細長い建物となっていて、狭隘な土地に建てられたホテルであることが分かります。西口のホテルには、以前にも泊まったことがあるので、「より名古屋市の賑わいを見たい」と思い、東口のホテルに泊まりたかったのですが、手ごろなものがありませんでした・・・。

 ホテルの外観が外観だったので、とてつもなく狭い部屋を想像していたのですが、実際にはさほどでもなく、ちょっと安心しましたね[⑨] [⑩]。ここ最近は、名古屋市のホテル争奪戦も苛烈を極めていて、特に週末は厳しいものがあるのですが、今日は日曜日です。「それなのに、なぜ混み合っている?」と思ったら、2月17日〜18日で、安室奈美恵がナゴヤドームでライブを行っているようでした。

 部屋の窓から見える景色[⑫]。残念ながら、この眺めでは、とてもではありませんが、「名古屋市の営みを観察している」という気分にはなれません。まあ、駅の裏手側にあるホテルなので、仕方はないのですが・・・。いくら「もっと人や車の往来がある景色を見たい」と思っても、そのためだけに、高い宿泊料を支払うことはできませんからね。

 さて、今日の三交イン名古屋新幹線口のすぐ近くには、東横インがあります[⑬]。例の看板が、私の部屋から、手の届きそうなところに見えています。そしてこのとき、スマートフォンのWi-Fiをオンにしていると、最低レベルの電波強度でありながら、東横インの中で飛んでいる無線電波を捕捉していました[⑭]。・・・それだけ(笑)

















 あるふたつの事情から、今日は再度名古屋駅に繰り出します。そのまま真っ直ぐ駅に向かってもつまらないので、身軽な格好を活かして、ちょっと駅周辺をぶらぶらしながら駅構内に入ることにしました[①] [②] [③]。名古屋駅周辺の様子をわざわざ写真に撮る人は、私以外にはいないのですが、「目の前に見るもの全てを記録したい」という意欲を、私は大切にしています。

 名古屋駅構内に入り、私が向かう先は、近鉄線の乗り場です[④]。もっと早い時間帯なら、あおなみ線でリニア・鉄道館に行ってみるという可能性もあったかもしれませんが、さすがにこの時間帯からは・・・。そうして近鉄線の改札口付近にまでやってきましたが、皆さんは、ここで私が本当に近鉄線に乗車するのだとお思いでしょうか?[⑤]

 もちろん、そのようなわけはありませんね。私が本当に用事があったのは、近鉄名古屋駅の駅長室です[⑥]。昨日、津駅で、JR東海に駅スタンプがないので、近鉄津駅でそれを拝借するということをしていましたが、実は名古屋駅も同じ状況になっていて、JR東海の名古屋駅は、スタンプを保有していません(駅員曰く、「印影が悪いとの苦情が来ていたため、廃棄した」)。

 しかし、今回の旅においては、駅スタンプの押しもらしは許されないので、今日も近鉄に助けを求めるべく、ここにやってきたというわけです。津くらいならともかく、まさか名古屋でJRの駅スタンプがないというのは、さすがに想定外でしたが、近鉄のおかげで助かりました。なお、絵柄は、特急しまかぜ号です(=まだ新しいので、印影が綺麗)。

 名古屋駅の駅ビル、JRセントラルタワーズは、高さ200mを超えるツインタワーがひときわ目を惹く、超高層ビルです[⑦]。あらゆる施設が入った複合ビルであり、この駅ビルの竣工によって、従来は栄地区に圧倒的な偏位があった”商業の中心地”が、名駅周辺に寄りつつあるとも言われています。もっとも、栄地区が廃れたということはなく、現在は「ツインエンジン」の如く、両者がそれぞれに賑わいを見せています。

 「例え旅先であろうとも、ビニコン飯で上等!」というのが私の信念(?)ですが、今日はちょっと定食屋に足を運んでみました。そのお目当ては、名古屋名物の味噌カツです[⑪]。「とはいえ味噌カツだけでは」と思ったので、味噌どて煮と名古屋コーチン手羽先から揚げもセットになった、「名古屋ぜいたく定食」なるものを選びました。1700円は、私の1食の値段としては高めですが、まあいいでしょう[⑫]






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